想像の具現化 | もはやオズデッキをランクで使う上では欠かせなくなった今デッキのエース。どんな不利な状況でもこれをプレイできれば一発逆転の可能性を秘めているキリフダ的カード。しかし、今環境ではでたらめな接合によって手札を捨てて盤面を処理しなくてはいけない場面が非常に多くなったため、必ずしもマリガンでキープすることはなくなりつつある。捨てるにはあまりにも惜しすぎるカードだからだ。また、このカードの引きによっては有利な局面をかえって不利にしてしまう場合もあるので過信は禁物。相手の盤面とバトル情報を常に確認し、混沌の流儀との使い分けをしっかりと見極めよう。 |
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混沌の流儀 | 魔海の女王に代わって就任したこのデッキの保険。手札に来てしまった超越を使用させることができる。以前は相手のデッキコンセプトを崩壊させうる過剰なストレスとして悪名が高かったこのカードだが、そもそも5ターン目がまともにやってこない今環境では一周回って適正とも呼べるほどの逆風にさらされてしまっている。環境デッキたちがアクセラレートや結晶を主体として戦っていること、そして現環境のtier1である秘術、狂乱、ディスカがそれぞれ高コストのフィニッシャーを採用していることにより状況を不利にさせてしまうケースがかなり多くなった。よって、安定して使用するのはたいてい相手が事故でそれぞれのXカウントを溜められていない場合か混沌を使用して確実に有利になれる安息べレロとホズミくらいであり、残りは逆リーサルを割り切った運否天賦の勝負の時である。このカードは複数所持する必要がないので個人的にも2積みか3積みかをかなり迷っているカードである。今はほかにも採用したいカードが多いので2枚に留めている。 |
次元の超越 | フィニッシャー。どんなに逼迫した場面でも発動できれば戦況を互角→有利に持っていけるだけのポテンシャルを秘めたパワーカード。当然一枚も無駄にできないが、素の状態でプレイすることはこのデッキでは不可能。かつオズのデメリットで消滅させたり、でたらめな接合で捨てる場面も少なくない。だが混沌の流儀を発動させたり、マナリアの叡智で手札に戻し、具現化ガチャチャンスを増やすという手段が取れるので戦況に応じてこのカードは最大限活用しよう。それにしても、昔はオズと超越は油と水のように相性が悪く、オズは秘術と組むことが大半だったのだが、今や秘術はオズを必要とはしない超強力なデッキへと成り替わり、超越と手を組んで戦うのがオズを最も強く使える戦法になるとは…何とも皮肉な話である。 |
絶尽の真実・ライオ | 時間稼ぎ兼AOE兼フィニッシュ用コンボカード。デッキのカードのコストを全て1にしてくれるので一度彼を着地させたら逆リーサルを食らわない限り勝利が確実なものになる。コストが9と非常に重いので当然正規の手段で出すのは難しい。基本的には手札に加わった時に加えてくれるトークンの絶刃の偽証がでたらめな接合の条件や盤面を制圧するのに使われる。特に狂乱相手にグランスエンジェルもでたらめな接合も引けなかった場合の最終手段としてこれを使って最低でもどちらか、運が良ければ両方のスタッツを下げることもできる。本体を早期に出す方法としては具現化で引いてくるか混沌でコストが下がったタイミングで出すかの2択である。前者の場合はコストダウン等の恩恵を自分だけが受けられるので予想外の逆リーサルなどを受ける心配が少ないが当然引っ張ってくるのが運であるので狙って成立させるのは安定しない。後者の場合は高確率で着地できるが、混沌発動によって晒す大きな隙と相手が高コストを踏み倒しまくって逆リーサルになってしまう危険性と常に隣り合わせになることに加え、せっかく手札に加えた1コストに下げたカードたちが次のターンから混沌の影響を受けてコストが上がってしまうというデメリットを抱えてる。しかし、ひとたび着地すればでたらめな接合などで大量ドローした先で超越や開闢等普段はめったに出せないカードを面白いくらいポンポン出せるので3積みして常に着地のタイミングを狙いたい。もともとのスタッツが9/9とデカいので、打点に大きく貢献してくれるのも良点。 |
オズの大魔女 | いつまでも変わらず主役。今は秘術と骸がキーカードの弱体化により大幅に環境が後ろよりになっているため、オズ具現化といういつもの王道パターンがやりやすくなった。特にこのデッキはライオ、氷塊、開闢、輪廻の女神、アルバハと踏み倒すバリューがデカいフォロワーが今までよりもかなり多いため、具現化の期待値が上がっていることも追い風となっている。一方で、具現化ガチャが失敗してしまった場合の立て直しの辛さは未だ変わっていない。一応無貌の魔女の枠を冬の女王の気紛れにすれば今流行りのプライマルパメラ型ホズミへの対抗策にも成りえるが、その場合は無貌の魔女が担っていた5t混沌からの無限超越や大量リソースの確保によるコンシードデッキへの回答、ギルネリーゼ直接召喚からの干絶の甘露4連OTK等幅広いリーサル手段を失ってしまうことにつながってくるのでどちらを取るかはその時の環境に分かれる。今はTier1が二つとも倒れたことによりかなり環境が混沌とした不安定なものになっているため、流行や強デッキは常に敏感に調査していきたいところ。幸い、ナーフ前もそうだったが、オズ具現化が失敗した時の保険が混沌とライオという二重の保険によって支えられているので前の環境ほどはためらわずに勝負に出ることができる。むしろ今の環境は一ターン躊躇することで相手の無限回復サイクルや即死コンボ等のハメ技が先に起動してしまう可能性がある。またナーフ後はディスカドラや安息べレロ等のバーンダメージで勝ちに来るデッキが増えるためにフォースバリアを使用しているため、開闢や超越をデッキに戻していたマナリアの叡智が構築から抜けているので、尻込みをしているとそれらのカードを毎ターンのトップで引いてしまう危険性が増してゆくことになる。決して臆することなくグイグイと勝負を仕掛けて勝負の流れを引き寄せたいところ。大丈夫、オズを愛する心がある限り、オズはきっとあなたを愛してくれる。今の僕がそうであるように。 |
フォースバリア | 対安息べレロ最終奥義兼対ディスカドラ&狂乱防衛線。効果によって受けるダメージを-2するのでこれを使ったターンでは安息べレロは実質一ターン攻撃性能を失うことになる。それによってオズ具現化や回復の立て直し等の様々な対抗策を練ることができるので非常に優秀。安息べレロは骸と秘術のナーフによってトップメタとしての地位をより高みへと押し上げているので、混沌も合わせて活用すれば7割の勝率は維持できる。 |
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カウンターマジック | 序盤の盤面処理の要にして禁約、闇喰らいの蝙蝠等の大打点を事前に防ぐことができる優秀なカード。当然相手はスペリオルコントラクターやフォレストバット疾走で解除しようと試みるため守護を貼っておくと安心感が非常に大きい。特に秘術においては2ターン目に出されたアストロジカルソーサラーを盤面にフォロワーを立てずに処理することができるため序盤から終盤まで役に立つだろう。 |
輪廻の女神 | 防御の要。主な使用用途はアクセラ。対面を見て1ターン目に剣か天使のどちらかを手札に加え、序盤の防御に役立てる。そして、具現化から引っ張ってきたときは7/7守護+7回復というアグロを絶望させるスペックを持っており、超越が発動できなかった場合にも十分脅威になりえる存在である。今は特にスペリオルコントラクターやヴァンピィ等の小粒疾走フォロワーが大打点を与えてくるため、4ターン目に貼ることができると非常に心強い。 |
氷塊のゴーレム | フィニッシャー兼手札調整要員。本体効果を発動させると非常に心強い防御にはなるが、今環境ではワールドブレイクによる一掃の憂き目にあうことが多く、1ドロー要因として手札調整に使われることが多い。また、強制的に盤面を3面埋めてしまうことや、6/6というスタッツが深淵の大佐で相打ちになり、ラスワを含めて2体同時に処理されてしまう点もまたこのカードの防御性能に難点を増やしてしまっている。しかし、超越発動下での圧倒的フィニッシャー性能力は健在なため、3積は必須 |
未来への飛翔 | お手軽PP回復。基本はジータを使うがグランの5点2面処理&フォロワーサーチもなかなかに優秀。骸対面への回答にもなる場合がある。特に今回は進化時能力が強力なフォロワーを多く採用している為、できれば有効活用したい一枚 |
招来の大天使 | 念のための時間稼ぎ要因。4ターン目に極光を貼って骸側が動いてこなかった時や、逆に骸展開を捌いたあとにギルネの宛先がない場合の回復にも役に立つ。オズ具現化を5ターン目に決めるのが間に合わない時や明らかに次のターンに20点飛ばされたり、ソリティアをされると思ったときのためにも有用。 |
工房の錬金術師・ノノ | 混沌主体で動く際、および盤面の取り合いを有利に進めることができる期待の新人。先のアンリミJCGにて決勝まで勝ち進めた人の混沌デッキに採用されていたのを参考にした。基本は4tに置くことで5tにゴーレムが合計で2体出るので混沌を打つ隙を消すことができる。また、ライオさんが手札に加わる等意図せずに手札が溢れてしまった場合に融合能力で調整することができる利点もある。(実は決勝進出した当人から度々これの採用を勧められていたのだが、オズ具現化をデッキの主体としている自分はなかなか混沌を中心として動くのにためらいがあったので採用していなかった…人の忠告は素直に聞いたほうがいいねっていう教訓てことで) |
グランスエンジェル | こいつがいないとマジで始まらない。狂乱相手に1枚持っているだけで安心感がかなり違ってくる。尤も先攻ならば3ターン目まで手札を回して引く余裕があるが、後攻の場合は2ターン目までに引いておかないと間に合わない。当然グランスエンジェルは三ターン目以外のタイミングで狂乱に刺さる場面は全くないので、とにかくヴァンプを見かけたら1にも2にもこのカードを探しに行くべきである。 |
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開闢の予言者 | 現アンリミではそうそう対処できない除去耐性と圧倒的スタッツで混沌のフィニッシャーとして活躍できるカード…だったのだが、いつもの環境の固定化による狂乱とナーフ後秘術という爆速アグロ組が増えたことによりコンシードデッキがほとんど死滅してしまった。さらに、骸ナーフによってワールドブレイクを採用するデッキが減ったことにより、破壊耐性の必要性が下がったことが理由となる。 | |
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アルティメットバハムート | 1コストランダム除去と圧倒的盤面制圧力、そしていざという時のデッキ破壊とコントロール殺し満載の一枚…だが、前述のコントロールデッキ激減によりこのカードもお払い箱と相成った。アンリミは基本それぞれのデッキが「相手がどう動こうと問答無用で勝つ」手段が何かしら搭載されているので、受けから入るデッキは安息という絶対的なダメージカットと驚異的な回復力を兼ね備えていないと戦えないので、基本は固定化によって環境からひっそりと消えていくのである。 |