おんJシャドバ部

第18弾カードパック「レヴィールの旋風」にて登場したブロンズのネメシス・フォロワー。

1/1/1でありながら操り人形を場に出すだけと言う緩い条件で毎ターンゼンマイの巻き直し相当の人形回収が発生するヤバ気なカード。「場に出たとき」という文言なので、普通にプレイする以外にもドールブレイクやレゾナンスハート・ツヴァイのアクセラのような人形を直接場に出す能力でも効果は発動する。
1コスト1枚で連携でも破壊数でも最低3回分、生き延びれば更に5枚7枚と稼いでいくのは強烈と言わざるを得ない。しかも人形で盤面を破壊しながら！
問題があるとすれば長年冷飯を喰わされてきた人形軸がどうしようもなく死に体なことくらいである。

人形もそこそこ使ううえに、他にヘイトが高いフォロワーが多く生存率の向上が見込める残尿ネメシスが有力な就職先か。
ストリングと人形を手札に抱えていれば１コストで４面展開が可能になるので、マインドディバイダーが0PPで出てくるというコンボも見逃せない。

1コストであることから廃品の選別やキャットチューナーを利用したサルベージも容易。
ブロンズであるかどうか怪しい程のパワーが感じられ、今後のネメシスを引っ張っていけるだけの才能を抱えた人材だろう。

エンハンス効果もなかなかに優秀。
次弾のマウンテンドールと比較すると微妙に感じるかもしれないが、SOR期でリジェネレーター・ラインハルトを取れるカードは多くなかった。1枚で効果が完結するため、ピック等でもほぼ腐らないのは大きな強み。

上記のように優秀ではあるものの、連携や破壊数をあまり必要としないコントロールネメシスや、そもそも不純物を入れたくないAFネメシスがローテション環境の主流だったため、見かけることは少なかった。
しかし、10/28のナーフ後。環境上位にあった守護ビショップやグレモリーネクロ、また《世界》・ゼルガネイアを主軸としたデッキが弱体化を余儀なくされて、様々なデッキタイプが誕生する中、徐々にだが連携ネメシスなるものが認知され始めている。
早期にフェイランの直接召喚条件を満たしての盤面強化や、アイシィの20破壊直接召喚による盤面処理等、地味ながらも成果を出している。

そう、何を隠そうこのストリングマイスター君が中心のデッキである。概要にある通り、連携,破壊数を稼ぎつつの盤面処理が優秀！人形供給先もドールズオーナー,パペットボックス,パワフルマリオネッター等々、決して弱くない面々が揃っている。

純粋な人形軸とは言えないかもしれないが、間違いなくここ1年で最も人形が活躍しているのも事実。そう！人形軸の未来は君にかかってるぞ！がんばれストリングマイスターくん！負けるなストリングマイスターくん！人形軸復活の日は近いぞ！

RSCでネメシスクラスに粛清の器・メイシアや名もなき決意など破壊されたフォロワーの数を参照するカードが何枚か追加され、まきまきと破壊カウントを進めるこのカードが再び環境に顔を出すように。人形で稼いだ破壊カウントをメイシアの疾走打点に変換する動きには懐かしさを感じる部員も多いだろう。
また糸切り人形との相性は圧巻で、2ターン目からろくでもない盤面を作りながら破壊と連携のカウントがまきまき進む。

主な採用先は【機械ネメシス】で、マウンテンドールなどと共にデッキの序中盤を支えるカードとなっている。

DOCではクロックワークマギ・リヒトという人形軸のフィニッシャーが追加され、純粋な【人形ネメシス】と呼べるまともなデッキが三年ぶりに成立するようになった。
もちろんこのカードも採用されており、わずか1コストでデッキの動きを加速させるキーカードとして、ローテ落ちを目前にして最後の活躍を見せている。

Strategy Pickでは【プレイ枚数】や【トークン】(2回目)でピックすることができる。
特に【プレイ枚数】ではこのカードと操り人形1枚に加えてウィンドフェアリーがあれば、ストマイ→人形→ウィンドフェアリー→ウィスプ→ストマイ→人形人形人形人形で3PP9プレイとなるのでフィニッシャーに恵まれればめっちゃ強い。

青と薄汚れた白を基調としたイラストや、進化前のフレーバーテキストからホラーやシリアスチックな印象を受けるストリングマイスター君だが…？

進化後のフレーバーテキストでは一転、アホの子っぽくなってる。
主にこいつのせいで陰惨なフレーバーテキストの多い操り人形関連。そんな中、フフッと来るフレテキやボイスを持ってるところも彼の魅力ではないだろうか。