第27弾カードパック「
八獄魔境アズヴォルト」にて登場したレジェンドのニュートラル・フォロワー。
新たなタイプ「八獄」を持つフォロワー。
他のカードの能力を一切受け付けない8/9/9。ただし攻撃や能力のダメージは普通に通るのでそのままでは耐久性はイマイチ。
コイツが本領を発揮するのは
直接召喚の条件である「元のコスト1,2,3,4,5,6,7,8」のカードをプレイしてターンを終えたとき。
そうすると「
受けるダメージを0にして」デッキからコイツが出てくる。簡単に言えば条件さえ満たせば9/9の
イージスがノーコストで出てくるというわけだ。しかし代償としてデッキに残っているゼラエルはすべて消滅する。
一応
こんなのがいれば2体目の召喚もできたりする。手札に2枚目を用意する必要はあるが
8コスト払ってポン置きでは割に合わないので、直接召喚が前提のカードといえる。
似たような直接召喚効果を持つアイツと同じく、召喚の際に参照するのは
元のコストなので、コストダウンを持つカードや、
スペルブーストを有するウィッチとは相性がいいだろう。ランプしてガンガン展開していくドラゴンにも採用できそうだ。
同弾のニュートラルだけを見ても、
円環の看守、
エンジェルパニッシャー、
神秘の探索者とサポートできるカードが揃っているのが嬉しい。
なお条件はやや厳しいが、
アルティメットバハムートとの同時着地を狙えなくもない。さらに
終焉の地があれば、相手はデッキ5枚かつほぼ盤面更地の状態からイージス耐性持ちの9/9と13/13を叩かなければならないので非常に苦しくなる。
そして進化時のスタッツ上昇が驚異の
+9/+0。もし召喚したコイツを相手が処理できなければ進化権を使って
18点パンチという何を言っているのかわからないことができてしまう。
ここまでゼラエル君の強い点ばかり語ってきたが、前述の通りほぼ直接召喚が前提なので、採用するには今までのデッキとはまた違う構築が求められる。世界(環境)を理想郷に創り変えることは果たしてできるのか。
また、各種のコスト踏み倒しで場に出すカードとしても有力視されており、
骸の王と
幽魂の棺や各種リアニメイトから早出しするデッキがたまにある。
疾走持ちのような即効性こそないものの、進化すれば一枚で18ダメージを叩き出せるためリーサルを期待しやすく、また破壊や消滅を用いず体力9を削り切るのは困難で、相手が用意した破壊除去札をすかせるなど刺さるときには刺さる。