第22弾カードパック「
災禍を超えし者」の
アディショナルカードにて登場したゴールドのビショップ・アミュレット。
ファンファーレ効果でEPが自分のほうが多い時に実質0コスとなり、ラストワードで相手のフォロワーに自爆verのインモラルデザイアと言うべきか、「相手の攻撃力依存」の特殊なバーン効果を発動させる。
最大の効果を発動できた時のコストと効果だけ見れば、0コスで手札を減らさずにバーンをするということで強力なカードのように思えるが、その実は如何。
実装が待たれる。
……と書かれたまま放置されていた程度には影が薄い。
実際には、弱いと言って差し支えなかった。
カウントダウン2が無限に長く、相手からすれば見えている獅子の聖域をケアするのはあまりに容易。
TCG界には「相手に選択権のあるカードは弱い」という理論があるが、これもある種のそれに該当するといえる。
バーンが怖いならデカいフォロワーを出さなければいいし、多少のバーンが痛くないなら気にせずデカいフォロワーで押し込んでくる選択肢もあるのである。
「じゃあカウントダウン加速で奇襲をかければ…」という夢を見るにも、
高攻撃力の相手フォロワーだけを盤面に残して・
聖域とカウント加速札が手元に揃い・
つつがなくそれを除去できる状況が必要。……言うまでもなく、実戦で頼りにするには限定的すぎる想定である。
また、カウントダウンが長いのは相手にケアされやすくなるだけではなくシンプルに盤面の邪魔である。
2ターンの間面を埋めて割れても盤面上のリターンが無いというのは、中々厳しい。
EP優位時の効果は強力だが、上述の弱点を埋め合わせてくれる類のものではないため使いづらさはあまりフォローされていない。
一応、
アルティメットバハムートのようなゲーム中確実に相手盤面に出てくる高スタッツのフォロワーのメタとしては使えなくもない…かもしれない。
その他、
翼天の執行者・ウヌエルとはまあまあ相性がいい。EP優位ならば面の邪魔になることなく0コストでウヌエルのバーンをトリガーしにいけて、更に獅子の聖域自身のラスワ付与でバーンダメージの上乗せを狙える。ウヌエルとは基本的にやりたい方向性が嚙み合っているので、無理なく同じデッキに入れやすいのもよい。