遠野とは、伝説のホモビ「真夏の夜の淫夢」第四章に、野獣先輩の後輩役として出演した男優。
演技力は高く、迫真の演技で知られる野獣先輩と比べても決して見劣りしないが、なぜかこの作品以外の出演は一作しか発掘されていない。
【淫夢での活躍】
水泳部の先輩・田所(以下、野獣)に彼の自宅(通称 野獣邸)に招待され、
屋上で日焼けに誘われるが、そこで出されたアイスティーに睡眠薬を盛られ昏睡。 (アクシードでは本物の睡眠薬を使っているそうだがコートはどうなのだろうか)
そのまま地下に監禁され、実は遠野に歪んだ愛情を抱いていた野獣にレイプされる。
行為の途中で目を覚まし、覚醒当初は激しく抵抗していたものの、
怪しい薬(媚薬と思われる)を嗅がされ沈黙。野獣のされるがままになる。
しかし、薬の影響かはたまた元々ホモだったのか、 途中からは野獣のプレイにノリノリで応じるようになり 、
ラストシーンでは野獣と 幸せなキス を交わした。
前半はガン堀りされる一方だったが、後半は野獣を掘る側に回った。
フィニッシュの際には 「胸にかけて胸に! 」と懇願されるものの、なぜか顔射し野獣を黙らせた(薬を何度も嗅がされているから、ま、多少はね?)。
その時の射精の勢いはかなりのもので、後に発売された射精シーンを集めたビデオ「SHIBUKI」にてピックアップされている。
遠野のロングレンジライフル、見とけよ見とけよ〜(迫真)
また、レイプというには遠野が慣れすぎていたり、自分から腰を振ったりしているので、強姦派と和姦派で度々汚い論争になることがある。
野獣も 「これもう和姦ねえな」 「はっきり和姦だね」 と両方に解釈できる台詞を偶然にも放っているのでややこしい。
発掘された画像ではタバコを持っていたり、薬でふらつくシーンで足元を良く見ると空のコップの横に吸殻こんもりの灰皿があるので、喫煙者であるようだ。
登場ボイス
「はぇ〜、すっごい大きい」
進化時ボイス
「あ〜いいっすねぇ〜」
死亡ボイス
「先輩! なにしてんすか!? やめてくださいよホントに!(迫真)」
フレーバーテキスト
「田所さん! ちょっと、マズイですよ!」
「田所さん!」が非常に聞き取りにくい。
田宮さんやターミナルさんに聞こえる人もいるくらい。
「う、うぅ……羽毛……!」
目を覚まし抵抗するも口に薬の染み込んだ布を押し込まれ、身体の自由を奪われる遠野。
羽毛が何を意味しているかは不明だが、実際に聞いてみると羽毛としか表現できない。
余談だがこの際の、野獣が布(やわらかスマホという説もあり)に薬を浸す場面のマジキチ顔は必見。
「アンッアンッアンッアンッアンッアンッアンッアンッアンッアッ〜〜!(甲高い声)」
野獣にガン掘りされる遠野の 阿鼻叫喚のアエギ 。
女性のものかと間違う程の甲高い叫びは(ガン掘りシーン自体の汚さも相まって)多くの淫夢厨をドン引きさせた。
ところが、このハイトーンボイスが後に思わぬ展開を見せる……。
【世界のトオノ】
その迫真の演技と独特の喘ぎ声で野獣と並び淫夢ファミリー屈指の人気を誇っていた遠野だったが、
野獣とは違い他の出演作がなかったため「いずれ人気が衰退していくのでは?」と懸念されていた。
しかし某日、1986年の洋楽「I Can't Wait(Nu shooz)」のメロディの一部が遠野の喘ぎにソックリなことが判明。
遠野が世界に通用するアーティストであることが証明され、彼の人気は確固たるものになった。
アアン↑アンッアン↓アンアンッアアン↑アアン↑アンッアンアアン↓
アアン↑アンッアン↑アンアンッアアン↑ア↑オッ↓ア↑オッ↓アッ↑オッ↓(高音)
これに倣い音MADでは彼の喘ぎ声がよく用いられ、その美しい喘ぎ声は「世界のトオノ」として多くのホモを魅了しており、中には原曲が物足りなくなったと語る者も。
この曲が発表された年代と遠野の年齢に矛盾が生じることから、遠野タイムトラベラー説も浮上している。
また、遠野の喘ぎとそっくりな部分のメロディは、他の楽曲でも使用されている。
なんだこの人気は……たまげたなあ。
【レシート爬虫類(リザード)】
劇中において、言動・行動・表情どれをとってもマジキチな野獣先輩が蔑称に恵まれているのに対し、
そういった要素が(野獣に比べれば)控えめな遠野は目立った蔑称が存在しなかった。
しかし、四章を何万回と見たホモたちの間で「オイルを塗られ水着越しにTNKをビクビクさせて感じる姿」や「野獣の肛門にTNKを挿入したまま、器用に上半身を折り曲げて野獣の精液を愛おしそうに舐める姿」などがきたないという風潮が広まり、遠野にも乏しい蔑称が与えられた。
それが「レシート爬虫類(リザード)」である。
由来は恐らく、「遠野が野獣邸に上がり込む際に、一瞬映る背中に貼られたレシートらしき物体」+「なんとなく爬虫類を連想させる顔つき」。
【淫夢七不思議の一つ】
相方とも言える野獣先輩は出演作の多さや存在感の割に、個人情報の特定や知り合い・本人降臨が一切無いため謎多き人物であった。
一方遠野は、淫夢以外一切の出演作が無く、それ以外で彼を見かけることが全く無いという、野獣とは別のベクトルで謎を深めている。
ちなみに、遠野以外の淫夢に出ている男優は、淫夢以外の作品に最低1本は出ている。
騒ぎになった立教トリオも例外ではない。
COATのビデオ男優は、まずハードなプレイを必要としないインタビューものに出演し、
更に金が欲しい人は、ストーリーもののBabylonや、ハードなプレイを要求されるSCOOOP!!!他様々なシリーズに出演する、というケースが多い。
淫夢3章出演のGO(淫夢)やマジメ君はその典型例と言える。
それなのに、インタビューものにさえ出ていないのはクッソ不自然である……。
野獣先輩のリアル恋人説や、COATスタッフ説、イルカ説、前述のタイムトラベラー説なども流れたが、憶測に過ぎない。
他にも、妙なデザインの紺色のTシャツの背面に貼られたレシートらしき物体、
野獣にガン掘りされる際の世界レベルの歌声、それが「I Can't Wait」に完全に大地……いや、完全に一致している……。
あまりに不可解な点を抱えた遠野は、いつしか「淫夢七不思議」の一つとされるようになったとかそうでないとか。
2015年にようやく待望の遠野2作目が発掘された。
この作品では遠野は帽子にゴーグルをしているため(通称ファンキー遠野)顔が見えず、確証は取れなかったが、
検証兄貴により遠野との身体的特徴の一致から89.3%の確率で遠野であると認められた。
しかしこの作品で終始一貫してタチを演じており、特にセリフもなく面白みもないため、あまり注目されることはなかった。
また同年には遠野が着ていたシャツも発掘。
背中のレシートらしきものは、そういうデザインであり、レシートの取り忘れではないことも判明した。多分前面にプリントされたCDを買ったレシートってデザインだと思うんですけど(名推理)そのデザインセンスが良いか悪いかはわっかんねぇな。