事前評価では実験体を出すカードが少なすぎる、その割にセフィー確定サーチもない、手札消費が不安と囁かれていたが実装されると評価は一転。
忘我の才媛や
フレイアによって思いのほか八獄カードが集めやすく、また実験体によりドローもできるため非常に安定感のあるデッキであることが判明した。
特にカウントをすっとばして強化できる
熱中の研究者のエンハンスは強力で、セフィーはEAA期開始直後から大活躍することに。
戦い方としてはコントロールしながら実験体カウントを進め、最終的には
仲間や自身すら融合して実験体を並べて疾走するという勝ち方が基本。また試合が長引けば
真理の大文豪・ユキシマが蓋をしてくるという二段構え。
また要らなければ融合すれば良いという、ディスカのような理論でメタカードを積む余裕もあったため非常に堅実かつ強固であった。
......と最盛期は間違いなく強かったのだが、EAAアディショナルを期に一気にその数を減らしてしまい、以降は見かける回数も減ってしまった。
というのもアディで化けた八獄ネメシスやラスワネクロが猛威を奮ったほか、次弾の
AOA期以降は
干絶の飢餓・ギルネリーゼがローテ落ちして耐久力が低下。おおよそ7~8ターン目には蓋をしてくる高速環境も逆風であった。
また八獄はEAA限定と明言されていた通り他に
没頭の実験体を出すフォロワーも追加されず、
タイプ:学園持ちなどフレイアのサーチにかかるカードが多かったため強化は一切無し。
HORの実装によりユキシマも落ちると、強みの蓋性能すら無くなってしまった。
一応その後は融合すると1枚引ける
支配の魔女や、
カオティックエンジェルと組み合わせることでユキシマのような蓋性能を実現した
アニマステイマーが供給されたものの、使用率に大きな変化はなかった。
一瞬で巨大盤面を築いてくる回復ビショップや、上振れで規格外のスタッツを展開するバフドラゴンなど、盤面勝負になると実験体では力不足になりがちなのも原因か。
テーマ内で打点は確保されているので決して戦えないデッキではない。とはいえ他の八獄が
強化を受けて環境に
返り咲いたことを考えると、インフレにおいていかれてしまった感は否めないか。