第11弾カードパック「
次元歪曲」にて登場したレジェンドのニュートラル・フォロワー。STD期にプレイヤーへ絶望を振り撒いていたあの
サタンのリメイクカード。
だが加えるカードはアポカリプスカード以上に凶悪であり、しかもリメイク前よりコストが1軽く、スタッツも高い上にアクセラレートで被ってもケア可能とほぼ上位互換と言って良い存在。
ただしアクセラレートでの使用は要注意。例えネメシスでもサーチ手段がナイナイなので、同系統の
ゾーイと違って完全にコストを使って手札を捨てる事になる可能性があることも注意点。
基本的には
デウスエクスマキナでひたすらデッキを掘り進めるような特化デッキでない限り、アクセラレートでの使用は非推奨。流石に完全に3コスト余ってしまう状況なら使った方がいいが。
また、本体とアクセラレート共に進化権無しでは盤面に干渉できないという元祖からの弱点は引き継いでいる。
3+3+3+1のアポカリプスデッキと違い、コキュートスカードのデッキは1×13なので狙ったカードをピンポイントで引けるかは運次第。一応コキュートススペルは
地壊(とアスタロト)以外にドロー効果がついておりそれらを早いうちに引き込めば少しはマシになる。
コキュートスカードの性能としては概ね通常コストよりも4〜5コスト上程度の性能ではあるが、「1枚でリーサル確定」という強さではない。
全体的に時間稼ぎや盤面リセットに特化しており、直接相手リーダーを叩けるカードが存外少なめであることも起因しているといえる。
「不利盤面を持ち直す」働きとしては優秀だが、その意味では6/10の確率で
沈黙の魔将、
ディースの裁きといったバーストカードを引けるアポカリプスカードの方がフィニッシュ力は高いと言えるだろう(逆に言えば10/6/6バニラの隙を取り返せないという欠点でもあった)。
コキュートスカードデッキはハイランダー構成のため、
唯我の絶傑・マゼルベインや
天界の門の効果の対象となる。最も、出す前に勝負が決まってる事が多いが…
あまり見ないが、
クロノスには要注意。クロノス効果が発動済みの場合、大量ドローはできるものの実質的にコキュートスカードを使って動ける猶予が1ターンしかない
*1ので、1ターンで仕留めきれないと詰む。コキュートスで出せる1ターンの打点は、アスタロトの宣告を除くと進化込み9点が限界なので相手の残り体力が10以上でサタンを処理された場合ほぼ詰み。
*2