おんJシャドバ部

第25弾カードパック「極天竜鳴」にて登場したシルバーのドラゴン・フォロワー。
だんだんデフォルト化してきた2/2/2突進。覚醒時には+1/+1とルリア式バリア、PP10になっていると強化が+3/+3になってで守護もつく。それだけ。
フォロワー戦では序盤中盤終盤ともそつなく仕事をするだろうが、他のカードとこれといったシナジーがあったり、顔面打点に繋がるわけではない。
ちょっとフォロワーを処理できるだけのカードに居場所がない現状、アリーナ以外での活躍はあまり期待できないだろう。

元ネタが仕えていた伊達政宗と暴竜・伊達政宗と比べると、2/2/2の基本スタッツは共通、覚醒後のダメージ軽減は暴竜、7PP(覚醒)で強化されるのは初代のエンハコスト、10PPだとさらに強化されるのは暴竜、10PP時のスタッツ強化幅は初代のエンハに共通点を見出せる。
しかし主君の必殺は真似しておらず、代わりに守護がついているのがやはり部下らしさなのだろうか。

「片倉小十郎」とは伊達政宗に仕えた片倉景綱の通称。軍司的な役割として活躍し、後に続く仙台藩片倉氏の当主たちが「小十郎」の名前を踏襲していくことになる。
政宗が幼少の頃からの近習となっており、はじめは教育係をしていた様子。一説には政宗の病に侵された片目をくり抜き苦痛を取り除いたとして信頼を得たという（ただし伊達政宗の頭蓋骨を調査すると眼孔にそのような痕は確認できず創作なのではという話もある。）
政宗が成長した後も、主だった戦には基本的に一緒に参戦し、また外交戦略でも活躍しており政宗の東北統一の助けとなっている。
豊臣秀吉の小田原征伐でも、伊達家では豊臣に付くか北条に付くか意見が割れていたが、最終的には景綱の意見により豊臣方に付くことが決定するなど、家中での景綱の力の大きさがうかがえる。
関ヶ原の戦い以降は病により一線から退くも、大坂の陣では息子が活躍。敵将を打ち取るなどの活躍をし、その勇猛さと上記にあるように小十郎の名を引き継いだ事とで「鬼の小十郎」と呼ばれるようになる。が、父である景綱からは「一軍を預かる将として刃を交えることなどあるまじき行為」と叱られる。カードの能力的には息子の方が近そうだ・・・？

景綱の姉の「片倉喜多」は政宗の乳母にもなっており、まさに片倉家は一族で伊達政宗を支えてきたかけがえのない存在と言えるだろう。