登場当初は
剪定の咎人・マガチヨを軸にしたデッキ【八獄エルフ】への採用が多く見られた。
そちらはOTKを通すことが大前提でありながらも、打点が盤面経由であるために、複数枚守護を並べられてしまうと途端に勝ち筋が乏しくなってしまう、というのが当該デッキの以前の弱点であった。
しかし、このカードが登場したことにより、相手の守護を全て無力化したうえで疾走によるOTKを行う、という戦法が格段に通しやすくなり、立ち位置が向上したのである。
キャントリも持たず、空撃ちが基本無意味であるという欠点も、スペルによってコストダウンが図れる
円環の看守を採用している為、それほど気にならない。
そのうえで必要な時は円環の看守のファンファーレによってサーチできる可能性があったという点でも相性が良かった。
また、そちらと同様に疾走を通したいがために守護が弱点となる【チェスウィッチ】などにも僅かながら採用が見られた。
その後もRSL期の【U10ヴァンパイア】やHOS期の【進化ヴァンパイア】など、守護が弱点となるOTK気味のデッキにはちょくちょく採用されるカードとなっている。
・セットアップの必要なく十全に効果を発揮すること
・ニュートラルであること
この二点を踏まえると、今後も随時活躍が期待できるカードである。