第22弾カードパック「
災禍を超えし者」にて登場したゴールドのロイヤル・スペル。
+7/+7という単体のバフカードとしては最大級の数値に守護・選択できないを付与できる。
ナイトですらクソデカスタッツになってしまうので、相手としてはこのカードが脳裏にチラついて盤面にフォロワーを残しにくくなる。
ただ7コストと高コストでバフカードの常として盤面にフォロワーがいないと腐ってしまうので、取り回しは難しいカードとなるか。
相性が良いのはやはり場持ちがよく顔に攻撃しやすい
潜伏フォロワーや
騎士王の威光の効果で出てくる
疾走ナイト。何かが残ってしまえばこのカードは相当強いので、他のカードや環境によって評価がかなり変動するだろう。
…とかなんとか言ってたら本当に使われる時がきてしまった。
RGWのアディショナル後環境において、
聖緑の輝き・カーバンクルと
万緑の回帰・ラティカを組み合わせたデッキが爆誕。
エルフ側の
絶命の崇拝者をバウンスで使いまわして盤面をロックする動きがロイヤルにまあ刺さること。
それでも最初は
シークレットスキルや
ビクトリーブレイダーを擁するロイヤル側が有利かと思われたが、エルフ側がビクブレ対策に
夢のもてなしを採用しだし、しっかりと対策されてしまう。
ロイヤル万事休すかと思われたが、そこに登場したのがこの
戴冠の儀。攻撃力0にされてしまったフォロワーにコイツを使って顔面をぶんなぐるというとんでもないデッキが登場し、さらに連勝記録まで樹立してしまう。メタが環境の中でぐるぐるしている。
武装強化でよくねと思うホモもいるかもしれないが、エルフ対面では盤面ロックをされるにしろ回避するにしろ
連携を稼ぎづらいのと、それから単にスタッツが上がるだけでなく選択不可と守護を持てるという点も評価されての採用である。
ラティカエルフ対面を重く見る場合にピン差しする程度ではあるが、それでも「こんな粗大ゴミ誰が使うねん」みたいな評価をされていたカードが日の目を見るのはTCGの醍醐味と言えるかもしれない。