ORS-2Pick環境探求
最終更新：
kamishimosabaki 2023年11月03日(金) 16:13:45履歴
ガントレット開催決定!!
もしかして：ローテはアディ後
編集履歴 
10/28 ビショップの項目まで執筆 D,Nmの項目は作成中
目次
おまけ
優勝しました
初めに
本記事はORS-2Pick環境について筆者個人の所感をまとめたものです。筆者個人の主張が多分に含まれるため、チャレンジマスターへの道(ORS-2pick編)等と併読してください。アディショナル追加前の記事内容としては、特にB,D,Nmの３リーダーを中心としたものになる予定です。質問等あれば対応できるものは返答します。
中堅リーダーまで具にまとめると大変だから許してね
↑今期のPickでは影が薄いが我らの教会長はローテで活躍している
HOR-2Pick環境の振り返り
ORS-2Pick環境の土台となるHOR-2Pick環境について初めに軽く触れておく。
HOR-2Pick環境ではプレイヤーの間でEを1位リーダーとする共通認識が存在した。序盤はアネモネタイガーやサルビアパンサーでテンポを取りながらセッカポイントを稼ぎ、中盤は農作のエルフによって盤面を押し付けながらリソースを確保する。そして、終盤は伐採斧のドワーフやオベロンといった強力な金虹でフィニッシュを迎える。後手をとった場合にも黒百合の女王・ノワリスによる捲り展開やオタカラトンボによる回復が強力であり、オールラウンドに立ち回るEは頭1つ抜けて強力なリーダーであった。
一方で、Eより下のリーダー順位はプレイヤーの間で大きく異なり、群雄割拠の環境であった。環境初期に注目されたWはリトルセージやボルケーノスプラッシュを絡めた8t以降の空中打点が強力であり、新たに8tのケアラインが成立した。また、それまで金虹に依存していたNmはカオスオーラを獲得し、金虹連打とは別にカオスオーラ連打による空中戦を展開するようになった。
そして、環境終盤にはEを脅かすリーダーとしてBとDが台頭し始めた。Bは先6にアディショナルで追加された玉兎の治療師を押しつけることで強力な立ち回りを実現した。また、Dは早期のランプから大型フォロワーを展開することを勝ち筋としており、ともに盤面を形成して戦うことを得意とした。
まとめると、HOR-2Pick環境は通期でEを1位にしつつも、環境初期は空中打点による押し込みを得意とするW,Nmが台頭した。
その後、環境終盤にはEが苦手とするような大型盤面を早期に形成する手段を持つB,Dが研究されていった。
参考：2Pickチーム大会参加レポ(HOR-2Pick環境探求) 前作。HOR-2Pick環境におけるクラス相性の考察がメイン
HOR-2Pick環境ではプレイヤーの間でEを1位リーダーとする共通認識が存在した。序盤はアネモネタイガーやサルビアパンサーでテンポを取りながらセッカポイントを稼ぎ、中盤は農作のエルフによって盤面を押し付けながらリソースを確保する。そして、終盤は伐採斧のドワーフやオベロンといった強力な金虹でフィニッシュを迎える。後手をとった場合にも黒百合の女王・ノワリスによる捲り展開やオタカラトンボによる回復が強力であり、オールラウンドに立ち回るEは頭1つ抜けて強力なリーダーであった。
とはいえミラーマッチも基本先攻有利だったけどね
一方で、Eより下のリーダー順位はプレイヤーの間で大きく異なり、群雄割拠の環境であった。環境初期に注目されたWはリトルセージやボルケーノスプラッシュを絡めた8t以降の空中打点が強力であり、新たに8tのケアラインが成立した。また、それまで金虹に依存していたNmはカオスオーラを獲得し、金虹連打とは別にカオスオーラ連打による空中戦を展開するようになった。
ボーナスが落ちても金虹に依存しない勝ち筋
そして、環境終盤にはEを脅かすリーダーとしてBとDが台頭し始めた。Bは先6にアディショナルで追加された玉兎の治療師を押しつけることで強力な立ち回りを実現した。また、Dは早期のランプから大型フォロワーを展開することを勝ち筋としており、ともに盤面を形成して戦うことを得意とした。
制約なしに形成される脅威の盤面
まとめると、HOR-2Pick環境は通期でEを1位にしつつも、環境初期は空中打点による押し込みを得意とするW,Nmが台頭した。
その後、環境終盤にはEが苦手とするような大型盤面を早期に形成する手段を持つB,Dが研究されていった。
もう少し具体的にまとめるとこんな感じかな
��Eはカードパワーと対応力の高さから1位の座を獲得した。
��8t(リトルセージやボルケーノスプラッシュ)が大型打点のラインであり、特に環境初期~中期の攻防は8tのラインに収束した。
�４超�終盤にはEに対して有利がつく可能性があるB,Dが研究された。両者は大型盤面の形成を得意とした。
参考：2Pickチーム大会参加レポ(HOR-2Pick環境探求) 前作。HOR-2Pick環境におけるクラス相性の考察がメイン
ORS-2Pick環境の性質
ビショップ
攻防の要となる2枚の追加カード
当たり前のことだが、2Pickではカードパワーの高いリーダーが上位を形成する。Bが1位リーダーとして台頭したことには2枚の強力な追加カードが大きく関係している。他所で散々言及されているがここでも手短に言及しておく。
配達の翼人
配達の翼人は7c8点疾走に換算されるカードであり、フィニッシュの起点となる。旧来のアクアプリーストと相まって、Bは基本的に7tから大きくライフを詰める段階に入る。
HOR-2Pick環境の攻防はリトルセージやボルケーノスプラッシュの存在によって8tに収束していたが、ORS-2Pick環境はこのカードの追加によって攻防が7tに収束する傾向にある(7tの配達の翼人をいかに捌くかというところに今期の焦点は当てられる)。攻防が7tに収束するということは、後手側は前期より1t早く対策を講じていく必要があるということを意味する。後手捲りの要求値はさらに高まったと言えるだろう。
HOR-2Pick環境の攻防はリトルセージやボルケーノスプラッシュの存在によって8tに収束していたが、ORS-2Pick環境はこのカードの追加によって攻防が7tに収束する傾向にある(7tの配達の翼人をいかに捌くかというところに今期の焦点は当てられる)。攻防が7tに収束するということは、後手側は前期より1t早く対策を講じていく必要があるということを意味する。後手捲りの要求値はさらに高まったと言えるだろう。
ブライトサンクチュアリ下7c10点、果実の選別下7c12点~は頻出
ウェポンアルミラージ
また、受けの要となるのがウェポンアルミラージである。2ドロー3面処理4回復と狂騒の悪鬼互換とも言える性能であり、安易な攻勢はこのカード1枚で瓦解するリスクがある。盤面を無視して強引に疾走札を通そうとする展開にもカウンターとして機能するため、中盤以降腐る場面がほとんどない。
対面のBが1枚以上抱えていることが前提であり、ウェポンアルミラージを早期に引きずり出すことができるかどうかで終盤の攻めの通りやすさが大きく変化する。
その他強力なカードには関しては適宜言及するが、Pick優先度などは省略。wiki内の記事やプロ謹製の無料noteにtierリストが載っているので参考にするとよい。
参考：2pick評価一覧 点数形式でPick優先度が分かる ただしデッキのバランスに注意すること
対面のBが1枚以上抱えていることが前提であり、ウェポンアルミラージを早期に引きずり出すことができるかどうかで終盤の攻めの通りやすさが大きく変化する。
新弾ボーナス(1.5倍)により複数枚Pickは当たり前
その他強力なカードには関しては適宜言及するが、Pick優先度などは省略。wiki内の記事やプロ謹製の無料noteにtierリストが載っているので参考にするとよい。
参考：2pick評価一覧 点数形式でPick優先度が分かる ただしデッキのバランスに注意すること
7tに収束する攻防：後手のアプローチ
今期のBの強みを挙げるとするならば、金虹に依存しない勝ち筋があり、かつ安定していることである。一方で、あえて弱点を挙げるとするならば、空中打点をクラス産の銅銀で補う手段がなく、対面にケアされやすいことである。
前期のEはフィニッシュ手段を金虹に依存していたため、伐採斧のドワーフやオベロンに関してはケアを諦めてお祈りするような展開が多々存在した。一方で今期のビショップはフィニッシュプランが手出しの疾走札と明確であり、さらにアミュレットや受け札が多い関係で序盤から積極的に顔を詰める展開に持って行きにくい。故に、対面は7t目の配達の翼人を必ずケアするように動いてくる。
B側が先攻をとった場合、対面は後6に守護を立てるか無視できないサイズの盤面を押しつけることで配達の翼人を牽制する。以下、ケアの適当な例。
前期のEはフィニッシュ手段を金虹に依存していたため、伐採斧のドワーフやオベロンに関してはケアを諦めてお祈りするような展開が多々存在した。一方で今期のビショップはフィニッシュプランが手出しの疾走札と明確であり、さらにアミュレットや受け札が多い関係で序盤から積極的に顔を詰める展開に持って行きにくい。故に、対面は7t目の配達の翼人を必ずケアするように動いてくる。
手出しの疾走札だから盤面から点を出す必要はないけど、
相手の盤面を無視できるわけではないから今期は空中戦よりも地上戦の色が強いね
相手の盤面を無視できるわけではないから今期は空中戦よりも地上戦の色が強いね
B側が先攻をとった場合、対面は後6に守護を立てるか無視できないサイズの盤面を押しつけることで配達の翼人を牽制する。以下、ケアの適当な例。
ミラーマッチ：後手
玉兎の治療師があれば配達の翼人のケアは容易であるが、基本的には最低限守護を立てることで打点量を減らす。果実の選別は守護を貼りながら相手の顔を詰めることができるカードであり、ミラーマッチでは特に強力なカードである。また、守護がなくともブライトサンクチュアリを設置しておくことで低コストのフォロワーにもそれなりの圧を持たせることができる。
先攻側が盤面を無視して配達の翼人を走らせる場合、後攻側にEPが残っているとウェポンアルミラージによるカウンターが厳しい。ただし、先攻側が果実の選別やブライトサンクチュアリを設置している場合、配達の翼人2連打で20点程度打点が出る。確実に守護でライフカットできる果実の選別の方がブライトサンクチュアリより評価は高いか。
先攻側が盤面を無視して配達の翼人を走らせる場合、後攻側にEPが残っているとウェポンアルミラージによるカウンターが厳しい。ただし、先攻側が果実の選別やブライトサンクチュアリを設置している場合、配達の翼人2連打で20点程度打点が出る。確実に守護でライフカットできる果実の選別の方がブライトサンクチュアリより評価は高いか。
ネメシス：後手
Nmもまた後手6に盤面を作ることはやや厳しいが、継続して守護を展開することに長けている。ギミックレオンから供給される1cのミスティックアーティファクトを展開することで打点量を減らす動きは頻出。また、B側が先6に展開してきた場合、ミスティックアーティファクトで権謀のフィクサーの共鳴条件を調整しつつ盤面を処理し、処理要求のフォロワーを守護裏に隠す動きは非常に強力である。
寂しき月光の-2/-2デバフでも守護が剥がれない
ドラゴン：後手
ランプが間に合わなくともランプできていない時点で割と厳しいが後6に貫禄のドラゴニュート・ガンベインが間に合う。7tの段階で大型の守護を処理しつつ盤面を作る動きはウェポンアルミラージ以外基本存在しない。打点量を減らしつつ進化権とウェポンアルミラージを消費させる意味合いも込めて積極的にプレイする。また、守護を用意できない場合でもクロードラゴニュートやリザードハンターを展開することで配達の翼人を牽制できる。
ランプが間に合う場合はリジッドフィッシュのエンハンス7が間に合うほか、盤面の強度も上がるためかなり対応できる。
ランプが間に合う場合はリジッドフィッシュのエンハンス7が間に合うほか、盤面の強度も上がるためかなり対応できる。
疾走を通すための下準備
盤面を作られるなら、どうやって配達の翼人を通すんだい?
Bに先攻を取られた場合、対面は守護を立てるか無視できないサイズの盤面を押しつけることで配達の翼人を牽制する。そこで、先攻側のBはアミュレットのラストワードを駆使して対抗する。
禁忌の祭壇
3t目に設置することで7t目開始時に割れ、盤面を全て破壊する。また、5t目に設置することで9t目開始時に割れ、詠唱：聖獣の古跡を通す動きにつながる。ファンファーレで盤面に干渉することはできないが、ウェポンアルミラージのおかげで強引に着地できる。
6t目にエンハンスを外して置くと長久の導きが通る
寂しき月光
5t目に設置することで7t目開始時に割れ、-2/-2デバフをばら撒く。体力2以下の低コスト守護フォロワーを貫通できるほか、攻撃力も下げるため盤面を無視して強引に疾走を通す展開が成立しやすくなる。また、ファンファーレでも-2/-2デバフをばら撒くため、禁忌の祭壇と比較して設置しやすい。
また、この2枚の他に金虹で掲示されるフェザーテンペストは0コストで抱えて疾走札に合わせることが容易なAOEであり、アミュレットをプレイした回数については逐一確認しておく。
アクアプリーストと合わせるとミスティックアーティファクトを貫通できる。
ただし、対面の序盤の展開に対抗するために寂しき月光は4tに切らされる展開になりやすい。
ただし、対面の序盤の展開に対抗するために寂しき月光は4tに切らされる展開になりやすい。
また、この2枚の他に金虹で掲示されるフェザーテンペストは0コストで抱えて疾走札に合わせることが容易なAOEであり、アミュレットをプレイした回数については逐一確認しておく。
5t目の駆け引き
ウェポンアルミラージ
後攻4t目に盤面を強くして圧をかけてきた場合、カウンター札として優秀。リソースを過剰に投資するような攻勢はこのカード1枚で瓦解する。ただし、十分にリソースが確保できている場合は、対面の視点からしてウェポンアルミラージを早期に1枚使わせ、EPを消費させる展開として悪くない。先攻B側にとっても2ドローで打点を探しに行く動きとして悪くないので、ゲームの展開がかなり動く1枚であると言える。
ラビットハーバリスト
同じく、後攻4t目に盤面を強くして圧をかけてきた場合、カウンター札として優秀。ただし、対面の視点からして進化権やウェポンアルミラージを温存されるため、ライフが削れていない場合はかなり厳しい展開となる。体力5以上のフォロワーを展開することでケアする必要がある。一方で、先攻B側もドローを進めることができないためゲームが停滞しやすい。
果実の選別+2cフォロワー進化
寂しき月光を先攻4t目に切らせた場合に頻出。3面以上触ることが難しいので面を横に広げてケアする。ウェポンアルミラージを温存するような択であることに加え、先攻7t目に強引に疾走を通す展開になりやすく対面視点以外と苦しい。ゲームレンジが前倒しになり、進化権の消費も早くなる。
その他、無数の択が存在。アミュレット設置を警戒した過度のリソース消費は危険であるという認識をしておく。
その他、無数の択が存在。アミュレット設置を警戒した過度のリソース消費は危険であるという認識をしておく。
ドラゴン
ランプ・バフ・ボード
有力な追加カードから軽く触れていく。
追憶の白竜
竜の模倣
リジッドフィッシュ
空中打点を出す手段に乏しいDにとって、大型盤面の形成手段は命綱である。リジッドフィッシュはエンハンスで段階的に盤面を形成することのできるカードであり、序盤から終盤にかけてゲームプランの核になる。また、疾走から顔を守る上で守護が重要な環境であることから評価は非常に高い
エンハンス7によって軽量のフォロワーであっても場残りにリターンが見込める
攻撃意識
今期のDの強みを挙げるとするならば、リソースが安定しており、かつ盤面の形成に長けていることである。一方で、弱点を挙げるとするならば、空中打点を補う手段が非常に少なく、積極的な攻撃手段を確保しにくいことである。
邪智の竜・ファフニールや黒蒼の絆・フォルテ＆ミリアムといった金虹の有無がそのままデッキの火力に直結しているため、欠損するとゲームプランが盤面形成一辺倒になりやすく、LOまでもつれ込むことも多い。竜の託宣や竜の真恵といったランプ兼リソース札も大型フィニッシャーの着地を恩恵として受けることができない場合は徒にLOを早めるだけのカードとなる。
旧来の2Pick環境と違い、今期のDにおいて竜の託宣や竜の真恵はマストピックではないことを理解しておく。
邪智の竜・ファフニールや黒蒼の絆・フォルテ＆ミリアムといった金虹の有無がそのままデッキの火力に直結しているため、欠損するとゲームプランが盤面形成一辺倒になりやすく、LOまでもつれ込むことも多い。竜の託宣や竜の真恵といったランプ兼リソース札も大型フィニッシャーの着地を恩恵として受けることができない場合は徒にLOを早めるだけのカードとなる。
旧来の2Pick環境と違い、今期のDにおいて竜の託宣や竜の真恵はマストピックではないことを理解しておく。
対B戦略
攻撃手段の乏しいDにおいて、デッキバフを前提としたゲームプランの立て方は基本的に2通り。
工事中
�．螢献奪疋侫�ッシュ等を連打して盤面(守護盤面)を押しつける
�▲�ロードラゴニュート等を優先的にPickし、顔を詰めながら盤面を維持する
工事中
ネメシス
工事中
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優勝おめでとナス！
かんしゃど~
HORがAOAの時とあんまかわりばえせんなーってすぐ飽きちゃってORSもそんな感じかなって触ってなかったけど全然環境違うんだな
前期圧倒的tier1のEが順位下げた点でだいぶ環境変わった感ありますあります 実際のところEもまだまだ強いですが