おんJシャドバ部

　EOP環境からアンリミではハンドレスが主流になってしまったけど、シャドバ6年の歴史で唯一狂乱はもちろん自傷系のカードすら実装されなかったからしょうがないね。
愛絶シリーズの追加からおよそ5ヶ月後、RGWには久々に狂乱系や自傷系のカードが追加されたぜ！ってことでアンリミ狂乱組みました。

　狂乱デッキです。今回はテンプレートなミッドレンジなアンリミ狂乱Vです。
　採用検討枠でもなるべくミッドレンジの枠組を崩さない範囲で頭に浮かんだの突っ込んでます。
　今回プレイ中はルージュヴァンパイアの枠を貴き血牙にして回してた時もあります。

紅き血の女王・ヴァンピィ	新カード、今までのアンリミ狂乱になかったインチキ火力枠
愛絶の姦淫・ヴァーナレク	3/3/5疾走ってだけで強すぎるのに盤面を空ける0コススペルをくれる。基本的に大量ドローする全体のデッキのため、1回ラスワ発動するだけでデッキの3割くらいヴァーナレクになる。めっちゃ好き
フラウロス	直接召喚A。抜く理由がありません。ホモは嘘つき
煉獄のダークナイト	直接召喚B。ファンファーレが強いのでフラウロスよりは手札にきても嬉しい。ハンドレス対面とか

眷属への贈り物	0コス2点バーン1疾走。0コスのバーンカードで自分と相手の場にフォロワー召喚するって悪いことしか書いてない
不穏なる闇の街	0コスの置きドロー。コストを支払わない自傷カードは煉フラに大きく貢献する。トークンカードのうち夜の襲来は相手ターンに出るので召喚酔いが実質ないためアグロ目的で使える。現れる狂気は微妙ではあるものの、PP2以上でプレイする際の唯一の自傷択であることからそれなりに使わされる。でもあまり使わないかな
ルージュヴァンパイア	狂乱状態だと1/3/3ドレイン突進のイキスギィ！なカード。上振れて煉フラに添えることができると強い。3/3突進というだけでこのデッキで辛い永久の盾・シオンの破壊に貢献しやすいのでありがたい。ドレインのおかげで持久戦も強いので共鳴ネメシスのおかげでより地位の上がったカード
禍々しき侵食	好き好き。1コス自傷枠。自傷しながら1ドローできるので、手札を減らさずに自傷できるカードなので煉フラとの相性がすごくいいです。ミッドレンジ型狂乱といえばこれってカードですね。今後も何かと比較用に出てくる
バットノイズ	1コス1点バーン3疾走。狂乱状態前提で書いちゃってるけど、狂乱だとドロー効果もあるから、それで追加の打点を用意できることも
鮮血の花園	1コス自傷枠。4ターンかけてお互いのリーダーに1点ずつ飛ばすえらいカード。コスト1で4点与えてるのも強いし、1回設置すれば継続的に自傷できるのも強い。特に煉フラの場合は累計7回自傷の狂乱状態と1ターンに4回自傷する2つの条件どちらにも関与でき、1ターン目に置くと1枚で累計2回自傷、このターンに1回自傷で3ターン目を迎えられる。目指せ上振れ。あとイラストが一番好きだった、特に前髪
鮮血の首飾り	1コス自傷枠、置きドロソ。アミュレットであり次のターンにドローするという点では禍々しき侵食よりも不穏なる闇の街の方が感覚が近いか。個人的にこのカードの使い方が上手い人がこのデッキ使いこなしてるなあと思っていて、置きドロー族なので1、2ターン目に使うのか、狂乱or復讐時の3点回復を狙って3ターン目に切るかですごく悩ましい1枚
ダークオーダー	2コス2回自傷のクソデカ禍々しき侵食。2コスで2回自傷するということは2PP使って2回自傷するということです。1枚で2ターン目の動きが完結するのはアンテロープウォリアー?やサードニックデーモン、デコレーションデビルといった1枚で2回自傷できるフォロワーが既にあったものの、スペルであるが故に除去による妨害を受けずに仕事を完遂できるというのは狂乱デッキにとって非常に革新的なものだった
眷属の召喚	トークン。2コス2点バーン2疾走。愛絶の飛翔のエンハンスの外し忘れに気をつけよう！(2敗、ローテ含め5敗)
蹂躙のデーモン	1コス自傷枠。アクセラレートでナテラ関連の効果のない禍々しき侵食になる、ナテラないから同じだね。本体コスト6と互換系アクセラレート族の中では比較的低めなのでドローしたい場面でアクセラレートを使えない場面が出ちゃうのは注意したい。序盤に禍々しき侵食とどっちを使うかよーく考えて使おう。本体効果は1体破壊+狂乱で相手リーダーに4点なので、ダメ押しに使えるスペックなので大概問題はないが…
まどわしの魔狼	1コスト自傷枠。煉フラ中に雑に除去を行えることが非常に優秀で、共鳴ネメシスなんかは2〜先3ターン目あたりでフォロワー置いてくるので、特に解放の少女・ローザの体力4を1手で取れる点から採用。先攻取ってるとたまに相手が20共鳴してないこともあるので本体を使うことも

愛絶の崇拝者	1コス自傷枠でありながら渇望時は1/2/2となるのはズルい。進化時効果の敵フォロワー全体に2点もカシムやユアンと通用する相手が増えた
貴き血牙	1コス自傷枠。フォレストバットをいっぱい出せる。相手の場にフォロワーがいない場合は0点自傷ができる、唯一のカード。ルージュヴァンパイアの方がドレイン持ちであることや煉フラに追加で3/3を置ける上振れがあること、永久の盾・シオンに対して(比較的)有効であることから枠を譲った
狂恋の華鎧・ヴィーラ	進化時効果でこのフォロワーの被ダメージを2点減らしてくれるついでに自分のリーダーはダメージを受けなくなるのが非常に優秀で、回復ビショップや共鳴ネメシスに刺さりそう
闘志の人狼	2/3/3疾走って書いてること強いのにヴァンピィと役割被るって理由で不採用。こんな形で抜けると思ってなかった
ラブリーサキュバス・リリム	加速解放ごっこができる。特化構築ならワンショットもかなりしやすくなる。でもこれ使うならもうちょっと特化した構築でいいと思う
終幕の吸血鬼・ユリアス	自傷ダメージを防げるのはもちろんのこと、次元の超克者・ユアンの10共鳴バーンも防げる。他のトークンもワンショットの敷居を下げてくれるダメージ系や追加ドロー系なので共鳴ネメシス次第でガチ採用できそう
夜天の吸血鬼	必殺とドレインの付与がありがたいカード。3ターン目に眷属への贈り物と合わせて使うと4回自傷できるが、一時的とはいえ盤面も4枠使ってしまうため注意。3PPでフォレストバット2枚出てきてもなあってことで不採用。個人的に上記のムーブもあんまりしてなかったし…ナーフ解除されたら思考停止で入れたいけどないと思う
蝕む殺意	弱い方の愛絶の飛翔。ラブリーサキュバス・リリムと合わせて使おう！
闇喰らいの蝙蝠	Mr.ワンショット。一番の仮想敵である共鳴ネメシスが神器鳴動を採用しているから微妙…かと思いきや意外と7ターン目回っても設置されなかったのでいけるかもしれない。おそらくフォレストバットが3点以下のダメージを大量に出す都合腐ると判断されてるので、ピンくらいなら
鉄球のオーガ	1コス自傷枠でありながら除去もできるカード。ランダムとはいえ3点はえらい。盤面を埋めることなく自傷できるためかなり有力候補ではあったのだが、まどわしの魔狼じゃないと解放の少女・ローザを取れないこと、また本体性能も微妙なことから枠を譲った。夜天の吸血鬼を不採用にしているため必殺カードが過剰じゃなかったのも大きい
アビスドゥームロード	7ターン目が来ないなら無敵になればいいじゃない。そんな夢のようなカードがこれ。アンリミ狂乱ならまあまあ復讐状態になりやすい…けどそんな場面でこのカード抱えてること自体が事故な気がする。あと闇喰らいの蝙蝠に繋げるにしても6PP支払って1回しか自傷できない上に、手前のターンで終幕の吸血鬼・ユリアスを使わないと相手のターンにダメージを与えるカードたちに負ける。特にユアン。あれこれやっぱ微妙じゃ…

1コス自傷かつ手札を減らさないカードを全力！鮮血の花園も特に重要。
というのが理想だが他の手札によっては1コス自傷というだけでキープするのもアリ。

　1〜3ターン目は煉フラを目標に自傷を重ねる。
　場合によっては煉フラに追加してバットノイズやルージュヴァンパイアを置けるとなおよし。
　1ターン目鮮血の花園、2ターン目自傷3回+花園効果、3ターン目2コス2回自傷で盤面を広げてなければ0コス自傷と1/3/3系で強い盤面が作れる。優勢！
　注意すべきプレイングとして鮮血の花園を2枚設置すると4カウント持っているため、中盤以降同時置きした際に盤面が狭い上に自傷が大きく、そのまま負けに繋がりやすいことと、何の考えもなしに愛絶の姦淫・ヴァーナレクを使用すると他の欲しいカードを手札に加える可能性が低くなってしまうことの2点が挙げられる。

　とりあえず計測ついでに30戦のデータを取ってみました。
　30戦20勝で勝率は66%ほどですが、2試合ほどリーサルでミスしてしまって負けたのでデッキのスペックとしては73%ほどあります。上手い人が使えばもっと強そう。

勝率50%

後攻1勝1敗
　こればっかりは決まるか決まらないかの部分が強すぎて仕方なかった。環境のホズミエルフには除去手段が少ないため、今のアンリミにしては煉フラが残りやすい。先攻でマッチングさえすれば勝率は悪くないはず。

勝率100%

先攻1勝、後攻1勝
　ハンドレスVには強めかもしれないけど、1/1守護が並んでも愛絶の飛翔で壊滅するため比較的優位だった。グランスエンジェルが出てくるとアグロプランは通りにくいものの、狂乱デッキの場合ビクトリーブレイダーに対する除去手段が豊富なため、基本的に心配はいらないはず。

後攻1勝
　抜刀ディオネ系統のデッキっぽかったが、切り札が見える=負けなため詳細なデッキは不明。
　決められるかどうかなので運が良かったと思います。

後攻1勝
　ニュートラルの2コスゴールドorレジェンドが大量に採用されたビクトリーブレイダー特化のデッキ。連携ロイヤル以上にグランスエンジェルがちゃんと入ってるのでそれなりに注意したいけど切り札がビクトリーブレイダーなので基本的に詰むことはない。

勝率100%

先攻1勝、後攻3勝
　昔に比べると除去手段や回復手段が増えた超越に対してこっちも火力が上がってるからちゃんと勝てる。基本的に煉フラのパワーでごり押す。　　　
　虹の輝きがハンドレスVほど刺さらないのがブラフとしていい感じに働いてるのかも。

後攻1勝
　混沌の流儀を撃たれる前に削れるだけ削って撃たせないのが理想。大体ウィズダム・コアとオズの大魔女のコンボから想像の具現化まで暴れられるのがテンプレ。計測外でも1戦やって勝ってるので、多分優位です。

勝率100%

先攻1勝
　先に殴って勝ち！

勝率80%

先攻1敗、後攻1勝
　最近はデスブリンガー採用してる人が増えたので耐久力が上がっているので従来の一方的に上振れして勝ち！が通りにくい気がする。
　必殺持ちが多いので盤面固められるのはなんとかなりやすいが、夜天の吸血鬼を入れてないと後3骸の王の対応に困る。
　ネクロインパルスやフェイタルオーダーによる疾走で不意の負けがあるので五分五分だと思う。

先攻1勝、後攻1勝
　葬送して征伐の死帝の直接召喚や連携によるアドバンテージを稼ぐ方。
　相手のデッキもエンジンがかかるのが遅めのデッキなので3ターン目に征伐の死帝→アンデッドパレードのリッチ3枚立てとかされなければ基本は有利なはず。
　でもネクロインパルスは怖いので意識して立ち回ろう。

後攻1勝
　新カードデッドソウルテイカーによって強力な守護フォロワーを大量に立てるデッキ。
　5ターン目までの動きはクソ弱いので展開しても間に合わないように詰めよう。
　カオティックドゥームの回復上振れ以外は順当に動く程度だが、デスブリンガー採用が流行した場合、捲られる可能性もあるため今後の洗練次第では五分になるかもしれない。

勝率37.5%

先攻3勝3敗、後攻2敗
　後攻取ったら負け。明確な対面不利。
　しかし、先攻をとった際の勝率は5割と思ったよりは悪くなかった。ただし先攻を取れた上でこちらが煉フラできなければ負けだし、相手が上振れれば即負ける。思ったより悪くないだけでちゃんと不利なのでお祈り。

対戦なし

　計測中マッチングしなかったのでなんとも言えないが、紅き血の女王・ヴァンピィの実装によって、安息の領域下でも大ダメージorワンショットが可能であるという大きく対面の不利が改善された。
　必殺持ちも多いため、清浄の領域の選択不可守護に対しても強いのは大きいだろう。それでも先にワンショットされる可能性は高いので不利〜ギリ五分くらいだと思います。

勝率40%

先攻1勝3敗、後攻1勝
　相性の項目で2試合ほどリーサルミスで負けてしまったとあるが、実は先攻の3敗のうち2試合はリーサルミスでリーサルを逃して負けてしまった2敗。なので投稿者の勝率としては40%なのだが、デッキ自体の勝率は使い手さえ悪くなければ80%はあったというのを、実際にプレイする投稿者以外の見て下さった方のために残しておきたい。
　本題、共鳴ネメシスが他のデッキに比べて降誕する干絶を自然と採用できることや解放の少女・ローザによる回復性能の高さを鑑みるとハンドレスVよりは戦いやすいんじゃないかと思います。それでも有利というわけではないので、あまりにも数を増やしたら狂恋の華鎧・ヴィーラや終幕の吸血鬼・ユリアス当たりも候補に入れていいかもしれません。
　要注意な相手のフォロワーは2枚。オートマティックメイデンは守護持ちかつラストワードで1枚ドローするため、相手の場に勇気の少年・カシムがいる場合、共鳴して場のフォレストバットが焼かれることもあります。ローザの回復は言わずもがな。
　また、永久の盾・シオンは効果による盤面処理に依存しがちなこのデッキにとってはかなり厄介な守護となります。
　対戦中、実はこちらの7ターン目まで継続した試合は3試合ありますが、そのうち神器鳴動によってダメージカットをチョイスされたのは1回だけでした。なので流行していない今なら闇喰らいの蝙蝠も刺さるかもしれません。

　ここまでの閲覧ありがとうございます。初投稿なので至らない部分も多かったかと思います。
　ハンドレスVに飽きた方や、アンリミ狂乱が好きな人はぜひ使ってみてください。