おんJシャドバ部

第30弾カードパック「オーダーシフト」にて登場したゴールドのネメシス・フォロワー。

AFを自壊する代わりに高コスパの優秀なアクセラと、使えなくはない本体を持ったジルクのコンパチ。

アクセラ1で自分のAFを破壊して、ランダム4点と顔面2点を飛ばす。
AFネメシスは大体盤面が埋まりがちなため、自壊手段が有用なのはジルクが示した通り。
ジルクと違い手札が減ってしまうが、手札がパンパンになることも多いAFネメにとってはその方が嬉しいこともあるだろう。
邪魔な自分のAFをどかして更なる展開に繋げたり、余ったPPを打点に変換したりと大いに活躍してくれるはずだ。

本体は6コス6/6守護で、ファンファーレで2ドローしたあと手札のAFすべてのコストを-1する。
手札にどれだけAFを引き込めたか次第なので出力にブレはあるが、場合によっては9コストも踏み倒せるためポテンシャルは十分。

余剰の手札と面とPPを不足している効果ダメとバーンに変えられるのが偉い───
───はずだった。
(AFネメジの手記・１)

結論から言うと、決してこのカードは悪くないのだ。悪かったのは当時のAFネメの不甲斐なさ。

ローテに帰ってきて丸1年AFを支えてきたマキナの後釜として現れたのは、機構の解放を10倍くらいに希釈したアギルという貧弱エンジン。
永続リーダー付与になった代わりにドロー量もPP回復量も半額になったエンジンでは展開もドローもままならず、打点不足をなんとかするどころではなくなってしまった。

当然これのアクセラを撃っているヒマなんぞないため、AFネメ凋落のあおりを受けて本カードも不遇を託つことになってしまったとさ。

エレクトリックライノを始めとした大型新人の追加によりAFネメシスが十分戦えるデッキとなり、そこでインテレクトサプライヤーも必須近いカードとしての立場を獲得。
とにかく何度も場に突撃しながらバーンを叩き込むライノと、場を開けつつ追いバーンできるサプライヤーの能力がベストマッチ。
サプライヤーで面を開けてライノを出すという動きで、2コスト5点バーン（＋アギル等の能力トリガー）をそのターン中に追加できる形になるのだから強い。
序盤は腐るうえ、AFには他にも序盤腐りやすいカードが多めということもあって事故要因になりやすい側面もあるが、デッキをぶん回してフィニッシュまで打点を重ねる上で欠かせないコンボパーツとして確かな実力を発揮。
同じくAF自壊に使える天咆剣・ダインなども出たが、両積みするだけなので特に席を奪われることはなかった。

また、アーティファクト軸以外でもゲートリベレーター・ラズリのレディアントアーティファクトをフィニッシャーに据えたアグロデッキでも活躍を見せる。
こちらではスピネのアーティファクトやレディアントアーティファクトを叩き割り、ラストワードのAFサーチからラズリやレディアントを持ってくる役目。もちろん、2点バーンの削りも素晴らしい。