蓋を開けてみれば超強かった。
銀枠のカードなので前日に公開されたことや、共鳴軸も
マグナゼロやその他パーツが入れ替わりにスタン落ちしたことから、当初はエンバレ内蔵のファイターくらいにしか思われていなかったのだが……
ローテーション、アンリミテッドともに実装からナーフまで大暴れ。
両フォーマットで何かしらのナーフが入る例は珍しく、このカードの異常なパワーを物語ってるといえる。
ローテーションではカシム君で序盤中盤の盤面を制圧しながらデッキを回し、最終的に
ユアンや
フラム=グラスでゲームエンドを狙う【共鳴ネメシス】が登場。某所で40連勝の報告が上がるほど強く、対策も難しかったために大流行。ランクマッチから大会まで決めたから!行きましょう!が飛び交う魔境と化した。
結局フィニッシャーであるフラグラが巻き添えとなる形で
ナーフされたがカシム&ローザは健在なので、人形軸や機械軸と組んだ新たな構築が使われている。
ユアンがローテ落ちしたCDB期からもグッドスタッフ枠としてあらゆるネメシスデッキに投入され、五期あった中でカシムを三積みしない場合が多いデッキは八獄(デッキ構築制限の問題)と機械(さすがにカウント稼いだ方が強い)程度のもの。
そんなこんなで何故かローテーションは完走してしまい、感謝と怨嗟の声と共にローテ落ちしていった。後述する規制の都合上特殊フォーマットでしか2カシム3カシムで顔を4点詰めるムーブはほぼ実現不可になった。
アンリミテッドでも【共鳴AFネメシス】が誕生し大暴れ。
同時に実装された
メカニカルドッグとのコンボが異常なまでに強く、
機構の解放などPP回復手段や
生命の量産で犬を再利用することでループが成立。カシムが立っていると1ターンで10点削るなどは日常茶飯事。
7/6付けで
機構の解放が制限カードになる形でナーフされるも肝心のカシムと犬にはノータッチ。相変わらず猛威を振るい続けていたため…