おんJシャドバ部 - 失墜の誘惑・マステマ
失墜の誘惑・マステマ
コスト:4
フォロワー
クラス
ヴァンパイア
レアリティ
ゴールド
タイプ
-
パック
リサージェント・レジェンズ
CV
牧野由依
イラストレーター
虫麻呂
進化前
攻撃力
3
体力
3
ファンファーレ
狂乱
状態でないなら、自分のリーダーに1ダメージ。これを2回行う。
狂乱
状態なら、進化する。
進化後
攻撃力
5
体力
5
これが進化したとき、
狂乱
状態なら、ランダムな相手のフォロワー2体を破壊する。自分のリーダーを2回復。カードを2枚引く。
フレーバーテキスト
【進化前】
魅惑的な笑みを浮かべ、深淵へと誘う黒翼の乙女。その手を取れば、地上へと戻ることは二度と叶わないという。
【進化後】
闇への誘いを承諾すると勝利の笑みを浮かべる黒翼の乙女。その正体は、深淵を統べる誘惑と略奪の女王であった。
概要
第31弾カードパック「
リサージェント・レジェンズ
」の
アディショナルカード
にて登場したゴールドのヴァンパイア・フォロワー。
マステマ
の
リサージェントカード
。
非狂乱状態なら2自傷を行うだけだが、狂乱状態なら進化して2体除去・2回復・2ドローする。
最大で3面処理ができ、回復・リソース供給とあらゆる能力を詰め込んだカード。
何より
イラストアドはそのままに、新ボイスでボイスアドまで獲得している
のが強い。全国114514人のマステマファンもこれにはニッコリ。
ただでさえ狂乱は
イケボ
や
カワボ
、果てには
ショタボ
まで完備しているというのに、更にそこを強化するという暴挙である。
狂乱のボイスTier1は免れないだろう。これは確実にナーフ不可避。
真面目な話
器用貧乏
一見すると4コストにしては効果が盛り盛りであり、結構強そうに見える。
しかし実際には狂乱と噛み合わない効果で溢れており、結果としてマステマがデッキ内であまり役割を持てていない。
4ターン目に起動できない
マステマは狂乱状態なら進化、そうでなければただ2回自傷するカードである。
そりゃそうだろって話なのだが、ローテにおいて4ターン目開始時点では上手く回っても6回しか自傷できていない。自傷した後に狂乱状態なら進化......なんて器用なことはしてくれないので、マステマの効果起動は5ターン目以降となる。
そして5ターン目となれば
魅惑の狂想曲
を打ってリーサル準備をするとか、
ディアボロス・ヘドネ
で顔を削りにいくとか他にしたい動きがあり、マステマを出す暇が無くなってしまう。
後攻なら4ターン目に手動進化すれば一気に盤面を取り返せたり、
荒天のツクヨミ
など1点バーンを飛ばす相手に当たれば最速起動できなくもないが、前者の場合回復量は差し引きゼロ、後者は相手依存と微妙。
回復量が足りない
今の狂乱カードは狂乱状態でも自傷するカードが多い。そのため狂乱突入後は速やかに体力を回復して相手のリーサル範囲から逃れたいのだが、マステマは4コスト払って2回復としょっぱい。
序盤から殴ってくる相手には削り切られ、コントロール相手にはリーサル範囲から逃れられない事がほとんど。
あまり活きない2面破壊
狂乱自体、ヘドネやルージュ&ヴェール等で盤面処理は得意なデッキタイプである。それ以外にも
悪魔の笛吹き
や
シルバースナイプ
など小回りの利く除去があり、マステマを出して除去する意味が薄い。
破壊ではなく消滅やデバフであれば狂乱の弱点補強になったのだが......
ドローとしても使いづらい
リソース供給自体は有り難いのだが、4コストのためリソース目的で使うと他の動きが大きく制限される。
流石に高速化した現シャドバで4コスト2ドローは悠長と言わざるを得ず、何より「先にドローしてから動きを考えよう」というプレイができないのが厳しい。
EP有利や時間差などの条件はあるにせよ、おおよそ1〜2コストで2枚ドローすることも多い今、リソース目的にこれを入れるかと言うと......
総評
受け札やリソース供給としては弱く、狂乱の攻撃的な戦術にも寄与できない生粋の器用貧乏。
4ターン目に起動する、回復量やドロー枚数が多いなどもう少し秀でた部分があれば魅力的だっただけに非常に惜しい。
現環境では
羅刹の咎人・ガロダート
型の狂乱があまり活躍できていないことを差し引いても、マステマ自身が余りにも使いづらく、不遇な立ち位置にある。
3コストにして