第23弾カードパック「
十禍闘争」の
アディショナルカードにて登場したシルバーのネメシス・フォロワー。
かつての
破壊の使徒のように場のカードを破壊して同名カードを手札へ加える効果を、フォロワー用とカウントダウンを持たないアミュレット用で二つ持っている。コストダウン効果はないがこのカード自体が軽量なので、取り回しがよく便利に仕上がっている。
初登場の十禍闘争時点でのローテーションのネメシスのカードプールにカウントダウンを持たないネメシス・アミュレットカードは結晶の
ギガスファクトリーと
奏絶の破壊・リーシェナから出るトークンアミュレットしかなかったが、
天示す竜剣で
アークが登場した。アークはまあまあ邪魔になりやすいので退かせるのは便利と言えば便利だが、退かすくらいなら初めから置かなければいいので構築でやるようなギミックではない。アミュレットの回収対象はまずリーシェナ産トークンのどちらかになるだろう。
主な使い方はファンファーレ持ちやラストワード持ちフォロワーなどの再利用。また、効果によって破壊されない
奏絶の破壊・リーシェナなどに使えば対象フォロワーが増殖するので、推しとの相性は抜群。
こいつが推しのリアニで出てきたら弱いのは内緒だ
0コストで出せる
操り人形を複製すれば手札を減らさずにフォロワー破壊数を増やすことができ、低攻撃力フォロワーを殴ったあと生き残った
改良型・操り人形は回収できるなど、人形軸全般との相性もよい。
とはいえ構築環境では人形を増殖させるなら初めから人形を生成できるカードを入れればよく、フォロワーもわざわざテンポロスしてまで再利用したいものがない……と出来ることは多いがどれもパッとはせず器用貧乏。
肝心のリーシェナとの複製ギミックもやや悠長であり、更に最悪の場合は手札と場が白黒アーティファクトだらけになって身動きが取れなくなるという問題があり長らく採用実績は振るわなかった。
EAAア後環境では【八獄ネメシス】で採用例がある。
使用済みの
機鋒の咎人・カットスロートや
万物の目撃者・ジュディスを破壊して再利用される用途で使用される。
カッティスの進化後はエンハンスが実質2コスでプレイできるため、このカードをプレイするためのPPを捻出しやすい。
ジュディスのバリアを張り続けたいというデッキコンセプト、ジュディスはスタッツが小さいので破壊しても大きな問題がない、2PPが余りがちなデッキである、といった様々な要素が噛み合った結果
ローテ落ち直前のギリギリで環境の最前線に顔を出すこととなった。
このカードが二枚あるとPPが許す限り互いに互いを回収し続けてフォロワー破壊数を稼ぐことができる。フォロワー破壊数をどうしても稼ぎたいとき、2Pickなどでは使う機会があるかもしれない。
条件達成後の
妄想少女A・ルナールと合わせると、進化ルナールを崇拝者で回収→ラスワのファクシミリで崇拝者を複製を繰り返すことができ、進化ルナールが一方的に踏める相手を倒しつつ崇拝者が盤面に並ぶ無限リソースとして運用できる。
ただし1ループ5PP、構築で使うには貧弱かつ悠長なのに、このカードが出た時期にはアリーナでETAが提示されなくなっているので使いどころがあんまりない