第9弾カードパック「蒼空の騎士」にて登場したゴールドのネクロマンサー・アミュレット。別名「ルナシティ」または「ルナタウン」。

かなりユニークな効果を持つが現状はややネタ寄りのカード。でも場面を選べば強烈に刺さることも。以下に解説。

• 大型疾走・ラストワード効果・破壊耐性持ちの封殺

場に出た瞬間全てのフォロワーをゾンビにし、その後出てくるフォロワーも全てゾンビ化する。例外はヘヴンリーイージス、絶望を齎す者・ジオテト、レリックゴッデスのみ。
開闢の予言者を完封できたり、大型疾走も封じ込めることができるので、フィニッシュプランをそういったカードに頼ってるデッキにはとことん刺さる。

• ゾンビの大量展開

幽霊支配人・アーカスを出した後なら、3コスフォロワーを出せばゾンビが3体も並ぶ。お手軽大量展開が可能。

• ファンファーレ効果に無力

処理順が「ファンファーレ→変身」なのが致命的で、ギガントキマイラや闇喰らいの蝙蝠には一切対抗できない。
これが逆だったなら、「リーダーに特殊能力を付与するファンファーレ」に対抗できる数少ない手段にもなったのでまだ実用的だったかもしれないが……

• ラストワードが使えなくなる

もちろんメリットにもなり得るが、ラスワを駆使するネクロにはマイナス面も多々ある。

• 本体が重い・効果時間が短い

テンポロスは本体効果である程度カバーできるとはいえ、7コスアミュレットはかなり重い。
またカウント2もちょっと割に合わない。

• ゾンビを相手に大量展開される

また、エルフやネメシス相手には絶対に出してはいけない。フェアリーや操り人形がことごとくゾンビになり、1/2/2や0/2/2が盤面を埋め尽くす悪夢のような事態になる。
場に出たゾンビを処理するためのAoEも同時に握っているとよいだろう。

たまーにコントロール系のデッキに採用され地雷的な強さを発揮していたが、本領を発揮したのはROG期の冥界神・ハデス軸のデッキ。粘りさえすれば冥府への道で勝てるプランの分かりやすさと、モノ等疾走フォロワーが多い環境もあってルナシティがぶっ刺さり、その遅延力を大いに見せつけた。残念ながらネクロ自体がそこまで強くなかったので頻繁に見かけるというほどでもなかったが。

このカードの効果は変身したフォロワーは対象外である。*1
よって、相手がアルティメット・クレイゴーレムを進化済みの状態でクレイゴーレムを出してきた時は、相手のリーダー効果が優先されてクレゴが直接5/5に変身して場に残る。
仕様的には当たり前なのだが幾分損した気分になる。
ちなみにゾンビにした後インフェルノドラゴンに変身させられるドラゴンスフィアにも無力。