第22弾カードパック「
災禍を超えし者」にて登場したシルバーのネクロマンサー・スペル。
よくある3ドローカードの系譜だが、その中でもカードパワーは高い。
まずリアニメイト6が付いてくる。コスト+1のリアニメイトと考えると効率的には
霊魂再生と同じくらいということでこれだけでも妥当。そこに3ドローがついてくるとなれば、単純に考えれば5コストのスペル2枚分が内包されていると考えられる。
インフレによりシャドバにコスト比という考えが形骸化して久しいが、ここまで大胆にコスト比をぶっ壊しているのは珍しい。
墓場+3はおまけに近いが、
友魂の少女・ルナなどを採用しやすくなりあって困るものではないだろう。
このように単独のカードパワーを考えれば強力なのだが、もちろん難点もある。
まずリアニメイト6を生かすなら
葬送などのサポートは欲しいところで少しデッキ構築に縛りが設けられること。RSC環境で大流行しているラスワネクロにはまず入るスペースが無いので、新デッキを構築することが求められる。
次に、そもそも6コストで蘇生するカードを何にするかという問題がある。登場時点のローテーションで6コストのネクロのカードとなると、
セレスト・マグナや
オミナスタイラントなど
ファンファーレが強力で、ラストワードや常時有効な効果は力不足と、若干蘇生させるメリットが薄いものが多く悩みどころ。ファンファーレも強力だが、本体の疾走と場を離れたときの効果が頼もしい
黄昏の神槍・オーディンが有力候補になるか。
上手く働けるデッキを模索したい。
23弾OOSにて
カオティックドゥームが実装された。自身のアクセラレートで単独かつ1コストで破壊でき、リアニメイトにつなげることができる。突進守護にランダムだが強力なラストワードを持っており、リアニメイトでつり出しても活躍が期待できるカードである。
とはいえカオティックドゥームもファンファーレが強力なため、どうしてもこのカードでリアニメイトしたいかというと疑問が残る。
→25弾で
冥河の流葬・カローンが、26弾で
屍肉のハイドラが相次いで実装。
訪問からカローンに進化を切ることで
5ターン目にハイドラが着地する。予め両カードを葬送しておく必要があるので要求値は若干高いが、消滅などの対抗策がないデッキはこれだけで詰む。自己蘇生のために大量の墓場が必要なハイドラと、今までリアニのおまけだった墓地加速や3ドローで起きる手札燃えが噛み合っている点もこのカードの評価を後押ししている。
相性の良いデッキにはとことん強く、環境トップのAFネメシスへのメタとしてこれを採用したデッキが公式大会で結果を残すなど、スタン落ち間際にして活躍を見せている。