第30弾カードパック「
オーダーシフト」の
アディショナルカードにて登場したレジェンドのロイヤル・フォロワー。
味方相手を問わない場のフォロワーに打てる1コスト3点、3コストとしては破格の
+3/+3の全体バフという2種類のアクセラレートを持つが、アクセラレートは「本体をプレイするためのPPがない」ことが発動条件であるため、素が1コストのこのカードでは本体のプレイが優先されてしまい、どちらも使えない。
じゃあ意味ないやん!と思うかもしれないが、本体のラストワードを働かせることで、破壊された同名カードの枚数分コストとスタッツが上昇した同名カードを手札に加えられる。
何度もこのカードを破壊してラストワードを使うことによって本体コストを重くし、本体がプレイできない状況を作ることによってアクセラレートできるようになる、というデザインである。
条件が課せられることもあってアクセラ、特にアクセラ3の全体バフは強力であるが、それを使うためには最低3回は本体を破壊する必要があり、当然本体のサイズも重くなるので、1枚でそこまでやろうとすると、盤面で特に能力を持たない上、1/1/1→2/2/2→3/3/3…とどんどん取り回しが悪くなるフォロワーを使わなければならない。
目玉の全体バフに関しても、手札にこのカードがあるという情報とそのコストは相手が把握できるため、相手の意表をついてリーサルを取る動きが狙いづらいのが玉に瑕。
とはいえ、素が軽量フォロワーであるため
連携を稼ぎやすかったり、除去や自盤面を空けるのに使えるアクセラ1もあることから、器用に立ち回れるのは評価できる。
実際に活かすなら、
部隊の投入などのサーチを絡めて複数枚出す、
マキシマムジェネラルで
リクルートするなど、できるだけテンポを損なわないように破壊数を稼ぐのが重要になりそうだ。
手札にフォロワーを確保し続けられるという点から、
漆黒の残光・ロサなどに
融合させる使い道もあるだろう。
上記のような弱点があることや、現在のロイヤル環境デッキとも相性が良くないので今のところ採用は少ない。