守護を付与ではなくリーダーを攻撃できないという効果だったが、これの何が問題だったかというと
ヘヴンリーイージスとの組み合わせである。
「場にフォロワーが居る限り、リーダーを攻撃できない」という効果のせいでどんな手段でも除去不可能なイージスと力比べが並ぶと相手は
一切リーダーを攻撃できないという
過剰なストレスを受けることになる。
更に前述の通りイージスにはカードの効果が効かないので、イージスだけは
力比べを無視して一方的に相手の顔面を殴れるというアホみたいな状況になる。その為この2枚が並ぶとほぼ勝ち確。なんだこのクソゲー!?
しかしこの「力比べイージス」コンボは必ずしも環境トップに立ったわけでは無かった。何故なら当時のTOG環境は
オリカや
サハバハゼル13点パンチを擁するドラゴンと、3コスト
貴公子2コスト
リーパーで滅茶苦茶やってたネクロマンサーの圧倒的2強環境であり、リーサルターンが9ターン以降になるビショップは遅すぎてイマイチであった。
じゃあ何故ナーフされたかというと、このコンボは
低ランク帯の環境で悪夢のような大暴れをしたからである。
上記のドラネク環境はあくまでカードの揃った高ランク帯での話。高額なレジェンドを揃えられない初心者の集う低ランク帯ではデッキパワーが落ちるのでかなり試合が低速化する。
そこにこの「置ければ勝ち」の力比べイージスがベストマッチ。STD期に始めたホモはやたら
サタンが強く感じたと思うが同じ理由である。イージスさえ揃えれば組めるので比較的デッキが安かったのも流行の原因となった。
シャドバにカードゲームの楽しさを求めてやって来たTOG期のビギナーたちは、このクソゲーのせいで次々にシャドバをアンインストールしていったとか。
なお運営の集計によればイージスビショップはBランクでは勝率54.0%、Cランクでは勝率56.5%を叩き出していたらしい。
流石に事態を重く見た運営はドラネクのぶっ壊れ共もろとも力比べをナーフ。むしろイージスと相性の悪いように仕様が変更された。
現在に至るまで低ランク帯での活躍のせいでナーフされたカードはこいつのみなので、ある意味歴史を作った一枚と言える。