第29弾カードパック「ミスタルシアの英雄」にて登場したレジェンドのドラゴン・フォロワー。
一部のプレイヤーから熱望に熱望にその上熱望されていたファフニールの真正リメイク。だいぶマッシブな見た目になりましたね…

初代ファフから8/10スタッツを受け継ぎつつ8コストに下がった上、ファンファーレでちゃんと天地を焦がせそうな8点AoEに加えて、ターン終了時に相手フォロワー、いなければリーダーに「5-(自分のフォロワー数)」のダメージを与える能力をリーダーに付与する。ギルヴァと似た形式である。

腐ったファフニールの時から…いや、歴代のAoEファッティが今まで出来なかったAoEとバーンの両立が見所だろう。
少なくとも出した時点で場を一掃すれば4点バーンが保証されているのも良好なポイントだろう。
盤面処理ついでにリーダーも削っていけるその性能で活躍ができるだろうか。


RSL期にランプドラゴンが大幅強化されこのカードも出番が……来ると思われたが、扱いは微妙。
ヴァニティードラゴンなどにより大型フォロワーを複数体並べていく戦術がメインプランで、味方を巻き込むAoE、横並びするほど火力が落ちるバーン効果はどちらも折り合いが悪い。
ただしライナビショップやガルドル入りロイヤル、ケツバフドラゴンなど軽量AoEで捌けないデッキが環境内にいくつかあり、10PP到達前に素で対処できるのはこいつか禁牙の執行者・ドラズエルくらいで、環境への刺さりが悪い訳ではない。
回復と守護が豊富で延命しやすいデッキの特性と継続火力も良相性。

ランプ後の踏み倒し戦術が動いていると邪魔だが、ランプ札が足りずに8〜9PPで動くときや、コスト踏み倒し札が引けていない下振れ時に頼もしい選択枠、くらいの妙な立ち位置にある。

本来、騎士様とジークフリートによって倒されるはずのファッフだったが、騎士様が存在しない異なる時空においてなんとジークフリートを倒し生存してしまった。
そして他種族と和平していた竜達を唆して人竜戦争を引き起こし、更にマナリア王国を襲撃、アンの父親こと国王が王国軍を率い必死に戦うも敗北し黒焦げにされてしまう。
覚悟を決めたアンはルゥとハンナ、そしてレグニスへ帰国したグレアを除いたマナリアの生徒達からなるマナリア学徒隊を結成しファフニールに挑むも敗北しアンを除き全滅。唯一生き残ったアンからグレアとの思い出の記憶を奪い竜族を憎むマナリアの女王へと変貌させ、対話の為に出向いたレグニス王を人に騙し討たれ女王となったグレアとの殺し合いを実現させる等、邪智の名に相応しく狡猾に働いた。
しかしパッセによって送り込まれたレイナと、二人の仲を取り戻したいハンナの協力を得た救世の騎士の手によって記憶を奪う呪具を破壊され、正気に取り戻ったアンとグレア、そして騎士様スラッシュによって討伐されるのであった。