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うーんこの

サンプルデッキ

ランクで使っていたリスト

どばすぽリンクはこちら。お値段は67700エーテルとなります。おおきに。
グランプリ向けにカイザー試験採用

どばすぽリンクはこちら。お値段は73700エーテルとなります。ちょっと高くなった。

解説


※このデッキはSORア前期のデッキです。

概要

期を追うごとにラグナアウェイクから出てくるヴィズヤによる体力最大値カットを利用するOTKが容易になっていったネメシスさん。
シンヴィズヤでは9ターン目をエンハラグナによるランダム3点のみで終えた上で、原則として10ターン目まで進化権を残しておく必要があった*1
マシンベアヴィズヤでは9ターン目エンハラグナは変わらないものの進化権が不要になった。
ゼルガヴィズヤでは9ターン目までは普通に動き、10ターン目に9ppを払うだけでOTKが決まるようになった一方、ゼルガネイアによる自傷を逃れるために体力を5以上に保っておく必要があった。

――時は流れてSOR期、とある引きこもりの追加により、ラグナアウェイクのスタン落ち前最後のカードパックにおいて、より早いターンで体力の制限もなくOTKが決まるようになった。
というわけで、全力で遅延してOTKで勝つだけのデッキをグラマスまで使ったので記事に残しておきます。

勝率は計っていないが体感6割5分ぐらい。画像は残ってないけど最高12か13連勝で二桁連勝は3回くらいしたはず。ネクロが増えた今はそこまで勝てないと思います。
リーサルはカプセルOTKが95割。まれにテンポ勝ちしたりゼルガネイアOTKが決まるがめったにない。

更新履歴

採用カード

OTKの方々

カプセルホムンクルスネメシスOTK界の新生児。このカードの追加により、先9および後8でのOTKが狙えるようになった。余ったら手軽に回復できるのも悪くない
ラグナアウェイクヴィズヤのリーダー付与による処理順の早さにより古来から様々なOTKに絡んできた。個人的にはUCLの天門カイザーネメでお世話になった混沌シンとのOTKが好き。今期でスタン落ちするので使うなら今のうち。
ディメンションドミネーターこのカードのPP回復によってカプセルホムンクルスのバーンを発動させる。出したターンの盤面が微妙になるのがネック。
《世界》・ゼルガネイア前期からおなじみ。グダったらお世話になることもあるが、体力5以上というラインが絶妙に守りにくいためそこまで信頼できない。どちらかというと中盤に回復しながら2枚ドローするのが本体。

その他の方々

コンセントレイトドロソ・共鳴調整札。基本的に3PP残してプレイするが、後攻でスロースとセットキープして3ターン目に惨禍の円環を発動することもまあまあある。
アーティファクトの同調ドロソ・共鳴調整札。9割型アナライズ選択・アナライズプレイを他の動きにくっつけることになる。暇なときに6PP使って顔を殴ることもある。
機器による設計ドロソ・共鳴調整札。1PPで直ちに共鳴調整できるのが偉い。デッキが実質37枚になる点もパーツを集めるコンボデッキの方向性と噛み合っている。
夢の使者・アメスドロソ・共鳴調整札。先5でカルラ進化とセットで使うことが非常に多い。後4ラミエル進化に添えてさらに1コスをくっつけるのが次点。それ以外でもフォロワーのトレード性能を上げつつパーツを探しに行ける。
ラミエル後手のお供。PPが増えてもアクションの数は稼げないので額面ほどの強さは感じないフォロワーだが、このデッキのような蓋デッキでは特定のPPへの到達が大きなアドになるので非常に強い。
ラブソングシンガー遅延札。パペットボックスと合わせて盤面リーサルを逃れつつこちらのOTKターンに持ち込むのに使う。中盤に進化してアメスをかければケツ5までのフォロワーをタダ取りして5/6の守護が立つ状況となり、意外と困る相手もいる。
パペットボックス遅延札。ラブソングシンガーと合わせてOTKターンまでの繋ぎに。結晶アンヴェルト等の厄介なカードを消すのにも使える。また、回収した人形にディメドミの効果をかけることで、カプセルホムンクルスを後引きしてもOTKが可能。ただしその場合は3面空けておく必要があることに注意。
ブーストキッカー盤面処理札。ナハトの盤面はこいつ一枚で無理なく返せる。ディメドミ進化後はより使いやすくなる。
アーツマスター・カルラ盤面処理札。ディメドミ進化後は7PPで6/6までのフォロワーを含む2面を進化権なしで返せる。
《運命の輪》・スロースドロソ・遅延・盤面処理札。デバフとコストアップによって序盤の横展開の抑制ができ、中盤以降は盤面を埋めるのにも使え、アナライズによって手札が戻ってくるという欠点が見当たらないカード。順番がランダムであるというクソデカ欠点以外は全てが強い。本体もアメスや設計と合わせて疑似カルラとして使える。八面六臂とはこのこと。

採用検討枠

浄化の輝き・ミュニエメタカードとして採用の余地はあるが、アミュ消しに進化権を食う、相手の盤面に干渉しにくい、2PPが意外と重いなど動きにくさが目立つため、パペボにその役割を任せて不採用としている。
ストレイホロウ・イルガンノくっつきがよくリソースとしても優秀、中盤以降の盤面戦で処理範囲が広がるなど強いはずだが、なくても勝てていたので結局入らなかった。たぶん入れた方がいいと思うけどデッキが回らない点だけが気になる。あと手札ジャバジャバになりそう。
カイザーインサイトパーツ探しの効率が異様にいいカード。コンネメのリストにはほぼ入っているが、他のドローで大体パーツが揃うのでこちらも結局採用されないままだった。入れた方がいいと思うが、このページのリストはドロソが潤沢なので、手札で腐る場面も多いことを考えると入れるのは2枚でいいんじゃないかな。
カオスルーラー・アイシィレンドリングミラーを意識するなら。直接召喚はまずもって無理なので車に誰かを乗せるのはほぼ不可能。他に背徳モデストのような顔を含むランダム打点の受け皿として使えるが、現時点では環境にそれほど多くないのであまり考慮しなくていいはず。まあ合計12/16とかいうわけわからんスタッツに片方は守護がついているのがシンプルに強いのでタイタン好きのホモは入れても困らないかも。入れる利点をコメントニキが挙げてくれてるので参照されたい。
極光の天使疾走を止められる人。ネクロのフェイタルオーダーDMS霊堂による疾走を抑制しつつターンを稼げると思われる。他にも疾走を飛ばすクラスはいるので、環境次第で採用してもいい。低コストでドローがないのが難点だが、進化で相手のスタッツを下げつつアメスをかけるなどすれば強く動けそう。

マリガン

基本的に何かを全力で探しに行くというよりは下記以外を返して引いたカードで何とかする。リーサルまでにデッキを22-3枚くらい掘るので割と何とかなる。
アメスも出さない関係上、同調が引けないと2ターン目の動きが絶望的になりやすいが気にしない。2パス率は高いが何とかなる。
先攻:コンボパーツ、各種ドロソ、スロース
後攻:コンボパーツ、ラミエル、各種ドロソ、カルラ、スロース+共鳴調整札
対ロイヤル:(後攻単体でも)スロース
対ビショップ:パペットボックス

プレイング

序盤

全力でドローする。
顔を殴られても我関せずでひたすらドローしよう。ライフもドローのためのリソースである。
アナライズなどの立ったフォロワーはドローのためのリソースであるライフを守るために積極的に相手の盤面に当てていく。相手の盤面が空の場合を除いて顔を殴る必要はほぼない。コンセントレイトも共鳴調整以外ではしっかり3PPで使う。
なお、アメスは中盤からのトレードとドローに使う方が強いので、筆者はフェイス気味のデッキ対面以外では握っていても2ターン目は出さないようにしている。2パスも辞さない。
スロースがあればドローに集中できて嬉しい。

中盤

ディメンションドミネーターを進化させつつ死なない程度に盤面処理をする。
パーツが揃っていなかったり遅延札が足りない場合は死なない程度にドローを優先しよう。対面にもよるが概して小粒なフォロワーを残してもただちに影響はないので、全処理にこだわる必要はない。
中盤で勝負が決まることは99割ないので、相手に処理を強要して動きを制限する意図がある場合以外は無駄にリソースを吐いて7-8ターン目に息切れしないように注意すべし。
スロースがあれば盤面を埋められて嬉しい。

終盤

一部を除いてパーツが揃ってれば勝ち。揃ってなければワンチャンゼルガヴィズヤを狙う。それでも無理なら負け。

相性

対エルフ
ロキサスエルフ不利
中盤に処理しきれない盤面を作られる上に凌いでも手札からの打点がデカすぎて死ぬ。
他の乗り物系デッキも含めてフェイス気味のデッキをゼルガネイアと守護ビショが全部止めてくれているおかげで数が少なくて助かっている。
ローフラッドエルフカイザー採用型の場合不利、採用しない場合(多分)有利
にわかに話題になっている対ネクビショ特効のデッキ。ロキサスやアマツのおまけでラミエルとセットで入って来る。
7ローフラされるとカイザーインサイトを渡さないためにパーツが揃っていても流さないといけなくなる上に、相手のデッキにカイザーを入れないために早引きしても使えない(絶対ローフラ直後に打つ必要が出てくる)ため、デッキにカイザーを入れないのが一番の対策になる。どういうこっちゃ。
増えることはないと思うが増えるようならカイザー抜きを検討されたし。カイザー抜きでもやれるのはこの記事に書いた通りだし。
現状は意識しなくていいと思う。
対ロイヤル
進化ロイヤル五分〜微有利
向こうは10ゼルガ猛虎によるOTKおよび大量展開による盤面リーサルが勝ち筋。
序盤はスロース、中盤はアルヤスカ+兵士にエンハカルラ、ナハトにブーストキッカーで進化権なしでも大体返る。なくてもデカブツをクマにしたり歌いながら遅延すればOTKターンまで粘ることはできる。
3スロースでカゲミツが絡む展開を大幅に抑制することができる点を意識しておくとよい。デバフがカゲミツ復活と被ればカゲミツはそのまま死ぬ。
こちらの型がわからない序盤はともかく、中盤に余ったPPで雑にペインレスを投げてくれる練度の低い相手にはかなり勝ちやすい。しっかりペインレスを握ってくる相手は辛いが、ゼルガ猛虎までのOTKチャンスは先攻後攻ともに2ターンあるので何とかなることも割とある。
対ウィッチ
専門店ウィッチ不利
こちらよりキルターンが早いので致し方なし。
ラブソングで粘るのはもちろん、今期の専門店はラミエル含む展開によって盤面で打点を吸うと削り切れないことが多くなっているので、しっかり動けば意外と勝てることもある。
ラブソング3枚採用でかなりやりやすくなるとは思うが、現状数の少ない専門店を意識する必要はない。
ヴィンセント式神ウィッチ有利
最近たまに見る。
ルーニィの回復で10ターン目までグダグダしながらフューチャービジョンの打点を絡めてリーサルという感じのデッキなので、ゼルガネイアやコンセントレイト、余ったカプセルでこまめに回復していれば簡単にOTKまで粘れる。
クオンの展開はキッカーで7ターン目から返るし、何ならキッカーがなくてもラブソングをクオン本体にかければ大体すぐには死なない。
対ドラゴン
万華ディスカードドラゴン有利
めっちゃ捨てて手札を入れ替えてきそうなタイミングでリーダーにラブソングシンガーをかけておけば顔が守れる。
碧竜DJDによる疾走連打がくるタイミングでラミエルやアメスを絡めて守護をいくつか立てておけると安心。
基本的に展開はそれほどでもなく、リーサルも遅いので勝ちやすい。
万華ランプドラゴン不利
庭園後7ターン目あたりに出てくる禁忌を絡めた盤面を処理できなくてOTKまでに死ぬのでディスカ軸よりきつい。
庭園を消そうとしても出してから消すまででかなりドローされるので焼け石に水状態。
幸い環境にいないので当たったら事故だと思おう。
対ネクロ
葬送トリモンネクロ不利
7グレモリーを返す手段がない上に、奇跡が起こって返せたとしても返しに手札から打点がやたらと飛んでくるのでどうしようもない。
8グレモリーならOTKは間に合うので、王墓のアミュレットや魔鳥の結晶をパペボで変身させつつスロースでPPを有効に使わせないことで7グレモリーを阻止できれば勝てることもある。
また、盤面に余裕があればスロースを複数枚握っておき、グレモリーが飛んでくるタイミングに被るように相手の盤面を埋めてあげると7グレモリー下でもOTKまで持ちこたえやすい。まだプレイングは確立していないが、序盤に安易にスロースを置かないほうがいいかもしれない。ついでに出てきたトリモンをパペボやラブソングで邪魔な置物に変えてあげられると完璧。
霊堂採用型も面が狭ければ上手く打点が出ないと思われる。
都合よくスロースを複数出せることも少ないが、ワンチャンあるという程度には戦えるので覚えておくべし。

7グレモリーされて勝ったときのリプレイ

対ヴァンプ
背徳バアルヴァンプ不利
手札から打点が出るデッキは駄目です。
相手が進化権を使い切って盤面が弱いタイミングでラブソングシンガーを絡めて展開したのが返されなくて1回だけ勝った気がする。
ボルテオヴァンプ有利
ボルテオ起動されてもパペボスロースで適当に面を埋めとけばOTKまでいける。
対ビショップ
守護ビショップ五分〜微不利
リリース当初はカモだったが、ユカリ3積みがスタンダードになってきつめのマッチになった。
ウィルバートを起動されても守護フォロワーを触らずに処理する手段は豊富にあるので、相手がユカリを引いているかに勝率が大きく依存する。
引かれていてもうまく遅延札を絡めてユカリ切れを狙って勝てることはままある。
相手のゼルガネイア召喚ターンの直前に相手リーダーにラブソングシンガーをかけながらカルラあたりで盤面を処理すれば、簡単に次のターンまで生き残れることを覚えておこう。
盤面ロックで追加のユカリや直接召喚のゼルガネイアを出せないようにしてターンを返してもらうこともある。
清浄ビショップ有利
清浄の領域によって自分で2面埋めてくれるので、適当にあと1-2面埋めながらユカリ切れまで待てば勝てる。
顔に余裕があれば面を埋めたままターンを返してユカリを出させないことも可能。3回回復によるバフも忘れず考慮に入れよう。
守護ビショップよりは相当やりやすい。
カウントビショップ不利
たまに見る。疾走が多すぎて顔がもたずに死ぬ。
相変わらずこういう相手は環境にいないので事故は気にしない。
なお、中盤までの猛攻をカプセルを切りつつ凌げばリソースが尽きてリタイアしてくれることもあるので、カプセルOTKにこだわらずゼルガネイア直接召還を睨んで動くといいかも。
対ネメシス
AFネメシス不利
モデストを起動しながらジャスパーを置かれたら処理できないまま顔にいっぱいダメージがきて死ぬ。
モデストを引かれなければ丁寧に遅延していけばまだやれる。
ロイヤルと同じく序盤に小粒のフォロワーを並べるのでスロースが刺さる。
コントロールネメシス五分〜微不利
互いに9PP時にコストアップを当てるためにスロースを投げ合うわけわからん試合になる。
たまにテンポ寄りのコンネメもいる。処理できない盤面を作られると負ける。
慣れていない相手だと2面開けていないとOTKできないことを忘れて面を埋めてくれることがあるので、ありがたくロックして返そう。

まとめ

蓋デッキなので色々言われたりもしたが、テンポを完全に捨ててスロース・パペボ・ラブソングシンガーを中心に相手の動きを制限して勝つという点が独特で、なかなか新鮮に使えるデッキなんじゃないかな。
なお、手札から打点が出るデッキが弱く、遅いロイビショが強い環境でこそ輝いたが、トリモンネクロが台頭してきてまあまあ厳しい立ち位置にいると思われるので今からラダーに使うのには向いていないかも。
まあ今の環境でも1000ぐらいは盛れる。嫌がらせが好きないやらしいホモはぜひどうぞ。

9ターン目に守護ビショのユカリ含めた展開をイザルエで丸ごと消して、10ターン目にユカリが切れた相手にヴィズヤで勝った景色が透けて見える。ラグナが2枚引けていればこういうこともできる。
(あと大会向きでは)ないです。筆者はBO3はやらないが、大会ならOTKをより安定させるためにカイザー必須だろうし、守護ビショに強く出るためにミュニエも入ってくるんじゃないかな。ランクマで試行回数を稼げばこういうリストでもトータルで勝てるよという感じの紹介である。

10/28追記
環境デッキの中でOTKネメシスはパーツがノータッチなので調整後は覇権じゃないかみたいな声もあるが、ゼルガネイアという貴重な回復札の取り回しが悪くなってしまった上に、環境からゼルガネイアが減ることで速度のあるデッキが環境に顔を出すことが予想されるので、OTKターンまで顔を持たせづらくなってむしろ苦しくなるだろうというのが筆者の見解である。
守護ビショップが引き続きアグロを抑えてくれたり、後ろ寄りの狂乱ヴァンプがアラガヴィ強化を受けて増えたりしたらやれるんじゃないかな。アグロを食い物にする遅いデッキを食い物にする二次消費者なので環境次第だわね。

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