中学編
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高校卒業編
大学編
社会人編
だいぶツン感の大人しくなったガメラが幼馴染のまま大人までずっと一緒にいれたら人生こんなに幸せなことはなかったかもしれない
大学を卒業してからガメラは都内で就職して、それを追うように都内で就職して同棲したい
ご両親もわかってたのか同棲のことは二つ返事でなんだかちょっと恥ずかしい、けど嬉しい
暮らし始めた頃は何となく気恥ずかしくて、でも大学で一緒にいられなかった分の気持ちが溢れてきて、どうやらそれはガメラも同じらしい
お互い新卒で右も左も分からないけど、お互い辛いことを話して受け入れて、楽しいことを話して元気になって、そんな毎日が愛おしい
仕事帰りが一緒になると、何となく自然に手を繋いで、スーパーに行って夕飯の買い物をして、荷物は自分が持っていきたい
ガメラが家事をする時に普段下ろしてる長い髪を後ろの高いところで結う、その綺麗なうなじとスラッとした容姿にいつまでもドキッとしていたい
家事が終わって、疲れたガメラの肩を揉んであげると、こんなにも女の子の身体は華奢なんだなと、我ながら当たり前のことに改めて気づきたい
おはようと、おやすみの、そんなひと言にも、かけがえのない時間が含まれているようで、聴くたびになんだか胸と瞼がキュゥと締まる思いになりたい
自然と。
自然と、ガメラと、もしかしたら…さらに何人かとのこんな生活を、これから守るのが自分の役目なんだな、と。
ガメラが目尻を垂らし休んでいる隣で、1人、そう思うようになった。
この気持ちを、ゆっくりでもいいから、いつか、ガメラに伝えたい…
今はまだその決心ができず、左手の薬指を所在無く摩るワイくんこそ、大器晩成にして味方全体にダメージカットを付与する暴竜・伊達政宗也。