上位互換とは、カードの強さを比較した際に一方がもう一方より上回っていることを指す言葉である。
ユニカス角みえてるファイ
概要
元々は工業製品用語。前の製品が持っていた機能はそのまま使えてかつ新機能を搭載した新製品を、前の製品に対して上位互換であるという使い方をしていた。(例:プレイステーション2はプレイステーションのソフトや機能をそのまま使えるから上位互換)
そこから転じてTCGでは、似たような能力を持つカード同士を比較する際に上位互換という言葉を使うようになった。
具体例としてファイターとユニコーンの踊り手・ユニコを挙げる。
また稀に、例えばダメージを与えるスペルのような、コストが上がる度に効果も上がるカードもそのダメージ量に応じて高いほうが上位・低いほうが下位と位置づけられて上位互換といわれることもある。例としてはウィッチにおける卵の大爆発とノヴァフレアなど。この場合は卵の大爆発が上位にあたる。使い勝手は下位だと思う
ただ前者の意味と混同されてしまうので、こちらは上位種、下位種といわれることが一般的。
そこから転じてTCGでは、似たような能力を持つカード同士を比較する際に上位互換という言葉を使うようになった。
具体例としてファイターとユニコーンの踊り手・ユニコを挙げる。
- ・ファイター
- 2/2/2 ニュートラル
- ・ユニコーンの踊り手・ユニコ
- 2/2/2 ニュートラル 自分のターン開始時、自分のリーダーを2回復。
また稀に、例えばダメージを与えるスペルのような、コストが上がる度に効果も上がるカードもそのダメージ量に応じて高いほうが上位・低いほうが下位と位置づけられて上位互換といわれることもある。例としてはウィッチにおける卵の大爆発とノヴァフレアなど。この場合は卵の大爆発が上位にあたる。
ただ前者の意味と混同されてしまうので、こちらは上位種、下位種といわれることが一般的。
完全上位互換
上位互換から派生して、完全上位互換という言葉がある。
これは、下位のカードが出来ることを、上位のカードがそれ以上にできてしまう時に使われることがある。
具体例として、エクスキューションと唯我の一刀を挙げる。 このように、エクスキューションが出来ることと同じことを唯我の一刀は出来る上に、コスト軽減能力まで持ち合わせているので完全上位互換といえる…
とは限らない。
上の会話のように完全上位互換と決めつけるのは難しい。仮にファイターとユニコであってもこのように無理やり差別化ができるのである。
特に傭兵の集会所は、完全下位互換になりがちなバニラ組に意図的に利用価値を与えるカードであり、珍しくこじつけではないファイターの採用理由である。
今後似た効果を持つカードが増えれば、クラスカードを差し置いてファイターや流浪の傭兵を採用するデッキが生まれる可能性だって十二分にあるのである。
どんなカードもデッキになければ使えないので差別化点が採用理由になり得るものでないなら完全上位互換と言って差し支えないかもしれない。しかし、カード同士の相互作用によってカードの価値は変わっていくので、厳密な意味での完全上位互換はほとんど存在しない。
簡単に完全上位互換とか完全下位互換言うのは…やめようね!
これは、下位のカードが出来ることを、上位のカードがそれ以上にできてしまう時に使われることがある。
具体例として、エクスキューションと唯我の一刀を挙げる。 このように、エクスキューションが出来ることと同じことを唯我の一刀は出来る上に、コスト軽減能力まで持ち合わせているので完全上位互換といえる…
つまりユニコはファイカスの完全上位互換ユニwwwwwwwwwwwwww
…ちょっと待つファイ
回復効果は復讐を狙うヴァンパイアにとっては邪魔ファイ
それにおrファイターは超優秀なサポートカードの傭兵の集会所の効果を受けられるファイ!
かわいそうにユニカスはこれができないファイwwwwww
だからファイターはユニカスの上位互換ファイwwwwww
回復効果は復讐を狙うヴァンパイアにとっては邪魔ファイ
それにおrファイターは超優秀なサポートカードの傭兵の集会所の効果を受けられるファイ!
かわいそうにユニカスはこれができないファイwwwwww
だからファイターはユニカスの上位互換ファイwwwwww
とは限らない。
上の会話のように完全上位互換と決めつけるのは難しい。仮にファイターとユニコであってもこのように
特に傭兵の集会所は、完全下位互換になりがちなバニラ組に意図的に利用価値を与えるカードであり、珍しくこじつけではないファイターの採用理由である。
今後似た効果を持つカードが増えれば、クラスカードを差し置いてファイターや流浪の傭兵を採用するデッキが生まれる可能性だって十二分にあるのである。
どんなカードもデッキになければ使えないので差別化点が採用理由になり得るものでないなら完全上位互換と言って差し支えないかもしれない。しかし、カード同士の相互作用によってカードの価値は変わっていくので、厳密な意味での完全上位互換はほとんど存在しない。
簡単に完全上位互換とか完全下位互換言うのは…やめようね!
完全上位互換(とされるカード)の例
どちらもニュートラル。スタッツまで完全一致だが、後者は攻撃を受ける際に自身をバフする効果を持つ。
な阪関
当然アンネローゼはしっかり+2/+2され、さらに覚醒時ならファンファーレで1点飛ばせる。
どっちも微妙大紅蓮の方が1コスト少なく、条件付きで紅蓮の魔術まで貰える。この紅蓮の魔術を打っても計7コスト。
- ・スカイドラコ・エチカ
- 3/2/3 ドラゴン 進化時 自分のPP最大値を+1する。
- ・アンネローゼ
- 3/2/3 ファンファーレ 覚醒状態なら、相手のフォロワー1体に1ダメージ。 進化時 自分のPP最大値を+1する。
当然アンネローゼはしっかり+2/+2され、さらに覚醒時ならファンファーレで1点飛ばせる。
- ・詠唱:聖なる願い
- 1コスト ビショップ アミュレット カウントダウン3 ラストワード カードを2枚引く。
- ・黄金の鐘
- 1コスト ビショップ アミュレット カウントダウン3 ファンファーレ 自分のリーダーを1回復。 ラストワード カードを2枚引く。
- ・ドラゴニックランス
- 6コスト ドラゴン スペル 相手のフォロワー1体を破壊する。自分が元のコスト5以上のフォロワーをプレイしたとき、このカードのコストを4にする。
- ・圧倒する猛撃
- 4コスト ドラゴン スペル 相手のフォロワー1体を破壊する。覚醒状態なら、ドラゴン・フォロワーをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
- ・アルケミックロア
- 7コスト ウィッチ スペル 相手のフォロワーすべてに3ダメージ。
- ・大紅蓮
- 6コスト ウィッチ スペル 相手のフォロワーすべてに3ダメージ。自分のデッキが20枚以下なら、紅蓮の魔術1枚を手札に加える。
本当に『完全』上位互換?
上に例として挙げたエクスキューションと唯我の一刀だが、コスト3以下のカードが使えなくなるアミュレットを使う場合やディスカードドラゴンなどでは、コスト軽減効果が仇になるので完全上位互換ではないとも考えられる。
同様に、エンハンスが邪魔になったりスタッツの差でツバキに引っかかるなど、細かな状況を指定すれば勝っていると言うことができなくもないカードもある。
「回復が相手のエリニュスのトリガーになる」「手札が増えるから次のトップが燃えるかも」など、考え方次第な一面もある。
厳密な規定はないので、上に挙げられているものも参考程度にしよう(警察回避)。
同様に、エンハンスが邪魔になったりスタッツの差でツバキに引っかかるなど、細かな状況を指定すれば勝っていると言うことができなくもないカードもある。
「回復が相手のエリニュスのトリガーになる」「手札が増えるから次のトップが燃えるかも」など、考え方次第な一面もある。
厳密な規定はないので、上に挙げられているものも参考程度にしよう(警察回避)。
下位カードの存在価値
よく勘違いされるが、上位互換があるとはいえ下位のカードに全く存在価値がなくなるわけではない。
あくまでも使いやすい方が上位と言われるだけで、下位のカードにしかない強みもある。
当wikiのファイターのページを見れば差別化の努力の跡が見えるだろう。半分以上こじつけとか言っちゃいけない
また、下位互換カードの絶対的な差別化点として上位互換カードをフル投入していても更に採用できるというものがある。つまり、上位互換カードを3枚入れていてもまだ足りない場合下位互換カードの採用はあり得るという事だ。(新リノセウスデッキにおける機械樹の番人とダンジョンフェアリーなど。)
あくまでも使いやすい方が上位と言われるだけで、下位のカードにしかない強みもある。
当wikiのファイターのページを見れば差別化の努力の跡が見えるだろう。
また、下位互換カードの絶対的な差別化点として上位互換カードをフル投入していても更に採用できるというものがある。つまり、上位互換カードを3枚入れていてもまだ足りない場合下位互換カードの採用はあり得るという事だ。(新リノセウスデッキにおける機械樹の番人とダンジョンフェアリーなど。)
ちなみに
ここまで長々と説明して今更だが、これらの定義は人によって違う。
例えば、MTGWikiではここでの完全上位互換が上位互換として扱われている参考。しかし、そうすると厳密な意味の上位互換が存在しなくなり、上位互換・下位互換での比較ができなくなるので単独での使い勝手のみで評価している。
逆に、デュエル・マスターズWikiはかなり緩く、参考参考(ファイターの言いがかりみたいな)特別な条件下で差別化ができたとしても完全上位互換を名乗ってたりする。
遊戯王wikiもゆるく、同じ役割なのに汎用性で見れば一方の方が高ければ上位互換としている参考。完全上位互換については、「相手に使われたりカード名指定をされたりしない限り優れているならそう呼ぶこともあるよ」程度に触れているだけで、ほとんど使われていないようだ(完全上位互換で検索をかけてもコメントを含めて18件くらいしかヒットしない)。
これらはまっとうなwikiであり、そのような用語を厳密に定義する必要がある(もちろん、公式ではなくあくまでwikiなのでそれでも表記揺れなどはあるが)。一方、こ↑こ↓は身内のお遊びみたいなところ。カードのページでもカード概要よりも余談の方が多かったり、骨の貴公子のようにカード情報すら正しくなかったりしたりし、それが許される場所である。このページ自体も、筆者が勝手に上位互換、完全上位互換を定義しているだけで、別に公式がそういったわけではない。
なにが言いたいかというと、「完全上位互換警察」と「それは屁理屈だろ警察」はほどほどに、という事。もちろん、ネタ的にやるのは問題ないんだけど、その線引きも人によって違うし。あまり荒れたくないなら無難に「上位互換」に止めておくのがいいだろう。
例えば、MTGWikiではここでの完全上位互換が上位互換として扱われている参考。しかし、そうすると厳密な意味の上位互換が存在しなくなり、上位互換・下位互換での比較ができなくなるので単独での使い勝手のみで評価している。
逆に、デュエル・マスターズWikiはかなり緩く、参考参考(ファイターの言いがかりみたいな)特別な条件下で差別化ができたとしても完全上位互換を名乗ってたりする。
遊戯王wikiもゆるく、同じ役割なのに汎用性で見れば一方の方が高ければ上位互換としている参考。完全上位互換については、「相手に使われたりカード名指定をされたりしない限り優れているならそう呼ぶこともあるよ」程度に触れているだけで、ほとんど使われていないようだ(完全上位互換で検索をかけてもコメントを含めて18件くらいしかヒットしない)。
これらはまっとうなwikiであり、そのような用語を厳密に定義する必要がある(もちろん、公式ではなくあくまでwikiなのでそれでも表記揺れなどはあるが)。一方、こ↑こ↓は身内のお遊びみたいなところ。カードのページでもカード概要よりも余談の方が多かったり、骨の貴公子のようにカード情報すら正しくなかったりしたりし、それが許される場所である。このページ自体も、筆者が勝手に上位互換、完全上位互換を定義しているだけで、別に公式がそういったわけではない。
なにが言いたいかというと、「完全上位互換警察」と「それは屁理屈だろ警察」はほどほどに、という事。もちろん、ネタ的にやるのは問題ないんだけど、その線引きも人によって違うし。あまり荒れたくないなら無難に「上位互換」に止めておくのがいいだろう。
これから先、どのようなカードが登場しても、それがいずれかのカードの完全上位互換、もしくは完全下位互換となることはないのだろうか?詳しく考えてみた。全部考えるとめんどくさい長いので、フォロワーに関してのみ。
まず、ここでの完全上位互換の定義を「どのような条件下であっても、カードBよりもカードAの方が優れているとき、カードAはカードBの完全上位互換である」とする。
この「どのような条件下」というのは、あくまでも実践上のみを考慮し、また、人的要因は含まない。追加:また、演出時間等も考慮しないとする。なんか堅苦しく書いたが、要は
ってこと。これさえ満たしていれば例え変態デッキを扱う部員が誰ひとり遭遇したことがなくてもOK。
この定義で実際に完全上位互換が存在し得るかどうかだが、考えてみよう。まず、以下に完全上位互換となる能力を挙げよう。ただし傭兵の集会所の存在から元がバニラでないことが必要。
ちなみに、かつては疾走は突進の完全上位互換だったが、極光の天使の登場によりそうではなくなった。そのおかげでここの文章が少し寂しくなってしまった。 軽く考えればわかるように、2回攻撃するとデメリットになる場合は1回だけ攻撃すればいい。攻撃不能は付くと完全下位互換となる。こちらも、攻撃することがデメリットになるなら攻撃しなければいい。他の効果にも言えるが、自分の選択肢が増えることにデメリットはない。
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。癒しの奏者・アンリエットの存在が邪魔をする。そもそも、指摘されてアンリエットを検証して初めてその仕様を知った。癒しの奏者・アンリエットは、全ての攻撃権を使用したフォロワーのみを対象に取ることができる(攻撃できないフォロワーは攻撃権を使用できない=対象に取れない)。つまり、2回攻撃を持つフォロワーは、1回しか攻撃していないならば対象に取れないのだ。この点で2回攻撃を持っていないフォロワーに劣る。
例を出そう。相手の場に5/5のフォロワーがいる。自分の場には3/6のフォロワーAが、手札にはアンリエットがいるとする。もしもこのフォロワーAが、2回攻撃を持っていない場合。5/5のフォロワーにパンチ→アンリエットで対象に取る→体力と攻撃権回復→もう一回パンチで、相手のフォロワーを処理しつつ、3/1のフォロワーAと、アンリエットが残る。しかし、フォロワーAが2回攻撃を持っていた場合どうなるだろうか。5/5にパンチ→アンリエットの対象に取れない→仕方ないのでもう一度パンチで、相手のフォロワーを処理はできるが、場にはアンリエットしか残らない。まさかの2回攻撃が不利に働くのだ。「軽く考えればわかるように」とか偉そうなことを書いた自分をぶん殴りたい。
でも、アンリエットの影響を受けないんだから流石に攻撃不能は完全下位互換で間違いないと思うよ!もし完全上位互換じゃなかったら木の下に埋めてもらっても構わないよ エンハンスと違い、暴発することがなく、鳳凰の庭園下でも問題ない(アクセラレートが使えなくなるかもしれないが、その場合でも下位互換のカードと同じになるだけ)。自分の選択肢が増えるだけ。→アクセラ持ちをサーチする喝采の獣使い実装に伴い、サーチの邪魔となり得るアクセラ持ちは完全上位互換とは言えなくなった。
また、チョイスを持っていないフォロワーが、「チョイス先の一つが今の能力そのまま」のチョイスを持っていれば、完全上位互換になる。例えば、銀氷のドラゴニュート・フィルレインが、ファンファーレで銀氷の吐息か王家の御旗をチョイスできるなら、オリジナルの完全上位互換である。他にも、ネクロマンスを使用する・使用しない等がチョイスできれば、強制的に使用されるオリジナルの完全上位互換になる。
ナテラ崩壊のアディショナルで楽園の双翼・ガルラが収録されたことで、ビショップフォロワー、ニュートラルフォロワーについて楽園の双翼・ガルラから出たときにファンファーレ効果を起動できないため上位互換とは言えなくなった。
2020/8/20の能力調整によりロキの効果がチョイスを持つファンファーレに対して発動しなくなったことで、それ以外のフォロワーに関しても上位互換とは言えなくなった。
全てのクラスで完全上位互換だと思っていたこの能力だが、コメント欄から清爽の銃士・ジェシカの存在によりネメシスにおいてはそうでないことがわかった。例えば相手がアンの大魔法を持っているとき、自分の場に選択できないフォロワーしかいなければ清爽の銃士・ジェシカを出しても顔に撃たれる。しかし場のフォロワーが選択できないを持っていなければ、ジェシカによって顔に撃たれるのを防ぐことが出来る。
さらにウルズのような「相手に選択することができるフォロワーがいた場合、強制的にファンファーレが発動する」フォロワーがいるので、どのクラスでも完全上位互換では無いと指摘された。はぇ〜すっごいかしこい。例えば、盤面にはこちらのデュエリスト・モルディカイのみの時、相手がウルズを出すとこちらのモルディカイが複製される。しかし、このモルディカイが相手の能力で選択できないを持っていた場合、複製されることはない。他にも、禁呪の恋人・サルナーン等でネクロマンスを無駄に使わせたり、ラストワードを持つなど破壊されたいフォロワーをデモンオフィサー・エメラダ等のファンファーレで破壊させてもらったりできる。
他にもあるかも知れないが、多分今のところはこれぐらいだろう。基本的には「相手の選択肢のみが減る」もしくは「自分の選択肢のみが増える」ものが多い。間違ってたら直してクレメンスちなみにヴァンパイアとビショップ以外のドレインは暫く完全上位互換だったが、異界を統べる者によりほかのクラスもライフ回復がデメリットになることがあるので、完全上位互換では無くなったと思っていた。しかし、指摘されたようにクラシックからサキュバスやエリニュスがいたので、最初からすべてのクラスでライフ管理に意味があったのだ。
また、最初に書いたときは盗賊の極意が関係ないクラスの潜伏と攻撃されないもそうだと思っていた。しかし、力比べによって守護になることができないという点を指摘された。なんだよ…俺の編集、ガバガバじゃねえかよ。ここまで来ると全部違うんじゃないかと思い始める
まず、ここでの完全上位互換の定義を「どのような条件下であっても、カードBよりもカードAの方が優れているとき、カードAはカードBの完全上位互換である」とする。
この「どのような条件下」というのは、あくまでも実践上のみを考慮し、また、人的要因は含まない。追加:また、演出時間等も考慮しないとする。なんか堅苦しく書いたが、要は
- 現在シャドバに存在しないカード、ルールは考慮しない(3枚制限抜きやトークンをデッキに入れられる等)
- ネクサスを考えない(ほかのクラスのカードは使用できない。ただし、一部例外はある)
- 人的要因とは、例えば「フォロワーを殴るべきだったのに疾走を持っていたからついつい顔を殴ってしまった。突進だったらそうはならなかった。」みたいなプレイヤーのミスプレイを誘発させやすい等「プレイヤー側の落ち度」は考えない。他にも、「ブラフになる」や、「勘違いさせやすい」等の相手依存も考慮しない。
- シャドバではどのような行動を取ろうとも、1ターンの時間の最大は変化することがない(90秒)。なので、いくら人が最速で行動していても(人的要因を考慮しなくても)、時間が足りないということが起こり得る。その時、例えばファンファーレ等の誘発する能力があるとその度に演出が入り、時間を無駄に消費してしまう。その場合、そういった能力がない方が優れているとも言えなくもない。しかし、今回はそれを考慮しない。これらはルールとしての問題であり、カード自体の問題ではないと筆者は思うので。もちろん、「カードはルールの上に成り立つのだから考慮すべき」という意見も正しいが、今回は許して。
ってこと。これさえ満たしていれば例え変態デッキを扱う部員が誰ひとり遭遇したことがなくてもOK。
この定義で実際に完全上位互換が存在し得るかどうかだが、考えてみよう。まず、以下に完全上位互換となる能力を挙げよう。ただし傭兵の集会所の存在から元がバニラでないことが必要。
ちなみに、かつては疾走は突進の完全上位互換だったが、極光の天使の登場によりそうではなくなった。そのおかげでここの文章が少し寂しくなってしまった。 軽く考えればわかるように、2回攻撃するとデメリットになる場合は1回だけ攻撃すればいい。攻撃不能は付くと完全下位互換となる。こちらも、攻撃することがデメリットになるなら攻撃しなければいい。他の効果にも言えるが、自分の選択肢が増えることにデメリットはない。
そんなふうに考えていた時期が俺にもありました。癒しの奏者・アンリエットの存在が邪魔をする。そもそも、指摘されてアンリエットを検証して初めてその仕様を知った。癒しの奏者・アンリエットは、全ての攻撃権を使用したフォロワーのみを対象に取ることができる(攻撃できないフォロワーは攻撃権を使用できない=対象に取れない)。つまり、2回攻撃を持つフォロワーは、1回しか攻撃していないならば対象に取れないのだ。この点で2回攻撃を持っていないフォロワーに劣る。
例を出そう。相手の場に5/5のフォロワーがいる。自分の場には3/6のフォロワーAが、手札にはアンリエットがいるとする。もしもこのフォロワーAが、2回攻撃を持っていない場合。5/5のフォロワーにパンチ→アンリエットで対象に取る→体力と攻撃権回復→もう一回パンチで、相手のフォロワーを処理しつつ、3/1のフォロワーAと、アンリエットが残る。しかし、フォロワーAが2回攻撃を持っていた場合どうなるだろうか。5/5にパンチ→アンリエットの対象に取れない→仕方ないのでもう一度パンチで、相手のフォロワーを処理はできるが、場にはアンリエットしか残らない。まさかの2回攻撃が不利に働くのだ。「軽く考えればわかるように」とか偉そうなことを書いた自分をぶん殴りたい。
でも、アンリエットの影響を受けないんだから流石に攻撃不能は完全下位互換で間違いないと思うよ!もし完全上位互換じゃなかったら木の下に埋めてもらっても構わないよ エンハンスと違い、暴発することがなく、鳳凰の庭園下でも問題ない(アクセラレートが使えなくなるかもしれないが、その場合でも下位互換のカードと同じになるだけ)。自分の選択肢が増えるだけ。→アクセラ持ちをサーチする喝采の獣使い実装に伴い、サーチの邪魔となり得るアクセラ持ちは完全上位互換とは言えなくなった。
- 「守護を無視して攻撃できる」
ナテラ崩壊のアディショナルで楽園の双翼・ガルラが収録されたことで、ビショップフォロワー、ニュートラルフォロワーについて楽園の双翼・ガルラから出たときにファンファーレ効果を起動できないため上位互換とは言えなくなった。
2020/8/20の能力調整によりロキの効果がチョイスを持つファンファーレに対して発動しなくなったことで、それ以外のフォロワーに関しても上位互換とは言えなくなった。
相手の能力で選択できない※ただしネメシスは除く間違えてた
全てのクラスで完全上位互換だと思っていたこの能力だが、コメント欄から清爽の銃士・ジェシカの存在によりネメシスにおいてはそうでないことがわかった。例えば相手がアンの大魔法を持っているとき、自分の場に選択できないフォロワーしかいなければ清爽の銃士・ジェシカを出しても顔に撃たれる。しかし場のフォロワーが選択できないを持っていなければ、ジェシカによって顔に撃たれるのを防ぐことが出来る。
さらにウルズのような「相手に選択することができるフォロワーがいた場合、強制的にファンファーレが発動する」フォロワーがいるので、どのクラスでも完全上位互換では無いと指摘された。はぇ〜すっごいかしこい。例えば、盤面にはこちらのデュエリスト・モルディカイのみの時、相手がウルズを出すとこちらのモルディカイが複製される。しかし、このモルディカイが相手の能力で選択できないを持っていた場合、複製されることはない。他にも、禁呪の恋人・サルナーン等でネクロマンスを無駄に使わせたり、ラストワードを持つなど破壊されたいフォロワーをデモンオフィサー・エメラダ等のファンファーレで破壊させてもらったりできる。
他にもあるかも知れないが、多分今のところはこれぐらいだろう。基本的には「相手の選択肢のみが減る」もしくは「自分の選択肢のみが増える」ものが多い。間違ってたら直してクレメンスちなみにヴァンパイアとビショップ以外のドレインは暫く完全上位互換だったが、異界を統べる者によりほかのクラスもライフ回復がデメリットになることがあるので、完全上位互換では無くなったと思っていた。しかし、指摘されたようにクラシックからサキュバスやエリニュスがいたので、最初からすべてのクラスでライフ管理に意味があったのだ。
また、最初に書いたときは盗賊の極意が関係ないクラスの潜伏と攻撃されないもそうだと思っていた。しかし、力比べによって守護になることができないという点を指摘された。なんだよ…俺の編集、ガバガバじゃねえかよ。ここまで来ると全部違うんじゃないかと思い始める
スタッツとコスト
ここまでは効果について述べたので次はスタッツについて考えよう
同じクラス、同じタイプ、同じコスト、同じ効果のフォロワーA、Bがあったとする。この時、AのスタッツがBよりも高いならばAはBの完全上位互換だろうか?答えはNO。なぜなら、攻撃力が高いということは、・相手に自爆特攻されやすい・復讐に入られやすい・ツバキなどに引っかかりやすいというデメリットが存在するから。体力が高いということは、・自分が自爆特攻しにくい・相手に複数の自爆特攻がされやすい・粛清の輝きなどとの作用というデメリットが存在するから。
しかし現在、一つだけ例外がある。ヘヴンリーイージスにおいてのみ、体力の上昇が完全上位互換となる。こっちのイージスではない。攻撃力の方は上で述べたデメリットが存在する。しかし、体力が高いことにおいては上で述べたデメリットが彼には関係ないのだ。もちろん、体力が低いと完全下位互換となる(ただし、体力が5以下のイージスなら粛清の輝きの対象になるけど効果を受け付けない挙動になると思うのでメリットになり得る…と思う)。イージスの体力が高くてもメリットなくね?と思うだろうが、アイシクルランスの空撃ちを防ぐことが出来るというメリットがあるのだ。
と思ったが、書いている途中でダークオファリングという影の薄いカードを思い出した。試していないが、イージスに使うと破壊はせずに体力分ドローすると思われる。つまり、イージスの体力が高いとそれだけドローする枚数が増えてしまい、デッキ切れの可能性が上がるので完全上位互換では無かった。つまり例外はない。慈悲もない。スタッツが異なる時点でAはBの完全上位互換ではないのだ。
コストに関しては、コスト参照があるクラスは完全上位互換とはならない。例として、大掃除、ドラゴニュートフィスト、リアニメイト、魔術の王・ソロモン、プルソン、破壊の歌声、森の女王・リザ、白翼の守護神・アイテール等がある。
って全クラスあるじゃねーか!ってことでコストに関しても異なる時点で完全上位互換にはならないのだ。
同じクラス、同じタイプ、同じコスト、同じ効果のフォロワーA、Bがあったとする。この時、AのスタッツがBよりも高いならばAはBの完全上位互換だろうか?答えはNO。なぜなら、攻撃力が高いということは、・相手に自爆特攻されやすい・復讐に入られやすい・ツバキなどに引っかかりやすいというデメリットが存在するから。体力が高いということは、・自分が自爆特攻しにくい・相手に複数の自爆特攻がされやすい・粛清の輝きなどとの作用というデメリットが存在するから。
しかし現在、一つだけ例外がある。ヘヴンリーイージスにおいてのみ、体力の上昇が完全上位互換となる。こっちのイージスではない。攻撃力の方は上で述べたデメリットが存在する。しかし、体力が高いことにおいては上で述べたデメリットが彼には関係ないのだ。もちろん、体力が低いと完全下位互換となる(ただし、体力が5以下のイージスなら粛清の輝きの対象になるけど効果を受け付けない挙動になると思うのでメリットになり得る…と思う)。イージスの体力が高くてもメリットなくね?と思うだろうが、アイシクルランスの空撃ちを防ぐことが出来るというメリットがあるのだ。
と思ったが、書いている途中でダークオファリングという
コストに関しては、コスト参照があるクラスは完全上位互換とはならない。例として、大掃除、ドラゴニュートフィスト、リアニメイト、魔術の王・ソロモン、プルソン、破壊の歌声、森の女王・リザ、白翼の守護神・アイテール等がある。
って全クラスあるじゃねーか!ってことでコストに関しても異なる時点で完全上位互換にはならないのだ。
余談
他のカードゲームにおいては、完全上位互換が存在し得ないものもある。ゲームによって色々な要因があるが、最も大きいのが「相手のカードを利用するカードの存在」と「カード名を参照するカードの存在」である。遊戯王で言えばエクスチェンジや闇の指名者*1、Magic: the Gatheringでは精神隷属器や翻弄する魔道士*2等がそれに当たる。
聡明なホモ諸君は気づいていただろう。シャドバにも相手のカードを使用するカードがあることを。そう、マインドルーラー・モートンと糸による支配の存在から、コストが2以下のフォロワーは上記の条件を満たしても完全上位互換にならないのだ!!
ただし、これらの対象にならない選択不可があればその限りではない。また、これらは直接場に出るのでアクセラレートも関係ない…と見せかけて、眠りの魔術やローズガーデンキーパー等で手札に戻る可能性があるのでウィッチやエルフは関係ある…とも見せかけて、タルトマンがいるので全クラス関係がある(そもそも2コスフォロワーにアクセラレートが付くことがあるのかは疑問だが)。
また、簒奪の絶傑・オクトリスの存在から、ラストワードが異なる場合も完全上位互換にはならない(もちろん、こちらもオクトリスの対象にならないなら問題ない)。
例として「災厄の屍王」と、進化前でも攻撃が可能な「災厄の屍王B」を考える。もしもこの2体のほかの能力が同じ「進化前:自分のターン開始時、ネクロマンス 4; このフォロワーは進化する。」、「進化後:ラストワード 災厄の屍王(進化前)1体を出す。」だとしよう。この場合、進化した自分の「災厄の屍王」、あるいは「災厄の屍王B」が相手のオクトリスにラストワードを取られても、その被害は等しい。なので、攻撃不能を持っていない「災厄の屍王B」は「災厄の屍王」の完全上位互換と考えられる。
しかし、「災厄の屍王B」の能力が、「進化前:自分のターン開始時、ネクロマンス 4; このフォロワーは進化する。」、「進化後:ラストワード 災厄の屍王B(進化前)1体を出す。」だとする。そうすると、進化した「災厄の屍王」のラストワードを取られるよりも、進化した「災厄の屍王B」のラストワードを取られたほうが被害が大きくなる。よって、「災厄の屍王B」と「災厄の屍王」の間に完全上位互換、完全下位互換の関係は成り立たなくなる。さて、「災厄の屍王」と何回言ったでしょうか?
聡明なホモ諸君は気づただろうか?もう一つの落とし穴の存在を。
そう、僅かだが、カード名参照もある。わかりやすいのは森の音楽隊を擁するエルフだろう。さらに、森の音楽隊はエルフ・フォロワーに限定していないため、ニュートラルも巻き込む。
例として、カードAはカードBの完全上位互換である、と仮定しよう。自分の場に「森の音楽隊、カードA、フェアリー、ゴブリン」がある状況を考える。この時、カードAを出しても森の音楽隊は発動しない。しかし、カードBを出した場合は森の音楽隊が発動する。この場合、カードBはカードAよりも優れていると言える。これは「どのような条件下であっても、カードBよりもカードAの方が優れている」に矛盾するため、仮定は成り立たない。よってカードAはカードBの完全上位互換とは言えない。よって、「エルフ、ニュートラルのフォロワーは、完全上位互換が存在し得ない」ことになる。
また、群れなす飢餓を撃たれたときの被害の違いから、比較するフォロワー両方が選択されない、もしくはスペルダメージ無効を持っていないといけない。
他にもカード名参照はある。具体的には、2コスト以下に影響する騎士王・アーサーや安息の顕現、クラスフォロワー全般に影響する冒涜の球体や、ソウルストリーム。そして、今まであえて触れなかった唯我の絶傑・マゼルベインと天界の門だ。
これらの存在により、同名カードを入れないことがメリットになり得る。マゼルベインと天界の門はニュートラルのカードなので、すべてのクラスが完全上位互換が成立しなくなる…かどうか、意見が分かれるところ。前回(2020/1/17)までは、ニュートラルのカード以外を理屈こねて「完全上位互換の否定材料」としていた。ツッコミが入るだろうし誰か修正するだろうとマゼルベインと天界の門に触れないまま放っておいたが、今回で白黒灰付けようと思う。以下に前回までの理屈を記す。
この理論は他のカード(アーサーとかマゼルベインとか)でも当てはまる。これはある意味では正しく、ある意味では正しくない。上手く説明しにくいが、「カードBの方が優れている状況が存在するのではなく、カードAを複数枚入れると優れない状況になるので仕方なくBを入れる」といった感じ?「同名カードは3枚しか入れられないから、仕方なしに4枚目としてカードBを入れる」も近いかも。他に例えるなら、「デッキ内の39枚は決まっていて、残りの1枚をAかBにするのだが、あらゆる状況(上に述べているようなまずありえないようなのも含む)でAがBに勝る場合」とか。もっと上手く説明できるニキいたらお願い(他力本願)。
これを今回の完全上位互換の定義である「どのような条件下」に含めるかどうかが人によって違うだろう。「どのようなって言っているんだから含めるに決まっているだろ!いい加減にしろ!」といった意見は間違ってないし、「カード1枚としてみたら完全上位互換だし、2枚目以降が完全上位互換じゃなくなるっているのはちょっと違うんじゃね?最低でも1枚なら完全上位互換だし」といった意見も間違いではない。ただ、この理論だと森の音楽隊や群れなす飢餓も同じ理論になる(盤面を見るかデッキを見るかの違い)。どちらでも構わないのだが、ここまで長々と説明したあとで「マゼルベインがあるので完全上位互換は存在しませんよ」だけで済むとなったら悲しいので、今回はこの落とし穴(カード名参照)は飛び越えることにしよう。つまり、「どのような条件下」に以下の条件を付け加える。
――時は2020年6月。これらの議論を文字通りひっくり返すカードが実装された。
その名は《吊るされた男》・ローフラッド。彼がエンハンス7で加えるトークン、真偽の逆転の効果は、前代未聞の相手のカードで戦うというものだった。
そう。上で記されていた「相手のカードを利用するカード」である。
これにより、Shadowverseにおいても完全互換が存在しえなくなってしまった。
……まぁレアケとして無視するのも手ではあるが。
(追記)スパルタクスなどが持つ「自分のデッキの下にある死神のカードを勝利のカードに変身させる。 」という能力が完全上位互換の鍵になる可能性がある。ローフラッドの真偽の逆転自身が同様の効果を持つため、その能力を持ったカードをローフラッドで利用されたとしても相手にアドバンテージを与える事にはならないのだ。マンガの強敵の攻略法みたいでかっこいい…かっこよくない?
探せばまだ落とし穴があるかも知れない。見落としているところもあるかも知れない。気づいたら教えてくれるか直してくれるとありがたい。ちなみに私は指摘された部分も含めて11回は落ちた。
いろいろ述べてきたが、カードの追加によってこれらの条件は簡単に変わるのだ。森羅咆哮のアディショナルカード、極光の天使の存在により突進が疾走の完全下位互換ではなくなったように。結局のところ、抜け道を全て塞いでしまえば、完全上位互換はいくらでも作れるのだ。
聡明なホモ諸君は気づいていただろう。シャドバにも相手のカードを使用するカードがあることを。そう、マインドルーラー・モートンと糸による支配の存在から、コストが2以下のフォロワーは上記の条件を満たしても完全上位互換にならないのだ!!
ただし、これらの対象にならない選択不可があればその限りではない。また、これらは直接場に出るのでアクセラレートも関係ない…と見せかけて、眠りの魔術やローズガーデンキーパー等で手札に戻る可能性があるのでウィッチやエルフは関係ある…とも見せかけて、タルトマンがいるので全クラス関係がある(そもそも2コスフォロワーにアクセラレートが付くことがあるのかは疑問だが)。
また、簒奪の絶傑・オクトリスの存在から、ラストワードが異なる場合も完全上位互換にはならない(もちろん、こちらもオクトリスの対象にならないなら問題ない)。
例として「災厄の屍王」と、進化前でも攻撃が可能な「災厄の屍王B」を考える。もしもこの2体のほかの能力が同じ「進化前:自分のターン開始時、ネクロマンス 4; このフォロワーは進化する。」、「進化後:ラストワード 災厄の屍王(進化前)1体を出す。」だとしよう。この場合、進化した自分の「災厄の屍王」、あるいは「災厄の屍王B」が相手のオクトリスにラストワードを取られても、その被害は等しい。なので、攻撃不能を持っていない「災厄の屍王B」は「災厄の屍王」の完全上位互換と考えられる。
しかし、「災厄の屍王B」の能力が、「進化前:自分のターン開始時、ネクロマンス 4; このフォロワーは進化する。」、「進化後:ラストワード 災厄の屍王B(進化前)1体を出す。」だとする。そうすると、進化した「災厄の屍王」のラストワードを取られるよりも、進化した「災厄の屍王B」のラストワードを取られたほうが被害が大きくなる。よって、「災厄の屍王B」と「災厄の屍王」の間に完全上位互換、完全下位互換の関係は成り立たなくなる。さて、「災厄の屍王」と何回言ったでしょうか?
聡明なホモ諸君は気づただろうか?もう一つの落とし穴の存在を。
そう、僅かだが、カード名参照もある。わかりやすいのは森の音楽隊を擁するエルフだろう。さらに、森の音楽隊はエルフ・フォロワーに限定していないため、ニュートラルも巻き込む。
例として、カードAはカードBの完全上位互換である、と仮定しよう。自分の場に「森の音楽隊、カードA、フェアリー、ゴブリン」がある状況を考える。この時、カードAを出しても森の音楽隊は発動しない。しかし、カードBを出した場合は森の音楽隊が発動する。この場合、カードBはカードAよりも優れていると言える。これは「どのような条件下であっても、カードBよりもカードAの方が優れている」に矛盾するため、仮定は成り立たない。よってカードAはカードBの完全上位互換とは言えない。よって、「エルフ、ニュートラルのフォロワーは、完全上位互換が存在し得ない」ことになる。
また、群れなす飢餓を撃たれたときの被害の違いから、比較するフォロワー両方が選択されない、もしくはスペルダメージ無効を持っていないといけない。
他にもカード名参照はある。具体的には、2コスト以下に影響する騎士王・アーサーや安息の顕現、クラスフォロワー全般に影響する冒涜の球体や、ソウルストリーム。そして、今まであえて触れなかった唯我の絶傑・マゼルベインと天界の門だ。
これらの存在により、同名カードを入れないことがメリットになり得る。マゼルベインと天界の門はニュートラルのカードなので、すべてのクラスが完全上位互換が成立しなくなる…かどうか、意見が分かれるところ。前回(2020/1/17)までは、ニュートラルのカード以外を理屈こねて「完全上位互換の否定材料」としていた。ツッコミが入るだろうし誰か修正するだろうとマゼルベインと天界の門に触れないまま放っておいたが、今回で白黒灰付けようと思う。以下に前回までの理屈を記す。
(森の音楽隊の説明をした後で冒涜の球体とソウルストリームについて)ネクロマンサーとネメシスも似たように考える。「自分のデッキのクラスフォロワーが残り2体しかいない」状況の時、それがカードAが2枚の時は1枚しか場に出ない。しかし、カードAが1枚、カードBが1枚であったなら、2枚場に出ることができる。この場合、カードA1枚よりもカードB1枚の方が優れていると言える。よってカードAはカードBの完全上位互換とは言えない
この理論は他のカード(アーサーとかマゼルベインとか)でも当てはまる。これはある意味では正しく、ある意味では正しくない。上手く説明しにくいが、「カードBの方が優れている状況が存在するのではなく、カードAを複数枚入れると優れない状況になるので仕方なくBを入れる」といった感じ?「同名カードは3枚しか入れられないから、仕方なしに4枚目としてカードBを入れる」も近いかも。他に例えるなら、「デッキ内の39枚は決まっていて、残りの1枚をAかBにするのだが、あらゆる状況(上に述べているようなまずありえないようなのも含む)でAがBに勝る場合」とか。もっと上手く説明できるニキいたらお願い(他力本願)。
これを今回の完全上位互換の定義である「どのような条件下」に含めるかどうかが人によって違うだろう。「どのようなって言っているんだから含めるに決まっているだろ!いい加減にしろ!」といった意見は間違ってないし、「カード1枚としてみたら完全上位互換だし、2枚目以降が完全上位互換じゃなくなるっているのはちょっと違うんじゃね?最低でも1枚なら完全上位互換だし」といった意見も間違いではない。ただ、この理論だと森の音楽隊や群れなす飢餓も同じ理論になる(盤面を見るかデッキを見るかの違い)。どちらでも構わないのだが、ここまで長々と説明したあとで「マゼルベインがあるので完全上位互換は存在しませんよ」だけで済むとなったら悲しいので、今回はこの落とし穴(カード名参照)は飛び越えることにしよう。つまり、「どのような条件下」に以下の条件を付け加える。
- あくまでもそれら1枚目のみで比較する。例えカードAの2枚目より、カードBの1枚目が優れている状況が存在していても、カードAの1枚目がカードBの1枚目の完全上位互換ならば、カードAはカードBの完全上位互換とする。
…まぁ、(この議論に)意味なんて無かったろ?
――時は2020年6月。これらの議論を文字通りひっくり返すカードが実装された。
その名は《吊るされた男》・ローフラッド。彼がエンハンス7で加えるトークン、真偽の逆転の効果は、前代未聞の相手のカードで戦うというものだった。
そう。上で記されていた「相手のカードを利用するカード」である。
これにより、Shadowverseにおいても完全互換が存在しえなくなってしまった。
……まぁレアケとして無視するのも手ではあるが。
(追記)スパルタクスなどが持つ「自分のデッキの下にある死神のカードを勝利のカードに変身させる。 」という能力が完全上位互換の鍵になる可能性がある。ローフラッドの真偽の逆転自身が同様の効果を持つため、その能力を持ったカードをローフラッドで利用されたとしても相手にアドバンテージを与える事にはならないのだ。マンガの強敵の攻略法みたいでかっこいい…かっこよくない?
探せばまだ落とし穴があるかも知れない。見落としているところもあるかも知れない。気づいたら教えてくれるか直してくれるとありがたい。ちなみに私は指摘された部分も含めて11回は落ちた。
いろいろ述べてきたが、カードの追加によってこれらの条件は簡単に変わるのだ。森羅咆哮のアディショナルカード、極光の天使の存在により突進が疾走の完全下位互換ではなくなったように。結局のところ、抜け道を全て塞いでしまえば、完全上位互換はいくらでも作れるのだ。
このページへのコメント
もはや完全上位互換のカードが存在するかどうかじゃなくて
完全上位互換のカードを作ろうと思えば作れるかってレベルになってるな
サージェントカードのおかげで完全上位互換出来るかもしれないと思ったけどそもそもローテーションにおいては完全上位互換存在しうるか
ゲームの最終目的を「勝利」におく以上「勝利」の上位互換は存在しないから、例えば極論「場に出た時このバトルに勝利する。このフォロワーが手札ないしデッキにある時、能力によって場に出すことはできない」を持つファイターはバニラファイターの完全上位互換であるはず。
って思ったけど下コメに既に「クエストレオン」ってのがあったわ
能力持ちはサーチで云々
ゲームの最終目的を、迅速にミッションを終わらせたい「進化五回」などを少ないバトル数で終わらせたいってなったときに普通のファイターを入れた方が優れるって事になりそう。
ファイターの屁理屈を真に受けるなら、ゲームの最終目的もある程度常識の範囲内であればズれる可能性があることも考慮すべきでは
>能力によって場に出すことはできない
完全上位互換を語るのになんで制約を付け加えたがるのか分からない
葬送リアニ非対応の時点で完全上位互換じゃないのに
木主かわいい
現状のプールだと
・融合は任意起動効果
・手札のカードの能力を消すカードがない
・融合を持つカードを参照するカードがない
・真偽の逆転のコピーを進化ターン前で発動する手段がない(特殊フォーマット含む)
から、既存の何かしらのカードA(バニラ以外)に「進化ターン前なら融合できる」が加わったカードBが現れたらAの完全上位互換と言えるかもしれない
「選択不可ならモートンとか糸による支配考えなくていい」ってやつ、ネメシス側がミュニエ出すと奪えるようになるから成立しないのでは
例えばマイニュがミュニエ→モートンで奪われると相手の場に選択不可2/2が立つことになってファイター奪われた時より被害がでかくなる可能性がある
そもそもマイニュはファイターの上位互換じゃないのは前提として…