第28弾カードパック「
遥かなる学園」にて登場したシルバーのヴァンパイア・フォロワー。
オーバースタッツを持つものの、復讐状態でないなら、
ただのカカシですな。なデメリットフォロワーだが、復讐状態ならなんと1/3/1疾走という破格のコスパの激ヤバカードと化す。
似たギミックを持つフォロワーとして
復讐の悪魔がいるが、マロンの復讐判定はファンファーレでのみ行われるため、プレイした後に復讐になっても相手リーダーに攻撃はできない。
一方で復讐状態から抜け出しても攻撃可能な点はメリットであり、復讐状態でこのカードをプレイ→
バッドスピナー・アルカ等で回復と除去をしつつマロンで相手を殴るというプレイングも可能。
とはいえ復讐状態でなければ手札で腐ってしまいがちなので、構築では
変幻のフェイカーや
月下の狼王・ヴァルツなどの
(体力が11以上でも)復讐状態になるカードや、
逢魔の校長・ヴォルガスのような自分から復讐状態になれるカードと組み合わせたい。
序盤に引いてしまった場合は
バッドスクールライフで捨てつつデッキを回すのも手。
ローテではヴァルツのアクセラを切ることで最速3ターン目、ルムサからのフェイカー捨て(相手の場にフォロワーが必要)で最速2ターン目から走り出す事が可能。
3ターン目に復讐になってマロンで強襲しつつ、4ターン目に
エンペラーフィスト・ガロムで盤面ごと殲滅させる動きが非常に強力。復讐ヴァンパイアの理想ムーブとなっている。
アンリミではナーフ解除された
絢爛のセクシーヴァンパイアにより、最速1ターン目から3/1疾走になってリーダーの顔面をシバける。1コストであるため【ハンドレスヴァンパイア】と相性が良く、絢爛のセクシーヴァンパイアとセットで採用されている。このカードの登場でAOA期の【ハンドレスヴァンパイア】は復讐軸に寄せる構築が流行っており、ローテ・アンリミ両方で大活躍しているのが現状である。とはいえ復讐状態になれなければ貴重なドローを無駄にしてしまう危険性もあり、従来のハンドレスヴァンパイアと比べると事故率が高いのが欠点。
総じてやや安定性には欠けるものの、復讐デッキの爆発力を上げてくれる非常に強力なカードと言えるだろう。