第24弾カードパック「天象の楽土」にて登場したブロンズのネメシス・スペル。

ネメシス特有の軽量トークン生産カード。2つ選べるのがお得。
操り人形をチョイスすると1コストで手に入るのがやはり強力で、説明不要の貫禄がある。相手が強い盤面を作ってくる前に人形を抱えておきやすい。とても便利。
改良人形をチョイスすると一念自体のコストと合わせて実質2コス3点。標準的な効率の除去になり、働きの最低保証をしてくれる。
武装強化は他所で見たことがある気がするが、簒奪はロイヤルのクラス特性であり、ネメシスが他クラスから盗みを働くことなどないので気のせいだと思われる。そもそもまともに使ってなかったし
コントロール奪取系の開祖さんは泣いてもいい

基本的には操り人形＋改良型でチョイスし、小回りの利く除去として使うことが多い。
合計2コスト4点と書くとインパクトが足りないように思えるが、コストは1+1+0で分割して支払い、除去効果は1点と3点をそれぞれ個別に手札にキープ可能と驚異的な柔軟性。
破壊数稼ぎや人形シナジーの利用にも便利。奏絶の破壊・リーシェナのリアニメイトとのシナジーにも優れる。
除去として上質なだけではなく他カードとのシナジーにも優れた優良カード。

そしてこのカードをさらに有用にしているのが武装強化。
ネメシスであれば容易に達成できる連携10という条件で、3コス4/4バフになる強力なカード。
もしも直接デッキに入れるのであれば、「効果自体は強力ながら腐る状況も多く、採用しやすいカードではない」という評価だっただろう。
だがチョイス先の一つであれば話は別。欲しい状況でのみ袖から取り出せばいいため、バフスペル特有の腐りやすいという弱点が実質消滅するのに等しい。
1/1ですら場に残れば5/5になって殴りかかるプレッシャーは高く、びっくりリーサルを頻発させてくれる他、相手に丁寧な盤面処理を強要する心理戦的な効果もある。

詰めの場面では使いにくい代わりに劣勢には強い除去と、劣勢の場面では使いにくい代わりに詰めには強いバフが抱き合わせとなって弱点をカバーし合う強力なカードで、大抵のデッキには無理なく採用できるスペックがある。
人形ネメシスではもちろん、AFネメシスでもパラダイムシフトとのシナジーを生かしてブリッツで6点削ったりエッジで7回復したりと活躍している。