リーダーを殴れれば強いのは確かである。が、コストが8コストと重い上
除去耐性を何一つ持たないので殴ることすら許されないことが殆ど。
仮に生き残っても攻撃を守護に阻まれれば効果を発揮できない。

しかし考えて見るとこれは当然だろう。
こいつの攻撃がリーダーに通った時点でほぼ勝利確定なので
相手は死に物狂いで除去するし、除去できなければ守護を立てて攻撃を防ごうとする。
皆が異形を恐れるが故に殴らせてもらえないだけなのだ。
ちなみに「自己完結していてパワーは確かだが殴らせてもらえないから使いにくい」ということであらゆる側面からpickに強いカードだった。何しろ8/8/8はpickだと確定除去か大型+進化権くらいでしか返す方法がなく、試合が長くなりがちなpickの性質上こいつを置く余裕も高確率で残っており、返せなければ即ゲームセットなのである。理不尽。


「…見えるから警戒される?ならば疾走すればいいじゃない。」


DBNパックにてエルフクラスに全国の異形待望の疾走付与カードが登場。
古き森の白狼などで異形のコストを下げ同時使用することで夢のOTKが可能に。
既に先駆者がいるとかコンボ難易度とか細けぇこたぁいいんだよ

処理は効果ダメージ→本体の攻撃の順。
基本的には効果ダメージで相手の体力は0になりゲームセット。
あくまでもダメージを与える効果なので黒死の仮面やデュランダルで防がれる。

ex)相手の体力が黒死のカウント数より少ない場合
効果ダメージ0(黒死に吸われる)→本体攻撃ダメージ0(黒死破壊)

ex)相手の体力が黒死のカウント数以上の場合
効果ダメージ0(黒死破壊)→本体攻撃ダメージ8

FOH期にこのカードをトークンとして二体も場に出せる生命の宴が登場。
他のカードを合計8枚プレイすることを要求されるためおいそれとは出せないが、同時に二体も出れば処理しきれず攻撃を通すチャンスもくるだろう。
とか言ってたらSOR期に登場したロキサスエルフが十分なプレイ数を稼げるためにサブプランとして少数使われるようになり、ランクマ環境に顔を出せるようになった。
かと思ったらさらにその後、FOHローテ落ち直前のRSC期、颯爽と現れたラティカエルフに生命の宴が採用され、Tier1のデッキから深き森の異形が沸いてくるようになった。ラティカでワンキルができないときのサブプランではあるが、6ターン目前後に二体並んだ上に、プレイ数稼ぎに貢献した英雄の覚悟で+2/2守護付与バフを受けた異形を処理できずに爆散する羽目になるケースが続出。環境の第一線を恐怖のズンドコに叩きこんだ。
キーカードである英雄の覚悟がナーフされたことで、ラティカデッキは高速でラティカor宴を狙うよりもロングゲームを意識した構築になってしまい、宴の採用も見られなくなってしまったが、確かにTier1環境に存在感を示したのだ。
その後EOPに、エルフクラスの大型フォロワーを踏み倒せる化かし女将・ホズミが実装。
一般的にはすぐに勝負を決められる大型疾走フォロワーを走らせる構築が主流だが、エルフの高コストかつファンファーレでない凶悪効果を持つフォロワーというよりはロマン砲枠として採用されるケースもある。
通せれば強いカードなのは確かなので、通すためのカードが増えればさらに大化けする日も来るかもしれない。