おんJシャドバ部

【カットスロートネメシス】とはネメシスのデッキタイプの一つ。
機鋒の咎人・カットスロートの『エンハンスで消費されるPPを実質2にする』というリーダー付与能力を軸にした、エンハンスを最大活用するデッキである。
別名は八獄ネメシス、カッティスネメシス、ハイランダーネメシスなど。

エンハンス自体が「複数のコスト帯でプレイできる」という能力であり、それを大量投入することになるので柔軟にカードを切っていける。
その上、使用可能なPPが増えるごとにさらに爆発的に動きの幅が広がっていく。
例えば5PP与えられた状態ではエンハンス5＞エンハンス3＞1と最大で合計9コストの動き、4PPを踏み倒せる計算。
しかし9PP与えられた状態ではエンハンス9＞エンハンス7＞エンハンス5＞エンハンス3＞1と最大25コストの動き、16PP踏み倒しながら動けることとなる。

また、シャドバの基本としてコスト帯が上がるごとに効果は加速度的に強力になっていく。
4コストのカードを2枚使うより、8コストのカード1枚使う方がパフォーマンスが大きくなるというわけだ。
つまりエンハンス8とエンハンス6を同時に使用出来たりするのは見た目以上にハイパフォーマンスな動きとなる。

デッキの基本メンバーとしてカットスロートを確定サーチ出来る溶鉄の腹心、カットスロートと溶鉄の腹心をサーチ出来るアズヴォルトが存在するためリーダー付与の起動が非常に安定しているのも強力。
カットスロートはリーダー付与後も強力なフィニッシャーとして働くため、『フィニッシャーの引き込み』と『リーダー付与の獲得』両面で再現性が高いと言える。

カットスロートのリーダー付与を起動するためには『準ハイランダー』という重い構築制限がかけられる。
どれだけ強力な追加要員を獲得しても、タイプ:八獄を持っていないならピン差しを強要されてしまう。
試合後半になるまでは本領を発揮しにくくどうしても低速デッキになる都合、中継ぎが不安定であるという短所はかなり大きい。
また、低速デッキらしい弱点として試合を遅くまでもつれ込ませる前に攻め切ってくるようなデッキには厳しい戦いを強いられる。

機鋒の咎人・カットスロート	「溶かし崩して、叩っ斬る」レジスタンスのリーダー。デッキの中核になるリーダー付与と、エンハンスによる大打点を兼ねている。サーチの容易さも含め、デッキの核として間違いなく最高に有能な男。
溶鉄の腹心	「来ると思っていたわ、カッティス！」カッティスを確定サーチし、序盤の弱さをAOEと突進でカバーし、層の薄いエンハンス4でキッチリ仕事をするという有能な女。
精錬の用心棒	「皆まで言わすな、カッティス」条件付きとはいえコントロールに必須の回復とドローを1コストでやってのける有能な男。
黒錆の下っ端	「オッケー、従うよカッティス」奇数コストのエンハンスは競合が多めなのがたまに傷だが、3、5、7と幅広い帯で無駄なく打点を出せる有能な女。
アズヴォルト	「世界を見下ろす在り方は、神々の世界そのもの」デッキの中核達を引き込める他、余ったコストで使いやすくて盤面を埋めるデメリットも気になりにくいのでかなり強く使える有能な八獄魔境。
万物の目撃者・ジュディス	「素敵な劇に、素敵な観客」八獄魔境に迷い込んだ謎の幼女。1コスト区切りの多段エンハンスがいつ使っても最高のパフォーマンスを約束する上、効果の方向性もコントロール向けに纏まっている。あと何故か3枚積んでもカッティスが起動する有能な幼女。

ジェットパックガンナー	本来なら消費PPが重く、せっかくの複数回攻撃にバフを乗せにくかったのだがカッティス下では2PPで出した後バフ盛り放題で守護剥がし放題。
神器鳴動	普通に使っても十分なコスパなのでカッティスで踏み倒せると凄いお得。
遺物の発掘	層の薄い4コスト、エンハンス6を埋められて打点にもなる。チョイスの柔軟性も含めてデッキとの噛み合いに優れる。
ドールズトレーニング	エンハンスにありがちな疾走を多面展開するカードと併用することで凄まじい打点を出せる。
機能の集約	2PP消費で使える分にはコスパがよく特にエンハンス5から出るエッジは有能な回復札である。進化ターン前から十分仕事をしてくれる札として切れるのも良い。
サンドボーダー	エンハンス9のカッティスが疾走すると守護剝がしながら21点出る。相手は死ぬ。
ディメンションクラック	14点のライフ差をつけていくエンハンスが強く、8ターン目以降に逃げるのにも早期リーサルにも使える。手札が枯れていれば2ドローも見られる。事実上エンハンス7専門のカードなのを加味しても強い。
パペットワルツ	例によって不足気味なエンハンス4の枠を担える除去。序盤から既に良質な除去なのにエンハンスにも寄与できるのだから弱いことがない。
サテライトインベーダー	明らかにカッティス用のエンハンスが付いている。インベーダー単体では手が回らない守護や回復をエンハンス用心棒が綺麗にカバーしてくれて凄まじい防御力を発揮する。
天よりの剣閃	例によって層の薄いエンハンス6を担当し強烈なバーンをたたき出す。序盤の除去としても文句がない。
ディテスタブルスタチュー	例によって層の薄いエンハンス6を担当し、カッティス下では-1/7/7突進守護1ドローという使い得が過ぎる性能。エンハンスなしで置いてもプレッシャーをかけつつ手札を回せるので序盤の事故にも一定の耐性がある。