ネクロマンサーアミュレットの一つ。毎ターン実質疾走持ちゾンビが湧き出してくる。

効果自体は強力だが、墓場消費が重すぎる。どんぐり4個(ただしゾンビも墓地に行くので実質3)も使う割には合っていない。
最大の欠点は、能動的に効果を止める手段が一切ないこと。墓場を貯めて強力なネクロマンスを発動するタイプのデッキには全く合っていない。
ネクロマンス主体でないデッキ(アーカスネクロなど)に入れておく分にはそれなりに使えなくもないが、大抵そういうネクロマンサーデッキは横展開主体なので、アミュレットとゾンビで場を埋めるのが非常に邪魔。
結局本家であるネクロマンサーにとっては激しく微妙なカードとなっている。

このカードが真価を発揮するのはネクロマンサー以外のクラスで財宝の地図から出てきた時。もっと言えば、財宝の地図は基本構築戦での出番はないので2pickで引けた時である。(もう落ちてるけど)
他クラスでは基本的には墓場を消費せず、一方的に溜まっていくだけなので、実質ノーコストで疾走ゾンビを無限に出せる。
基本的にリソースに乏しい2pickでこれが置かれるとマジで詰む。ただ、1/7の確率を乗り越えて引き当てなければならないので、ハードルは高い。それでも、構築戦よりは遥かに活躍してくれる。

ネタ運用としては滅殺の鎧をセイレーンの涙でダラダラ天使・エフェメラに食わせるデッキに入れる手はなくはない。
このデッキでは「フォロワーの破壊数」が重要な一方で墓地数は別に重視する必要はなく、毎ターン墓地を食っても特に痛くはない。むしろ滅殺カウントを効率よく稼げる。
またエフェメラの効果で疾走ゾンビの攻撃力が3になった上でエフェメラに食われるので打点が上がりやすい。場が埋まりやすいのは難点ではあるが、上手く回った時の爆発力はかなりのものである。