おんJシャドバ部

【進化前】
人への怒り、悲しみ、そして憎しみ。
私を私以外の何かに変える。
あぁ、マスター。私が生きる意味、それは――。

【進化後】
心に宿った、この憎悪こそが。
世界と私を、確かに隔てる。
――もう、貴方のどんな言葉も届かない。
この感情に身を任せ、貴方の全てを裂いてみせる。

【進化前】
人の優しさ、温かさ、そして愛。
それが世界を繋ぐ、絆に変わる。
ねぇロイド、今ならきっと分かるよね。
私がこの世界で生きる意味、それは――。

【進化後】
私の心に、愛さえあれば。
私と世界は、きっと繋がる。
――貴方がもし、その繋がりを断とうと言うのなら。
私とロイドは――きっと、貴方を倒すわ。

エルステ帝国の前身となるエルステ王国の王女。
エルステ王国は古くから王族との交わりなど星の民との親交があり、デウス・エクス・マキナという星晶獣を与えられていた。しかしあるとき、そのデウス・エクス・マキナが暴走、オルキスの母である女王や星の民の生き残りであった父は死亡、オルキス自身は魂が体から抜けて成長も止まり人形のようになり、王国は滅んでしまう。
在りし日にオルキス達と親しくしていたオイゲンの娘にして後の黒騎士ことアポロニアは、何を犠牲にしてもオルキスを元に戻す覚悟を決め暗躍することになる。

今のオルキスは魂が抜けた人形に宿った新しい人格のようなもの。そのため黒騎士からは人形と呼ばれ冷たい扱いを受けている。星晶獣を操れるのは彼女が星の民の血を引いているためだが、人形になってから目覚めたものとのこと。
長い旅の果てにルリアがデウス・エクス・マキナの力を吸収し、その力でオルキスの魂を元に戻せるようになる。しかし、そうすれば今のオルキスの人格が消えてしまう。共に旅する中で今のオルキスのことも元のオルキスと同じくらい大切に想うようになっていたアポロは苦悩するも、元のオルキスを取り戻したい気持ちも強く、今のオルキスを残したい主人公達に最後の戦いを挑みその結果に判断を委ねることになった。
戦いの後、主人公達に敗れたアポロは若干迷いは残しつつもすっきりした様子で主人公達に礼を言い、今のオルキスを残す覚悟を決める。だが、オルキスはルリアを星の民の力で操り、アポロの制止も聞かずに無理やりデウス・エクス・マキナの力を使わせた。

消えゆく中でオルキスは胸の内を語る。最初に自我に目覚めたとき自分が何者で何のために生まれたのかわからなかったこと。アポロが「オルキスになる」という役割を与えてくれたこと。アポロと旅する中で彼女の優しさに触れ「オルキスではなく自分を見てほしい」と思うようになったこと。でもアポロが自分に向ける優しさは元のオルキスへのものだから、オルキスに体を返して消えようと思ったこと。
そんな想いを抱えて消えようとしている彼女に元のオルキスの魂が語りかけてくる。私はハッピーエンドが好きだから貴女も消させないと。

実は元のオルキスは、魂だけの状態でエルステの将軍かつゴーレムであるアダムと会話ができており、彼にオルキスそっくりのゴーレムを用意させていた。
そうして消えるはずだった彼女の魂は、ゴーレムの体に宿り、再び目覚めることになった。オルキスに2人ともオルキスだとわかりづらいからと、別の空域でのオルキスの呼び方であるオーキスという名を貰って。そして今までの冷遇を詫びるアポロに「謝るのではなくありがとうと言って」と言い、「オルキスだけではなくオーキスとしての自分も見てほしい、ずっと一緒にいてほしい」と告げ、アポロもそれを受け入れたのだった。まあすぐに別れるんですけどね、初見さん。

以降はシャドバでもおなじみの球体関節の体のゴーレムとして、戦闘用のゴーレムであるロイドを操り戦うようになる。
オーキスとしてレジェンドフェスでだけガチャから出るリミテッドキャラとして実装されており、存在自体が第1部のネタバレになっている。