おんJシャドバ部

インフレとは、「インフレーション(英語: inflation)」の略の経済用語で、簡単に言えば普段買っている日用品やサービスの値段（物価）が上がることを指す。逆に下がっていくのが「デフレ(デフレーション)」である。

物が高くなるとかやべーじゃんと思うだろうが、インフレは必ずしも悪い状態というわけではない。物価が上がることで企業の儲け額も増え、そこで働く社員の給料も増え、社会全体がお金持ちになっていく…と好循環になれば問題はない。いわゆる景気が良いとはこういう状態。

しかしイキすぎると、物価の上昇に比べて人々に落ちるお金が貧弱すぎるだろ状態になり、ただ生活が苦しくなっていくので辛いことになる。何事もバランスが大事！

ちなみに、自然な経済活動以外で簡単にインフレを起こす方法がある。ずばり「お金をたくさん刷る」ことである。
ホモガキの頃誰しも「国の借金あるなら自分でお金作ればいいのに…」と思ったことはあるだろう。しかしそれをやってしまうとお金の価値がダダ下がっていき、ひいては外国から「お前の貨幣信用できねえわ」ってなってモノを売ってくれなくなるので絶対にやってはいけない。

残念ながら現実でそれをやってしまった国がいくつかある。上記のジンバブエもその一つ。この札束の山、実はパンを買うために使うお金である。(しかも紙幣の単位が10兆ドルとか)
天文学的なインフレを起こした結果、国庫残高が一時は日本円で約2万円という超絶貧乏に陥った。

ゲーム界隈でよく使われるインフレとは、ゲーム内に登場するキャラ(シャドバで言えばカード)の性能がどんどん上昇していくことを指す。「パワーインフレ」とも言い換えられる。
特にネットゲーム・ソーシャルゲームに起こる現象。理由としては常にアップデートで新要素を継ぎ足しながら運営していく以上、昔あったものより強力な新要素を出さないとプレイヤーに商品(新要素)を買ってもらえないからである。
そのためある程度長く続いたゲームでは、インフレが起こってないものは無いと言っても過言ではない。

＜シャドバでの一例＞

スパルトイサージェント(ベーシック)
2/2/2 ファンファーレ　墓地を+1する
↓
トライサイズリーパー(WUP期・リリースから約4年後)
2/2/2 ファンファーレ　墓地を+2する　さらにエンハンスで確定破壊効果

カードゲームでは仕様上こういったほぼ上位互換なカードが新弾のたびに増えていってしまう。諸行無常である。
しかしあまりに急激にインフレしてしまうと、プレイヤー側もついていけずヘイトが募り離れて行ってしまう。つまりどれだけ違和感なく緩やかにインフレさせ、プレイヤーたちに新しいゲーム体験を提供し続けるか、が運営の腕の見せ所さんといえるだろう。

そんなゲーム界でも屈指のインフレゲーと言えるのが、「ガンダムトライヴ」である。99京！？うせやろ！？
この画像もちょっと古く、最近ではもっと上の「垓」や「穣」、敵ボスともなれば「恒河沙」とかわけのわからない単位が飛び交っている。
最初からこうなっていたわけではなく、3万とか常識的な数字から運営の暴走(途中からやけくそ入ってそうだが)によってここまでインフレしてしまった一例。

• インフィニットフレイムドラゴン