おんJシャドバ部

第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」にて登場したシルバーのドラゴン・フォロワー。なんか腹減った

疾走による顔面3点盤面3点はどっかの絶傑を彷彿させる。
まぁあそこまでぶっ飛んではいないが……。

疾走持ちということで採用先はフェイスドラゴン。
使ってみるとわかるがなかなか強い。

こちらが前ターンに進化顔面に使ったフォロワーを相手が進化取りしてきてヘルス3以下になったところを、これで顔を殴りながら盤面処理する動きがかなり凶悪。
7Tに武力炎翔と組み合わせればヘルス5までを処理しつつ4点疾走なんて芸当も見せる。

器用なフォロワーだが守護に弱いのと、顔削り用の火力としてはコスト比的に低く、重いのが難点。

元ネタはおそらく三国志に登場する大軍師・諸葛亮孔明である。
劉備に仕え、蜀建国とその後のゴタゴタを支えた軍師・政治家であり、文学的評価の高い名文『出師表』も書くなど万能の天才として知られる。
『三国志演義』でのトレードマークの羽扇もバッチリ持っている。また在野の頃「臥竜(ガリュウ)」と号していた。

三国志演義を読んだ人が正史を読んでまず驚くのが孔明と関羽の2人のイメージとの違いだろう。
政治家としてはやはり有能な人物であったようで、三国志撰者の陳寿も「斉の管仲、漢の蕭何に匹敵する」と最大限の賛辞を述べている。
兵法家としては演義とは真逆で極めて慎重で、勝てる戦い以外に出ることはあまりなかったそう。陳寿からは「臨機応変な兵法は苦手だったのでは？」と批判されている。
軍師としては同僚の龐統や方正の方が優れていたという考え方が一般的らしい。
ただし、晩年の人材難に陥った蜀で倍以上の国力を持つ魏を相手に北伐を行い局地的には魏軍を破り、自身が健在の間は蜀本国に攻め入らせなかったことは紛れも無い偉業である。