第4弾カードパック「神々の騒嵐」にて登場したゴールドのウィッチ・スペル。

相手のフォロワーをすべてを、持ち主のターン初めに互いのリーダーに1ダメージを与える効果を持つ1/1の「燃えネズミ」に変身させる。

先輩の冬の女王の気紛れ同様に相手のフォロワーを弱体化させる擬似AoEとして使えるのだが、変身させるトークンの効果から事実上、相手のフォロワーの数だけダメージを与えるバーンとしての側面も持つ。
自分の場にフォロワーがいないなど、相手が自発的に燃えネズミを処理できない状況に持ち込めばさらにバーンダメージが膨らんで行くため、相手とのライフに差があればこれを打って放置するだけでゲームを決めることができる。ゾーイを出された返しにこれを打てば、ダメージ無効が切れてる時に燃えネズミの1点を入れられるため、相手ターン開始と同時にゲームに勝利できるのも覚えておきたい。
その他燃えネズミの効果で両リーダーのライフが同時に0になった場合は燃えネズミを持つ(変異の雷撃を撃たれた)側の敗北なのでこのカードを使う際には覚えておこう。デモンストーム等で同時にライフが0になった場合もターンプレイヤーの敗北なので同時処理はターンプレイヤーから行われる仕様なのだろう。糞ネズミ押し付けられて強制敗北なのは納得いかんが

また、変身効果を持ったAOEのため、ラストワードや、破壊・ダメージを無効にする効果を無視して相手フォロワーを処理することができるため非常に応用が利くカードで有るといえる。
だってTOG産ですもの……

一方で、燃えネズミのダメージは自分のリーダーにも来るため、
考えなしに使用すると自身の首を絞めることになる。
特に、1/1とはいえ相手にフォロワーを残す性質上、強力な全体強化のカードを持つリーダーを
相手にするときにはよく注意が必要である。
コストも6と比較的高いため、採用する際は環境や構築とよく相談したい。

○オズの大魔女
手札を５枚になるようにドローしつつ、手札にあるスペルのコストを1にできるフォロワー。
互いに進化権を切りあう6〜7ターン目にボードを維持しつつ当カードを切ることができる。
また、当カードのバーン効果と、オズの大魔女のドロー効果はともにアグロ戦術と相性がよく、
合わせて採用されることが多い。

○その他リーダーにダメージを与える効果を持つカード
バーンダメージを重ねることができるうえ、ある程度ボードを無視してもこのカードで挽回することが可能。

上記のような性質上、各種バーンカードを採用したアグロ〜ミッドレンジの秘術ウィッチなどに採用されることが多い。

また、上記の通り様々な耐性を無視して相手フォロワーを処理できることから、
環境次第ではコントロール型のウィッチに採用することも十分に検討できる。
最近では庭園ドラゴンのゾーイ対策として若干採用例が見られる。相手ターン初めにダメージ計算があるのでゾーイのダメカットを回避してトドメの1点を与えられる。
他にはペインレスロックに親を殺された超越ウィッチなどでもたまに採用が見られる。

かわいらしいイラストとは裏腹に、相手フォロワーの変身先はすべてブッサイクな燃えネズミであるため、
いささかがっかりしたプレイヤーも多いかもしれない。

実は、テキストには変身先はすべて燃えネズミと表示されているが、
このゲームでは小数点以下を切り捨てており、
確率が小数点以下となっている効果はテキストに反映されていないため、
実際は小数点以下の確率で獣耳の女の子の「萌えネズミ」に変身することがある。
気が遠くなるほど低い確率だがゼロではない。

十分に除去を入れ、回復などで時給戦する体制を完璧に揃え、
何度も何度も挑戦すれば変身させることが可能。
４コマのバハムートを読んで、
燃えネズミとキーコレクターの活躍を胸に刻めば変身させられる確率が多少上る。