おんJシャドバ部 - 沈黙の絶傑・ルルナイ

音、言葉──
──消えろ。
沈黙の絶傑・ルルナイ
コスト:3フォロワー
クラスネクロマンサー
レアリティレジェンド
タイプ-
パック十禍絶傑
CV豊永利行
イラストレーター梨乃
進化前
攻撃力3体力3
ファンファーレ ネクロマンス 3;次の自分のターン開始時まで、相手の手札のスペルのコストを+3する。
進化後
攻撃力5体力5

フレーバーテキスト

概要

十禍絶傑の三、黙する怨讐。
世界に静寂という名の平等を齎すため、
あらゆる命に沈黙の試練を与える。
巨大な鎌・「轟」を振るったが最後、
撒き散らされる怨讐が、周囲のものを狂わせる。


第10弾カードパック「十禍絶傑」にて登場したレジェンドのネクロマンサー・フォロワー。

十禍絶傑3番目。ネクロマンス3で相手の全てのスペルのコストを+3する能力を持つ。
コストスタッツも3/3/3。続く次元歪曲で大量に実装されたが、当時はノーデメリットの3/3/3フォロワーは画期的であったので、3積み確定のパワカとして、事前では4.28点の高評価を得て実装された。

実情

微妙だった。
OOT環境のネクロでは、大型確定除去のビッグソウルハンター(ネクロマンス6)や使いやすい4点ダメージの冥界の闘犬・オルトロス(ネクロマンス3)などがいるので墓場はこちらに使いたいケースが多々ある。

合わせてOOT環境ではスペルよりもフォロワーの横並びを重視するマナリアウィッチが多いためにそれほど効果的にささる場面が無い。

そんなわけで勝手にいらん場面で墓場を消費していく彼はいまいち評価されていなかった。

問題点

コストアップ効果は相手の現在の手札にのみ作用する
要はルルナイを使った次の相手ターンでトップで引いた知恵の光は1コストのままということである。
また、カリオストロのアルス・マグナのような、カード効果で生成したスペルカードにも影響しない。
せめて相手リーダーに直接付与してくれたら…
エンハンスには作用しない
例えば、アルス・マグナに適用した場合、残りPPが4以上ならエンハンス4のアルス・マグナが4コスで撃てる。一応残りPPが3になるとアルス・マグナのコストが5に上がって撃てなくなるのだが……
アクセラレートに効かない
ルルナイ効果が有効な状態であってもアクセラレートゾーイは1コスで撃てるし、アクセラレートヴェスパーも普通に2コスで撃てる。
過剰スペブにも対応できない
スペブ5して0コスにした運命の導きをルルナイで3コスにすることはできるが、スペブ8されているとやっぱり0コスで導きは打てる。ゴミやん
効いてるのかわからない
よしんばうまく刺さって相手がプレイしたかったスペルを止められたとしても、それがこちらから見えないので有効だったかそうでないかが分かりにくい。アンの大魔法のように手札への有無・プレイタイミングがはっきりしているものであれば分かるのだが…

総評

同じ微妙性能な絶傑扱いをされていたライオはカードプールの入れ替わりとともにガチ化し、エズディアもローテではエズオデンOTK・アンリミでは白狼エズディアと独自の道を切り開いていった。ついでにALT以降メリット効果もちの3/3/3フォロワーが続々と登場したことで、ルルナイ君が最凶の絶傑としてその名を欲しいままにすることになった。
ただルルナイ君の名誉のために書いておくと、あくまで絶傑の中では弱いというだけで、決して使い道が無いわけではない。
ルルナイの効果が刺さりやすかったALT期のRAGEファイナルでは採用実績もあり、少なくとも滅殺の置物Tier4の淵に立つ者よりはずっと使える子であることを書き加えておこう。

真の絶傑

ルルナイ君が微妙な強さのため、部下のこいつとかこいつが真の沈黙の絶傑扱いされたりする。また真のネクロの絶傑は、ぶっ飛んだカードパワーから同じ弾で登場した番犬の絶傑ではないかと呼ばれることも。
なお後にBOS〜ALTの構築済みデッキが登場したが、ネクロの構築済みデッキにはルルナイくんではなく飢餓の絶傑・ギルネリーゼが入っていた。KMRとMYSTの考えるネクロの絶傑はギルネリーゼらしい。
また時は流れ、ネメシスに場のフォロワー全てを沈黙させてしまう子が現れ、彼女こそ沈黙の絶傑ではないかという意見すら出ている。
そして更に時が流れ、ヴァンパイアに相手のフォロワーのみを沈黙させる蜘蛛が現れ、こちらも沈黙の絶傑ではないかという意見も出てきている。
2021年には1ターンの間、相手リーダーを スペルやアミュレットをプレイできない状態 にするネクロのレジェンド・フォロワーが現れ、これこそまさに真の沈黙の絶(ry

スレ内での扱い

陰キャ。自己主張が苦手のため損するタイプ。たまにルルナイの強さや使い道について話していると……!……っ!という書き込みを目にすることがあるので、その際にはルルナイ君何か言った?と優しく聞いてあげよう。

余談

彼自身の性能は上記の通りだが彼の部下には沈黙の魔将という超強力なフォロワーがいる。強力な部下に慕われるルルナイ君もまた真の力を見せていないだけで実は絶傑最強の力を秘めているのかもしれない。


沈黙の魔将とルルナイって関係性何もないだろ
前者は言うならサタンの部下じゃないの
しかも絶傑ってシャドバオリジナルだから
神バハとも関係ないし
by wikiコメントのマジレス兄貴

復権……?

ALT環境では10Tの大魔法に彼の能力が盛大にぶっ刺さるマナリアウィッチ*1が流行、さらにドロソ不足によって彼と相性抜群なオシリスが採用されることもあり、最も環境に合致した3コストのフォロワーとなった。
実際RAGEでは決勝進出者のネクロマンサーデッキ全てに採用されており、*2絶傑の名に相応しい活躍を見せていた。輝いている、輝いているぞルルナイくん!

…がSTR期に入ると仮想敵のマナリアが激減した上に一番効果が有効なウィッチが環境からほぼ死滅。後にはウィッチが復権するも、主流のバーンウィッチの使うスペルがどいつもこいつもアクセラレートやスペブ持ちのため全く刺さらず。ライオはガチカードとして、エズディアは進化軸エルフ対面の要警戒カードとして存在感を示しているのに対し、ルルナイは空気化。やっぱり最弱じゃないか!実際は今も昔もガチデッキで使われないエズディアがマジモンの最弱なのは内緒

ジェムオブフォーチュン

そんな彼もジェムオブフォーチュンでは強い部類に入る。

相手のジェムライトクリスタルブライトのコストを3にできるので、(タイミング次第だが)プレイ枚数を稼ごうとしていたエルフに刺さる。また、このルールで極悪非道な強さを誇る魔道具専門店を持つウィッチに対しても、相手の7ターン目直前に出せれば少し延命できる可能性がある。顔が爆発することもままある。

普段はまず見ない彼だが、ジェムオブフォーチュンではプレイのタイミングはかなり大事になる。少なくとも3ターン目に脳死でプレイするべきではないだろう。
特に相手がエルフやウィッチの場合、切るタイミングは考えた方がよい。それ以外の対面ではただのどんぐりつまみ食いおじさんである。

一方アンリミでは

魔境アンリミには超越などのスペルウィッチが常にメタの一角にある上、多くのコンボがスペルを起点にしている。そのため、然るべき相手に出せば高確率で1ターンを稼げる。
6ターン目にはリーサルが当たり前の環境で、5ターン目までに使える遅延札として、互換が未だに存在しない。一方でビートダウン相手にはどんぐりをつまむ3/3でしかないため、メタゲーム次第なのは相変わらずである。
そのため、自由枠や手札交換手段が多くデッキの縛りもないグレモリーネクロの採用候補という型で生き延びている。
他の絶傑や沈黙の絶傑を僭称する不届き者が採用候補にすらならず、姦淫の絶傑すら打ち破られた魔境アンリミで曲がりなりにも生き残っている辺り、絶傑の面目躍如といえよう。
1人しか生き残っていないのでやっぱり最弱だとこじつけることも可能な辺り隙がない

おさわりまんこいつです

OoSでブリザードハート・フィルレインが発表され、そのピチピチタイツと効果からフィルレインがルルナイを撃破し、その力を継承したのか…と思われていた。だが実際のところはフィルレインとルルナイに特に関係はなく、ルルナイは無関係なロリのスカートとパンツをいきなり脱がして自分の脱ぎたてタイツを履かせる謎のおじさんということになってしまった。
ルルナイくんの未来はどっちだ。ブタ箱でしょ

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