（履歴） - おんJシャドバ部

　　　我は父！　遍くの神！ 　　

はじめに

Strategy Pick。2回目となるこの特殊グランプリ。
新テーマとみせかけて、前回のユニオンバーストの焼き直しという中古テーマの使いまわしで
ネメシスリーダーとして進化デッキが帰ってきた。

デッキタイプ解説

アルザード、カゲミツ、スノホワ等の低コスト進化枠を優先ピックして、解放奥義をぶっ放していった方がゼウスプランよりもはやい。

低コスト進化枠がどれだけ多くピック中に提示されるかで、速度が大きく変わる。
Pickで露骨につよいパワカが多いため、ザコデッキにはなりづらいが
器用貧乏で８０点ほどのデッキが完成しても、相手の１２０点の宇宙ムーブに轢き殺されることもしばしば（※シャドバは闇のゲームです）

進化デッキの強い点
①後手をまくる性能がある　ラミエルによるブースト
②流行りのアミュレットなどの疾走系デッキに対して５点回復を多数搭載して"受けきれる"。
③オールスター的な豪華集団。ネレイアやナハトナハト等の全体除去で豪快にメンコできる。派手で楽しい。　

カード解説

カードプール

キーカード

神狼・シス
	盤面を処理しながら、８～１２点疾走ダメージを与えるメインアタッカー。解放奥義まで届かなくても、奥義でも十分仕事をしてくれる
魔導の申し子・フュンフ
	解放奥義アルティメットウルトラダイナミックファイナルアタックでガチムチ盤面を押し付ける。早めに手札にこないと、解放奥義なしではパワー不足だが、リーサルのとれるカードが少ないデッキなので重要。ネレイアやフォリアをフュンフでおかわりできる。９PPからシス＋フュンフ解放奥義で特大疾走リーサルがあるのを絶対に覚えておこう
虚無ノ哭風・グリームニル
	相手の盤面に左右されやすいフィニッシャー。低コストの除去と組み合わせたい。相手の盤面がぬるいときは、隙をみて打てる時に迷わず撃つ。
《世界》・ゼルガネイア
	大型疾走に殴られた返しに撃ち返したい。自然のミストリオン、アミュレットのスクナ、トークンの疾走系などターゲットは多い。ドローもついてくるので、次の５点回復へアクセスしやすくなる。進化回数の制限がない５点回復はかなり貴重。２面以上の処理はやや苦手。
至高神・ゼウス
	ゼウスガチャ。１０PPに到達する前に勝敗が決まる試合が多いため、過剰な期待は禁物。進化回数７回になると、疾走する確率７９％　打点期待値１３点となる。遅いといわれながらも、ゼウスまでグダる試合もしばしば。
虚無の堕天使・ルシフェル
	ラスワにはランダム破壊が多いので注意。ルシフェルまでに進化権が残っていないこともしばしば
魔弾の射手・エッセル
	奥義は小型疾走。１ドローがついてるので邪魔になりにくい。
閃耀の双剣・カトル
	奥義の除去はグリームニルを通すときに、相性がいい。

キーカードpick優先度

シス≧フュンフ、グリームニル＞＞＞＞＞ゼルガネイア＞カトル、ゼウス、エッセル＞ルシフェル

シス、フュンフ、グリームニルなど８ターン目前後でリーサルを目指せるフィニッシャーをピックしたい。
奥義系を進めるために序盤から進化を稼ぐことに全力でリソースを割こう。
除去はキーカード以外のカードプールでこと足りる。キーカードでは"相手の行動に左右されにくいフィニッシャー"を意識してピックしていこう。
ゼウスで１３点前後の期待値があるとして、１０ターン目にとびだすゼルガネイアのバーンで４点を加算すれば、合計１７点ちかい即死ダメージを飛ばせる。

カードプールAにおいてのpickしたいカード

ラミエル
	後手まくりの神ゾ。たった１枚で勝敗を左右しうるカードなので優先度は高め。６PPから一気にパワーがあがるデッキである。フォリアを起用する場合、進化権EPは４,６,７ターン目で消費したい。５PPをスキップできるメリットは大きい。
楽隠居の元国王・フォリア
	回復＋守護でOTKへのメタカードになりやすい。フォリアの７PPまでにEPが枯渇しないようにEP回復もセットで起用したい
悪夢の始まり
	テンポを失わない貴重なドローソース。解放奥義をもつカードを早めに手札に加えなければ、進化しても解放奥義のカウントが進みにくい。
王墓の骸
	ドローソース＆無料進化＆３面展開。お得なハッピーバリューセット
無敗の剣聖・カゲミツ
	低コストで進化を稼いでいける。次のターンに守護を出せるときにつかうと、取りにくくなる。ディテクティブガールとの相性もバツグン
オーバーヒートデーモン
	無料進化２回稼ぎ＆４面除去。5/5以上の敵は苦手。敵のアルザードやラスティナにも刺さる。
煌剣の戦士・アンリエット
	５点回復＆PP詐欺できる都合のいい女。デッキ全体で回復カードの枚数が足りているか確認しながら、適切な枚数をピックしすべし

グランジータは一見５コストにみえるが（ジータの決心で使用する場合）３コスト＆EP回復＆デカブツキラーになれることを失念しないように！３コストとなにをくっつけて使えるか、常にハンドを意識したい。

カードプールBにおいてpickしたいカード

カースドクイーン・ナハト・ナハト
	メンコ戦術の生命線。ほとんどの盤面はナハトで返る。基本はエンハンス６で使う
永劫の吸血鬼・アルザード
	貴重な２コストの強カード＆無料進化×N回＆無限リソース。
スノーホワイトプリンセス
	２コストにして進化を稼いでくれる。進化５回を超えるスピードが大きくかわる。
ギルド会議
	デッキ全体でフォリア等の回復カードを複数枚確保したい。回復カードの不足したデッキでは、後攻だと相手がカードを順番に並べてるだけで死ぬ危険性がある。
コロッサス・マグナ
	結晶３で無料進化＆コスパが異常
テンペストスレイヤー
	３回進化という緩すぎる条件で無料進化し、解放奥義をブーストする。グリームニルとの相性が抜群で２面処理してくれる。アミュレットの蜘蛛、ラスワのラスティナ、アルザード等の消滅させたい相手は多い。必殺もちなので先攻４ターン目にポン置きもできる。
ディテクティブガール
	スノホワ、ガゲミツらの早期に進化できるカードをどれだけ確保できたか、でバリューが変動する
アーツマスター・カルラ
	０コストとしても使える貴重なカード。早期のラッシュにからむと鬼盤面になる。
魔獣の女帝・ネレイア
	全体除去＆無料進化　先攻６ターン目の女
堕落の決意
	貴重なドロソ＆デカブツキラー

ギルド会議の５点回復は、テンポロスしにくい回復カードとしてかなり貴重である。
デッキ全体で複数枚の回復カードをピック出来るよう、バランスを考えよう。
レジェスケ、ディテクティブガールも無料進化を稼ぎながら、理不尽にデカイ。

注意点として、心もつ機械はリペアモード２枚によるハンド圧迫でドローが潰されやすい。

マリガン

悪夢の始まり等のドローソース、後攻時のラミエルなどを優先したい。
スノホワ、カゲミツ、アルザード等の序盤から進化をガンガン稼いで行ける手札でロケットスタートをきりたい。

相性

対エルフ(プレイ枚数)：相手の運次第

リーサル速度で負ける危険がある。
中盤の殴り合いで相手の"手札リソース"を消耗させたい。
フォリアの回復でリーサルを遠ざけ、ネレイアなどの人形ではがしにくい守護をたてて疾走アタッカーを防ぎたい。
６～７ターン目までに相手がリーサルをとれるかどうかの勝負になる。
ただし、不安定なデッキなので相手が勝手に自滅してくれるパターンも多い。

対ロイヤル(トークン)：有利

疾走アグロを武器にしたデッキなので、フォリアやギルド会議、アンリエットでしっかり回復すれば勝手に息切れしてくれる。
エリカインパルスは１５点疾走となる。回復カードはケチらず、つねに２０点ちかい体力を保ちたい。
９ターン目に闇アルベールがメンコしながら２回殴ってくるので気を付けよう。

対ウィッチ(コンボ機械)：不利

相手のライブラリーの積み方に激しく左右される。
宇宙ムーブをされるとムリなのだが、絵に描いた餅で自滅してくれるケースも多々ある。
デッキ構造上２０点ダメージをだせるOTKデッキなので、進化デッキの回復がまったく刺さらない。

リーサルがやや遅い進化デッキでは疾走系のリーサル速度ではかなわない。
マシンブックソーサラーを出した隙を咎めてゴリ押したい。
盤面有利をとるよりも、１ターンでもはやくシス等を疾走させてゲームを終わらせたい。

対ドラゴン(自然)：互角

自然のランプ⇒パトリックサーチ⇒先攻５ターン目からのミストリオン連射がきつくないデッキは無い。
ミストリオン単発ならば、ラミエルブーストからの６ターン目フォリアで完封することもできる。

自然が最速で５⇒６ミストリオンをできるとフォリアが間に合わない危険性があるが、自然側もハンドの要求値がきびしくなる試合。
お互いにPPブーストを引けるか、自然側が背徳・ミストリオンを引けるか、ライブラリーの積み方に大きく左右される。

６コストのミストリオンの前に、可能ならネレイアの『体力６以上の守護』を設置したい。

６ターン目の回復が重要になるマッチ。
自然が最速で背徳からミストリオンで詰めてきた場合、ギルド会議、アンリエットの５点回復が発動する『５回進化』に到達するまえにピンチになるケースが多い。
フォリア、ゼルガネイア等の進化回数で制限されない５点回復を数回発動して、自然側をライブラリーアウトや息切れにおいこみたい。
自然デッキは２０点削ることは得意だが、３０点以上を削ることは苦手としている。

ミストリオンの撃ち返しにはゼルガネイアが最適。
自然側が先攻で先に４点ほど顔面を殴れれば、それが最終的に勝敗を決するダメージになっていたケースも多々ある。

勝ちパターンとしては６PPのネレイアに対して自然側のレジェスケ・ナイトメアイーターを消耗させて
７PPから本命のフォリアでフタして一気にライフ回復をはかる。

対ネクロ(ラスワ)：先攻とった側が有利

ラスワ１０枚達成までに先攻/後攻の差で終盤の１ターンの差がまるまる変わってくる。
注意すべきはナハトの私兵が相手のラスワを２個分も加速させ、クリストフ・トートでゲーム終了！となりかねない。ナハトナハトはクリストフが起動するまでできれば温存したい。
クリストフが着地するまえに、シスやグリームニルは早めに使用する。
クリストフで守護カチカチになった後はコロッサスマグナ（進化込みで８点バーン）やテトラ、ゼウスなど守護を無視したダメージソースを叩きこみたい。
トート型の場合、回復で１ターン分時間をかせいでシスなどを叩きこむ「ヤられる前にヤる」
ナイトメアイーターがトレード上で非効率になるような体力５残しを意識したい。（相手の墓地をみるとナイトメアイーターが突進してくるタイミングはわかりやすい）

相手はラスティナをフュンフで増殖させるコンボを露骨に狙ってきやすい。消滅できるテンペストスレイヤー、オーバーヒートデーモンをなるべく使わずに温存すると、勝敗をわける転機になりうる。

対ヴァンプ(フォロワー機械)：先攻とった側が有利

ベルフォメットが着地するまえに殴り倒したい。
エアリアルクラフトからベルフォメットが８PPで着地すると負け筋になりうる。
８～９ターン目のリーサルターンをどっちが迎えるか、は先攻をどっちがとったかで１８０度入れ替わってしまう。
（お互いにエアリアルクラフト、ラミエル等の介入もある）
頼みの綱のナハトナハトでも、単独ではティシポネーはヌけない。

対ビショップ(アミュレット)：有利

ヤテラン、スクナ、パニスナ、コロマグなど疾走バーンダメージがかなり多い。
フォリアやギルド会議でしっかり回復しないと、全処理してるだけでは死ねる。

アミュレットデッキの構造上『細かく疾走バーンダメージ』を刻んで２０点を削りきることは得意としている。
だが一気に１５点以上のOTKダメージを出しにくいため、回復カードが有効に刺さる相手である。
５点回復を数回つかってリーサル圏外まで逃げると、相手の切り札が弾ギレしやすい。

一番こわいのは（ルインウェブスパイダーでの盤面ロックをからめた）一気に多数のフォロワーを展開するパターン。
結晶のルインウェブスパイダーにはテンペストスレイヤーによる消滅がブッ刺さる。
蜘蛛やマリシャスウォールはあらかじめ場に出るターンが公開情報なので、堕落やナハトのようなタテの除去で狙いうちにしよう。
また、フュンフ奥義からネレイアをリアニメイトして、クモ盤面を大幅に弱体化できる。フュンフ奥義は横に３面展開するので、クモの拘束能力に復活したネレイアはひっかからない。
スクナやノアはゼルガネイアで打ち返したい。

対ネメシス(進化):互角

進化側が１００％勝つ。
進化EPは６～７ターン目のネレイア、ナハト、フォリアにつかってメンコしたい。
５ターン目はあえてガマンする選択肢もアリ。どうせ６PPで盤面はすべてメンコしやすい。
お互いにリーサルがそこまで早いデッキではないので、進化を稼ぐことを優先しよう。
相手も６PPから一気にメンコカードを投入してくるので、無理くりに盤面をつくるのでなく、破壊される前提で動くべし。

全対面（フォリアやギルド会議、ゼルガ等で）回復しないとメンコしてるだけでは死ぬ

（盤面に干渉しても）干渉できない手札から即死するゲーム性だからね。しょーがないね。
いかにスノホワやカゲミツ、アルザードなど低コストで進化を稼げるカードをピックできるか
５回進化を早めに達成し、ギルド会議やアンリエットを早期に起動できるか
でデッキの強弱が決定する。
フォリアは進化制限のない回復なので特に優先度が高い。
ピック中にパワーカードに夢中で回復カードが不足した進化デッキはただのカモである。

フォリア・オーバーヒートデーモンなど進化２回増やせるカードが７コストにダブっているため
先攻で８ターン目を先にむかえるとギルド会議で一気にリーサル圏外まで脱出しやすい
後攻の場合、シンプルに進化を稼げるターンが１ターン減ってしまうのが致命的に痛い。ギルド会議の使い方が難しくなることもある。