フレーバーテキスト
目の前に立つ、憎悪を滾らせた青年に……妖精は語る。かつて妖精が彼に授けたのは、病を祓う加護なのだと。少年から祓われた病が――彼の国を滅ぼしたのだと。妖精の瞳は濡れていた。深い哀しみと、後悔に――。
貴方の憎悪を育てたのは……私の罪で、私の誤ちです。……私の行為は、愛ではなかった。想いをぶつけるだけの――身勝手な恋だったのです。私は貴方が好きです。それ以外に、何もありません――。