編集日時:2019年04月12日(金) 01:43:34履歴
STRにて追加されたレジェンドフォロワー、クイーンセイバー・シンシアの盤面展開力、並びに継戦力を買い、横並べに厳しい今環境で暮らせる場所を作ってみたテンポ(ミッドレンジ)デッキ。同弾にて追加されたゴールドスペル、アリアの旋風のカードパワーを活かせるようにしていった結果、展開バフ、プレイ数参照、バウンスと本来エルフが活用すべき要素を全開に取り入れたエルフらしいデッキになりました。
今回のデッキの特徴は4つ。
今回のデッキの特徴は4つ。
- ベイルのコストを下げやすい序盤の小物展開
- 各種低コストフォロワーとシンシアのコンボ
- プレイ数参照の強除去、天喰らう異形の特大疾走打点
- 導き、妖精花の豊富なドローソースと確定サーチ型のリザ
- 注意書き
ロイヤルクリスタリア・ティア | リザからの確定ピンサーチ、2枚目以降は燻りやすいです。素直に3コストイヴを生成してメーテラが引けなかった際のヴィーラやセレスへの回答として用意したり、バウンスや小物、ウィスプを利用して1コストイヴを生成すればシンシアとのシナジーも強いです。またすぐに出さず保持しておくことで、天異形のバフをかける際にも役に立ってくれます。 |
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自然の導き | キャントリがそもそもエラく、1コストという点がプレイ数稼ぎや使い回しとしてかなり優秀。対空射撃と違い盤面には干渉しませんが、その弱点をアリアの旋風で補ってあげれば何も問題はありません。 |
フェアリーサークル | 天喰らう異形の条件を満たすのにサークルか導きは必要になってきます。1tからフォロワーを出せる構築ではないので、まず1枚は1tで打ってハンドを厚くし、旋風やメーテラを出しやすくしたいところ。 |
フェアリーウィスパラー | 今環境では力不足の否めないフォロワーですが、3tにフェアリーと出せば実質悪夢の始まりでは…? と思い開き直って採用。ベイルのカウントがかなり進みやすくなりました。ティアを引いた後のリザサーチ先なので、後半にトップから引き込みにくくなるようにしています。 |
白華の弓使い | エンハンス含め本体性能が高く、本デッキ唯一の2/2故に安心感があります。シンシアとはエンハンスの関係で若干相性は悪いもののシナジーはあり、メーテラと合わせると柔軟な除去が可能になります。いぶし銀の活躍が期待できるフォロワー。 |
森荒らしへの報い | 同じくパワー不足を痛感させられる除去カードですが、セルウィンを3枚採用し打点不足を構築で補っているので、結果的には展開に繋げられる必須カード。 |
アリアの旋風 | フェアリー型テンポエルフの必須カード。フェアリーを出すというテンポロスを帳消しにして盤面を優位に持っていけるのは圧巻の一言です。中盤で使うことは少なく、序盤に盤面を整理しつつフェアリーを置くか、後半に異形のカウントを稼ぎつつ除去するかの使い方がオーソドックスです。 |
妖精花 | 2コスキャントリという悪くない性能ですが、今までは盤面に干渉しづらいため敬遠されがちだったカード。アリアの旋風、シンシアの登場により評価急上昇。2tに妖精花を置くテンポロスを次ターンで導きウィスプ旋風と動くことで、2枚デッキを掘りつつAoE2、こちらにウィスプが残るという完璧な盤面管理をこなします。またウィスプ自体がベイルやシンシア、天異形、セルウィンと相性がいいため一生腐りません。 |
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森の女王・リザ | ファンファーファはティア確定ピン、次点ウィスパラー白華。ラスワは天異形確定、次点ベイル確定。あまり強い動きでありませんが導きで再利用が可能。2tに妖精花を置いておくことで、4tにリザウィスプティアと動いて3イヴを手に入れることができます、自傷ゥマ対面で役に立つムーヴ。 |
天禀の射手・メーテラ | セレスを中心とした中型〜大型処理を任せています、ドロー効果は偶に過剰になってしまうこともある他、メーテラを出したターンはベイルのカウントが進みにくいので、雑に切るのではなく攻め時のここぞというときに使う方がいいです。幸いベイルシンシアが決まれば進化権を保持してメーテラにつなげることもできるので…… |
神殺しの狩人・セルウィン | 3点除去は対面ロイヤルで光り、プレイ数に応じた能力もこの環境では猛威をふるいます、ウィスプを取り入れたのはこのカードの強さに気づいたのが大きな理由。本体のケツデカ守護もかなり優秀。 |
クイーンセイバー・シンシア | 男を知ったシンシア。進化権を付与する効果はエルフフォロワー限定な点だけ一応注意、文句なしの良カードだと思います。本体の展開力もなかなかなため、続けてベイルのコストが下がりやすいのはポイント高。 |
煌刃の戦士・ベイル | 上振れを生み出す男、ベイルがいるとドロシー顔負けの展開を続けることができます。守護付きはリーサルずらしやシンシアを裏に隠すことにうってつけ、また天異形のカウントを進めやすいのもポイントが高いです。……ん? そういやこいつ男だな… |
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飢餓の絶傑・ギルネリーゼ | 6tベイルシンシアに続けておけるのがやはりヤバイ。そうでなくても旋風でフェアリーやウィスプを残しつつ盤面をあけてから置けるのは強いです。 |
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天喰らう異形 | 確定サーチのフィニッシャー。疾走の時点でこのデッキでは重宝され、プレイ数を軸にしたこのデッキでは無理なくバフすることができます。ただし相当のアドリブ力が必要です。 |
氷晶の指揮者・リリィ | 今の環境はリリィを用いたムーヴが悉く否定されます、悲しいかな…… リリィを採用していないこともあり序盤からガツガツ攻めるデッキではないのを認識するの、重要です。 |
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ユグドラシル | 天異形といえば。出した時点で疑われてしまうのでシナジーがあるようでないようなカードです。悲しいかな…… |
- 先後キープ
- 先キープ
- 後キープ
……キープするカードが多すぎィ! 実例で紹介した方が、いいね♤(ここから先は勝ち試合のマリガン例になります)
- 例その1♢
いきなりガンギマリガン。
後続のカードが続くと信じて全キープです、実際この後は上手いこと妖精花と旋風を引けてコントロール、綺麗に6ベイルシンシアからナレク連打を凌いで勝ちです。
上振れした時の爆発力はエグいの一言、思い切ったマリガンも重要になってきます。
- 例その2♡
ベイルは引けていませんが最低限の処理札、妖精花+導きのドロソによりベイルを引き込みやすいためキープ。ベイルをドローでき次第展開し、コストを下げていきます。
- 序盤〜中盤(1〜5t)
基本的にベイルが手札にあるならこちら側の盤面は処理に回して妖精花やリザを出しコンボの用意、手札にないなら手札に来るまで処理札で盤面を維持しつつ、引き込んだタイミングでコストが下げられるように動きます。いたずらにハンドを消費することだけは避けるように。
- 終盤(6〜10t)
ここで理想ムーヴを実現させるために、とにかく序盤でつまづかないことが重要です。ここで一気に顔を削れてしまうこともあって、そもそも序盤から顔を詰める作業はそんなに重要ではないです。ここで強い動きができなければ負け、出来たら勝ちくらいの気持ちで行くのが◯。
- シンシアコンボについて
シンシアの展開力も相まってハンドにいるベイルのコストが下がりやすいことに着目。6tに0ベイルを目指そうとして足りなかった4コスまでのベイルは次ターンにベイルシンシアの動きを作り出してくれます。基本的に低コスト中心の構築なため、少し前のアンリミミドネクミラーのヘクターキープよろしくシンシアキープはあり寄りのアリです。
6ベイルシンシアは上振れ、ということを把握していただきたいのと、無理に5tまでで展開をせずとも強い動きは作り出せる、ということを把握していただきたいです。ここの「無理に展開をしない」というのが天異形のバフへ繋がっていきます。
- 天異形バフについて
8ターンで7プレイを満たすには…
- 1コスト×6、2コスト×1
- 0コスト×1、1コスト×4、2コスト×2
前者の場合、1コストを6回プレイするためには、少なくとも1コストスペルである導きかサークルを1枚握っていないと盤面がパンパンに膨らみ満たせません。ウィスプを持っていない場合はこの2種のうちどちらか一方でもいいので所持しておくこと。1枚の2コス枠は基本的に旋風を採用、場合によって森荒らしやセルウィンアクセラ、ウィスパラー等に変わってくるかと思いますが、やはり旋風意識です。
後者の場合、旋風1枚握っていたとしてもウィスパラーを出す余裕があります。ウィスプ+ウィスパラー+旋風の3枚だけで5プレイを稼げるのはかなり重要。こういった余裕を生み出すので、特にウィスプはベイルのカウント稼ぎや序盤の旋風処理以外には基本使わないことが重要です。
またティアも重要です。プレイ数が満たせるなら…と序盤に出してしまいがちですが、天異形のカウントを進める際には1枚で2コス2プレイ盤面展開と、かなり重要な役割を持ってくれます。対面でイヴで回答しなければならない状況以外は基本的に保持しておくと天異形バフの際にうまく使えます。
8tで、ウィスプ ウィスパラー フェアリー×2 旋風(ウィスパラー破壊) ティア 1イヴ と動ければ、ピッタリ7プレイ、AoE4、かつ盤面には1/1×4 4/4とギルネも起きやすい盤面が作れます。アドリブが苦手な方はこの計算式を覚えておくと少し狙いやすくなるかも。
- 対エルフ
展開が細かいため、こちらのフォロワーで除去するにも限界が訪れます。また展開力はエルフの全デッキ中でも屈指の強さなので、押し負けることは少ないです。とにかくプレミだけには気をつけよう!
- 対ロイヤル
- 対ウィッチ
天異形に関しては守護をよく置いてくるクラスのため少し不安があります。
- 対ドラゴン
盤面更地からポセを返せるのはせいぜい1回が限界。2枚目からを返せるかどうかは1枚目の着地時にこちらの盤面が残っているかどうかにかかります。今のドラがエルフ対面でAoEを握らない理由もないので、序盤は下手に展開しすぎず、処理を撒いていくのがセオリー。何だかんだサタン相手にはグダグダ勝負になったりするので、天異形に2回バフがかかればほぼ確実に勝てます。
- 対ネクロ
相手の除去力はなかなかですが、それはこちらが展開をしなければ腐る話。こちらとしては基本的に除去に回りつつ、セレス後に展開を敷き、盤面を意識させつつ天異形でフィニッシュが理想です。
展開軸でのフィニッシュは基本的にうまくいかないです…が、シンシアのヘルスが高いこと、オルトロスやフランといったミッドレンジ帯のどんぐり消費フォロワー採用が目立ち始めていることから、ファッ腐で返せない盤面を作り出すことも可能なので、圧をかけるという意味でもシンシアは効果的に置けるなら置きたいところ。ファッ腐は…メーテラ進化で一応回答できるので、自棄っぱちで意識してみるのはあり。
- 対ヴァンプ
蝙蝠は展開に対する回答がそう多くないので優位に立ち回れることが多いです、邪眼を積極的に切らせるため、このデッキに対しては顔を詰めるのも重要、そうしてあげるとシンシア展開から綺麗にギルネが置けます。勝てないときは相手が上振れしている時だと思うのがいいと思います、精神的に。
- 対ビショップ
獅子はこちら側の展開に対する回答が狂信者しかないので、相手の結晶カウントを遅らせる他、ベイルのカウントを進めるためにも展開しない理由はないです。
天狐機械はファーザー連打が死ぬほどキツイです。突破方法が本当に少ないので、機械が見えたら天異形はなるべく諦め、早め早めの展開でなるべく圧をかけていきたいところです。セラフに対する回答もないので、とにかく早く削ることを意識しましょ。
- 対ネメシス
決闘採用型だと結構エグ目な守護が立つこともあり突破が困難なので、程々に盤面を押し付けつつ、天異形の準備が進められるとベスト。ごくごく稀にシオンが飛んできて、せっかく用意したリーサルが取れなくなってしまうこともあるのでダラダラした攻めだけはNG。