第29弾カードパック「
ミスタルシアの英雄」にて登場したシルバーのエルフ・スペル。
森の女王・リザが描かれている。
効果としても森の女王・リザと同様、エルフ・フォロワーのコスト最小と最大を一枚ずつサーチできる。
本家より軽い2コストで、フォロワー本体が出ないために軽くはなったが、コスト最大フォロワーのサーチ条件がターン内2プレイと嵩むようになっていてかえって気軽に使いにくい部分もある。
0コストのカードが少ない環境では、サーチのために実質4コスト必要になったという風にも考えられる。
条件を満たさずに使うのは少々重い。条件未達成ならサーチ対象1枚を引っ張ってくるだけのスペルは
優雅なもてなしの頃には1コストが標準化している。条件を満たせば2枚引っ張れるので仕方ないのだが……
せやろか?
また、条件の都合を考えると1コストのカードは色々とデッキに入れたくなるため、最小コストフォロワーのサーチ対象を絞るのも難しい。加えてプレイ回数を重視すると入ってくる
新芽の風・メイを山札から枯らしてしまうのも若干噛み合いが悪い。
コスト最小フォロワーのサーチを目当てに使うのはホズミエルフのような特殊な構築でないと扱いにくいだろう。
最高コストのフォロワーは最低に比べれば絞りやすいため、そちらで何を引くかを調整するのがいいだろう。
登場時ローテ環境ではフェアリーエルフで4コストの
シャイニングヴァルキリーor
黒百合の女王・ノワリスを探したり、
聖緑の輝き・カーバンクルを核にしたコンボなどが強力か。ただしカーバンクルを使うデッキではコストを下げきれない2コストカードの採用を嫌う向きもあるため、選択枠になるだろうが。
また、
根深き手の異形などの高コスト優良アクセラ・結晶持ちが入れにくくなる点には注意が要る。
さらに、
コスモスファングや
オベロンなどの攻撃力が高いフォロワーをサーチする場合は
野生の目覚めのサーチ効果とも競合する。
活躍できるデッキを選ぶところがあるが、構築次第でサーチ先を絞りやすいため、これだという切り札への依存度が高いデッキが増えるほど活躍チャンスも増えるカードだと言えそうだ。