おんJシャドバ部 - 転輪の魔神

魔神

を以て貴し

と為す。
転輪の魔神
コスト:5フォロワー
クラスヴァンパイア
レアリティレジェンド
タイプ-
パックミスタルシアの英雄
CV-
イラストレーターシュイトン
進化前
攻撃力5体力5
直接召喚 自分のターン開始時、「このバトル中、自分のフォロワーが進化した回数」が5回以上なら、攻撃力5以下の転輪の魔神を1枚、自分のデッキから場に出す。
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突進
ファンファーレ 自分のリーダーを3回復。
ラストワード 転輪の魔神1枚をデッキに加える。そのコストを1にする。それを+5/+5する。
進化後
攻撃力7体力7
進化前と同じ能力。(ファンファーレ能力を除く)

フレーバーテキスト

概要

第29弾カードパック「ミスタルシアの英雄」のアディショナルカードにて登場したレジェンドのヴァンパイア・フォロワー。

進化ヴァンパイアの新たな直接召喚枠で、進化5回という比較的緩い条件で5/5突進が無償降臨する。
そして処理されると1/10/10突進という驚異的なマナレシオになった自分をデッキに埋めるが、さすがに強化して埋めたほうの直接召喚は行われない。
また、強化版でもラストワードで1/10/10の自身を埋めるので、何度でもデッキに戻ってくれる。そのためアルバハなどのデッキデスに若干の耐性ができる。
またまた、通常時は素引きの保険程度に、ラストワードで埋められたあとはそのまま頼りにする形で、ファンファーレの3点回復がある。

ではそんな転輪くんは実際の環境でどうだったのか?順に見ていこう。

活躍

……ぶっちゃけ弱い。
比較的早期に直接召喚されて相手に圧をかけられれば強いが、素引きの弱さが尋常ではなく、ヴァンパイアには手札のカードをデッキに戻せるようなケア要員カードがない。
登場時ローテ環境の進化ヴァンパイアにはドローソースが多く、この素引きの問題がより発生しやすい。
とはいえ手札を集めやすいのは、ラストワード後の1/10/10魔神を引き込みやすい利点にもなりうるので一端置いておこう。

それでも手間をかけたところで直接打点には繋がらないのが心もとない。強化後魔神をうまく引き込めたとしても、特に耐性効果のない10/10くらいは現代シャドバではそこまで処理に困るということはない。
能力の即効性のなさのため、スタッツの暴力だけで押し勝てる狭いシチュエーションでしか活躍できない、なんとも扱いにくいカードだった。
前弾では酷評の嵐だったが、進化軸の新顔としてリアン&アルフィが加わったことで風向きが変わる。
リアン&アルフィは今弾特有の融合変身を持つカードの1枚であり、変身後は「1/5/5守護+ノーブラ耐性+交戦時3ダメ」というカチカチ守護になる。その強力な対盤面性能は、進化ヴァンプに「盤面での圧殺」という新たな方向性をもたらした。

これによってとりあえずタダでデカスタッツを出せる転輪くんの評価も急上昇。リアン&アルフィと共にデカスタッツを押し付けるのも強い上、ミラーで相手のリアン&アルフィをその強靭なフィジカルで殴り倒すという非常に重要な役割を担うことになった。
更に、愚かにも手札に来てしまった5コス転輪くんは「最もリアン&アルフィに融合して損にならないカード」であり、これによって素引きが弱いという点もある程度は解決した。
ORS期には当の進化デッキからもそっぽを向かれた転輪くんだったが、ついにスタメン入りを果たしたのである。
シャドバ最後のパックとなった「ヒーローズ・オブ・シャドウバース」にて、
奴は弾けた。
進化後フォロワーに疾走を付与できる真紅の挑戦者・モノの登場によって、そのデカスタッツは疾走ハシる凶器と化した。
直接召喚だと0コス7点疾走、デッキに加えた方なら1コス12点疾走。
これが6ターン目から走り出してくるのだから他デッキはひとたまりもなく、進化ヴァンプのリーサルウェポンとして目下環境を蹂躙中である。

それにしても、追加当初はハズレジェだのネタレジェだの散々な言われようだった彼がここまで活躍するとは、誰が予想できただろうか?