ネクロマンサーらしいデッキと言われて、最初に思い浮かべるデッキは何だろうか。
ゾンビと
スケルトン犇めく
ミッドレンジネクロだろうか。はたまた古の御世に恐れられた魑魅魍魎が跋扈する
妖怪ネクロだろうか。或いは、ラストワードとその利用に徹する
ネフティスネクロこそがザ・ネクロマンサーと宣う──そんなプレイヤーも居るかもしれない。
そんな個性豊かなネクロマンサーのデッキの中でも、一際ロマンに溢れたアーキタイプ(個人的感想)こそが
リアニメイトネクロである。
古くは
ケリドウェンにその萌芽が見てとれ、能力のキーワード化と共に大々的に取り上げられたのは
CGS期の事。一時は
唯一無二の神を墓場から次々と呼び覚まし、アンリミテッド環境を席巻するも、そんなのは昔のお話。
世界の意思に抗うことは叶わず、牙を抜かれた今となっては最前線で環境に蔓延るデッキ達と張り合うに足るだけの力など残っている筈も
うっさいんじゃい。(豹変)
ワイは墓場の底に眠るクソデカ幽霊叩き起こして遊びたいんじゃ。
アンリミテッドのリアニメイト関連についてあれこれ書いていきます。
デッキ紹介みたいな体裁は取っていますが、研究者魂逞しい先達のアニキ達に比べるとまだまだ至らぬ点も多いと思います。それでもロマン溢れるリアニメイトが少しでも増えればと思い、記事の執筆へと至りました。
よろしくお願いします。
零ノ巻:デッキの骨
リアニメイトデッキと言えば、まず思い浮かぶのが墓場から出てくるフォロワーだろう。墓場に埋められたかと思えば、アーキタイプの名前ともなっているリアニメイトの能力で復活。なおも抵抗する相手を強烈なパワーで呆気なく捩じ伏せていく姿はまさしく花形であると言える。
←現実はそんなにうまくいかない。
しかしながら、リアニメイト対象と言えど一度墓地に落とさなければ、単なる大型フォロワーの一枚に過ぎない。リアニメイトネクロをデッキ足らしめているのは、画像にあるような一見目立たないカード達であると言えるだろう。…たぶん。
ということで、以下はリアニメイトネクロの基礎の基礎。デッキを組む際には必ず入る。……とまで行かずとも、幅広く採用が見込めるだろうカード群(以下
骨と呼称)です。
骨
陰鬱な死霊術師 | 2/2/1+1枚葬送+キャントリ。葬送要員+パーツ探し+序盤の盤面を支える体は子ども、実態はベテランな娘。マリガンで一枚は引いておきたいところ。 |
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死を知る者 | 死霊術師に比べると盤面に何も残らないが、代わりにパーツ探しの面ではこちらが上手。最近は専らミントと働いているのを見る。 |
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百鬼夜行 | 最近追加された1コスの葬送札。引いてくるカードがフォロワー限定なのも地味に有難い。ララを採用している場合は取り扱いに注意しよう。 |
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魂の抜き取り | 3コス4点葬送キャントリ付。除去と葬送を両立した一枚。若干重く、上3つと違って使用の可・不可が相手盤面の状態に依存するカードなので注意。 |
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ソウルコンバージョン | ネクロお馴染みのドローソース。リアニメイトネクロの場合は自壊効果によるラストワードの発動が重要となる。 |
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フェイタルオーダー | DMSや金モルをリアニメイトし、ソルコンやギルトでラストワード発動を狙う「フェイタルソルコン戦法」が主な使い方。他にも守護持ちをリアニして次のターンまでの盾にしたり、付与される突進で攻撃力の高いフォロワーや必殺持ちに突っ込んでラストワードの発動を狙ったりと、使い道は思いの外多い。 |
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補足
壱ノ巻以降は、この骨を基礎に作成した構築例の紹介となります。
壱ノ巻:ララモル力比べ
ざっくり概要
葬送ララやフェイタルソルコン戦法で中盤以降
金モルをリアニメイトし、
力比べや
チャットによる守護付与で封殺を狙う比較的メジャー(?)なリアニ軸。ナーフされた
ケリドウェンの再就職先でもあった過去を持つ。
作り方の一例
1.
骨(零ノ巻参照)を用意して
↓
2.肉付けして
↓
3.空きを埋める
2で骨に追加した面々
デュエリスト・モルディカイ | リアニメイト対象その1。力比べで何度でも甦る壁と化す。消滅変身簒奪ミュニエと時代が下るに連れ弱点が増えた。3枚。 |
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デッドメタルスター | リアニメイト対象その2。略称はDMSで、WUP登場の新顔。フェイタルで颯爽と登場し顔へ一発、流れるようにソルコンでモルディカイを残して去っていくイケメンである。3枚。 |
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力比べ | 守護付与カードその1。相手にも守護が付くので、守護裏に隠れた厄介な相手フォロワーを炙り出す事もできる。ナーフ済みなことを筆者は最近まで知らなかった模様。3枚。 |
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闘技場の司会者・チャット | 力比べより重いので画像の構築では枚数が少ないが、セイレーンの涙やニュクスを採用する場合は強化先となるため此方を増やすのがベター。2枚。 |
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ソウルテイカー・ララ | 厳密には違うが、役割としてはリアニメイト要員に似る。葬送札と合わせる他、場に出たモルやDMSの破壊直後にプレイして彼らを使い回すことも。3枚。 |
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イグジストソード・ギルト | アクセラの存在により実質4枚目以降のソルコンとなる。死を知る者も同様だが、このフォロワーを葬送するとDMSのラスワに引っ掛かってモルを確定で出せなくなるので注意。3枚 |
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フロートボードマーセナリー | デッキに眠るDMSを確定で呼んでくる娘。2枚以上採用すると自分を引っ張ってくる場合があるので注意。1枚。 |
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3で追加した面々
熾天使の剣 | 2コス以下のフォロワーかアミュレットを一枚壊せるスペル。低コスフォロワーを撃ち落とす他、相手によっては加速装置や頂きの教会なんかを叩き割って動きを鈍らせるのも有効。2枚。 |
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魔拳法・ソーラ | 2コストと軽量ながら進化時効果で二面処理が可能。余りがちな墓場を消費すれば、進化で体力5までを討ち取る有能さを見せてくれる。2枚。 |
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マリガン
・モルかDMS(百鬼夜行以外でサーチできないのでモル≧DMS)
・葬送札(百鬼夜行≧死霊術士=死を知る者(先行)≧抜き取り(後攻)=死を知るもの(後攻):先行の抜き取りは返して他を探すべし)
・ララ(百鬼夜行がある場合)
ざっくりプレイング
・相手の展開を出来るだけ捌きつつ、以下の手札&条件達成を目指す
百鬼夜行、ララ、モル/百鬼夜行、ララ、DMS(モル葬送済)/フェイタル、ソルコンorギルト(モル、DMS葬送済)
百鬼夜行or死霊術士or死を知るもの、ララ、モル/百鬼夜行or死霊術士or死を知るもの、ララ、DMS(モル葬送済)/フェイタル、ソルコンorギルト(モル、DMS葬送済)
・5t目までに赤字の条件が整えば5モル、6t目までに青字の条件が整えば6モルが可能。
・序盤にDMSのアクセラを切る場合、早いターンに切った方がデッキに戻ったDMSは引きやすくなる。頭の片隅に入れておこう。
弐ノ巻:連KMR※未着工
参ノ巻:おま◯けほんへ※未着工
このページへのコメント
これはアーキタイプの記事なんですかね?
ちな、立てたのはワイじゃない
墓地から蘇らせて戦わせるってコンセプトは凄いネクロっぽくてすこすこなんすけどコンボパーツ多いっすねぇ…
ケリドウェンナーフ解除して欲しい
タルタルの攻撃シーンの画像がDKSGだったんで勝手に修正しちゃったゾ(PC版並感)…わざとああしてるんだったら許して
WUPはUCLより環境遅くなってて環境に消滅変身が少ないから引きさえすれば案外力比べモル通るゾ ミュニエひで
デッキタイプの解説記事かなにかですかね?
一応メインの部分はデッキ紹介の部分です
基本的な部分と複数の大まかなデッキ紹介を通して親しみを持って貰おうという魂胆で書いてます