おんJシャドバ部 - 力比べ

争うことに飽きた両者は、よりシンプルな解決方法を思いついた。
力比べ
コスト:3アミュレット
クラスニュートラル
レアリティブロンズ
タイプ-
パック神々の騒嵐
CV-
イラストレーター
カウントダウン 2
このアミュレットが場にある限り、お互いのフォロワーすべてと新たに場に出たフォロワーすべては守護を持つ。

フレーバーテキスト

〜2017/6/29

概要

第4弾カードパック「神々の騒嵐」にて登場したブロンズのニュートラル・アミュレット。

場にある限り、相手と自分のフォロワー全てに守護を付けるという効果を持つ。守護が場にあるとリーダーへ攻撃が出来ないので、必然的にフォロワー同士で戦って相手の盤面を空にさせないといけないというある意味豪快なカード。
イラストとフレーバーテキストでは喧嘩をやめて腕相撲で決着を付けようとする二人が描かれており、まさにカードの性質と合った良デザインと言える。

・・・ただもちろん真っ当なデッキには採用されない。このカードが生きるのはデュエリスト・モルディカイダークアリスなど破壊されても再生するフォロワーが採用されたコントロールデッキ。守護を持った彼らが盤面に立つと、一部手段除いて相手はこちらの顔面を殴れなくなるのでほぼ確実に2ターンは時間を稼いでくれるという、結構イラストに反して姑息なカードだったりする。
ちなみにヘヴンリーイージス絶望を齎す者・ジオテトは一切の効果を無効にするため守護は付与されない。
ただこういった防御カードはシャドバでは貴重なのと、3コスト・カウント2という微妙にコスパの良くない性能で総合的に見ればバランスの取れた良アミュレットと評されている。










はい、例によってナーフ済です。

ナーフ前の力比べ

守護を付与ではなくリーダーを攻撃できないという効果だったが、これの何が問題だったかというとヘヴンリーイージスとの組み合わせである。
「場にフォロワーが居る限り、リーダーを攻撃できない」という効果のせいでどんな手段でも除去不可能なイージスと力比べが並ぶと相手は一切リーダーを攻撃できないという過剰なストレスを受けることになる。
更に前述の通りイージスにはカードの効果が効かないので、イージスだけは力比べを無視して一方的に相手の顔面を殴れるというアホみたいな状況になる。その為この2枚が並ぶとほぼ勝ち確。なんだこのクソゲー!?

しかしこの「力比べイージス」コンボは必ずしも環境トップに立ったわけでは無かった。何故なら当時のTOG環境はオリカサハバハゼル13点パンチを擁するドラゴンと、3コスト貴公子2コストリーパーで滅茶苦茶やってたネクロマンサーの圧倒的2強環境であり、リーサルターンが9ターン以降になるビショップは遅すぎてイマイチであった。

じゃあ何故ナーフされたかというと、このコンボは低ランク帯の環境で悪夢のような大暴れをしたからである。
上記のドラネク環境はあくまでカードの揃った高ランク帯での話。高額なレジェンドを揃えられない初心者の集う低ランク帯ではデッキパワーが落ちるのでかなり試合が低速化する。
そこにこの「置ければ勝ち」の力比べイージスがベストマッチ。STD期に始めたホモはやたらサタンが強く感じたと思うが同じ理由である。イージスさえ揃えれば組めるので比較的デッキが安かったのも流行の原因となった。
シャドバにカードゲームの楽しさを求めてやって来たTOG期のビギナーたちは、このクソゲーのせいで次々にシャドバをアンインストールしていったとか。
なお運営の集計によればイージスビショップはBランクでは勝率54.0%、Cランクでは勝率56.5%を叩き出していたらしい。
流石に事態を重く見た運営はドラネクのぶっ壊れ共もろとも力比べをナーフ。むしろイージスと相性の悪いように仕様が変更された。
現在に至るまで低ランク帯での活躍のせいでナーフされたカードはこいつのみなので、ある意味歴史を作った一枚と言える。