おんJシャドバ部 - 混濁の魔獅子

屍山喰らえど満たされず
血河飲み干せど潤わず
混濁の魔獅子
コスト:12フォロワー
クラスヴァンパイア
レアリティレジェンド
タイプ-
パックヒーローズ・オブ・シャドウバース
CV-
イラストレーターRyota-H
進化前
攻撃力6体力6
狂乱状態なら、融合できる。
融合 ; カード
これに融合したとき、このコストを-3する。
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守護
ファンファーレ 相手のリーダーと相手のフォロワーすべてに6ダメージ。自分のリーダーを6回復。カードを3枚引く。
進化後
攻撃力8体力8
進化前と同じ能力。(ファンファーレ能力を除く)

フレーバーテキスト

概要

第32弾カードパック「ヒーローズ・オブ・シャドウバース」にて登場したレジェンドのヴァンパイア・フォロワー。劇毒の魔風・パズズのリサージェントカード。

今弾では各クラス一枚のみとなってしまった完全新規カードのヴァンパイア枠。
素のコストは12であるが狂乱状態になると素材縛りなしの融合が解禁され、そのたびにコストが3ずつ下がっていく。
プレイまでに二重の関門があるがそれを済ませてしまえば6/6守護+顔込み6点AoE、6回復、3ドローを0コストで行うことも可能な破格のコストパフォーマンスを持った、新たな狂乱軸のエースカードとして運用できる。

注意点は一度に何枚のカードを融合してもコストダウンは3で固定であること。引くのが遅れるとプレイそのものが厳しくなる。また、0コストで使おうとすると狂乱に入ってから3ターン後までかかってしまうので、最低まで下げることにこだわらず状況に応じて3コス、6コスで使用する判断も重要になってくるだろう。
加えて融合の仕様上、プレイ前に握っている枚数とコストが相手に筒抜けになるのも弱点。場合によっては対策されることもある上、引けていないこともバレてしまうので奇襲性には欠けていると言える。

実装後

実装前の下馬評はそこそこ程度だったが、バーンメンコ回復ドロー守護、そしてコストダウンを備えたこのカードがそんな生易しい活躍に収まるはずもなかった。

新カードのウェポンテイマーの自傷稼ぎ性能が凄まじく、狂乱状態に入るスピード及び安定性が大幅に底上げされたため、このカードの使い勝手も事前予想より大幅に向上。
似たようなスペックの真紅のロンドの存在も凶悪であり、他にもディアボロス・ヘドネシルバースナイプといったイカれたコスパの打点カードと共に現在(HOSア前)の環境を荒らし、怨嗟の声を集めている。

初期環境では【狂乱ヴァンパイア】の強さが程なくして認知され、【機械ネクロマンサー】との二強状態。
4月23日の能力変更前後を境に、必ずしも二強というわけではなくなったものの、HOSア前時点のJCGなどの大会では、依然として【狂乱ヴァンパイア】がデッキの使用数としては最上位レベルとなっている。

アンリミテッドでは

必須レベルとまではいかないものの、環境で採用がちらほら見られる。

元々3ターン狂乱が安定するので早期に融合を開始することが可能。愛絶の姦淫・ヴァーナレクなどの疾走フォロワーと合わせることで、上振れた際の爆発力は間違いなく強化される。手札へ来てしまったフラウロス煉獄のダークナイトの処理ができる点も噛み合いがいい。

AOE+6打点としてはディアボロス・ヘドネが競合となるが、あちら含め狂乱ヴァンパイア全体で対処困難なレーヴァテインドラゴン・ディフェンスモードを進化込みで処理できるのはこちらの強みである。融合の必要こそあるが継戦能力においてもこちらに分があるので、仮想敵に応じて採用を分けると良いだろう。

神撃のバハムートでは

サースティーデモンビースト


シャドバでの獅子の経緯はフレーバーテキストにて地の文で綴られてるが、神バハではイラスト中央部分にさり気なく写ってる道化師の様な風貌の悪魔が、獅子に語りかける形を取っている。それ以外の要素はおおよそ神バハに忠実。
あらゆるものを喰らい尽くしても尚満たされない獣が、やがて悪魔と出会いそれを取り込んで暴走するといったストーリーを、狂乱が条件の融合能力、様々な要件を満たした末の強力なファンファーレによって再現しているのだと思われる。

名前もサースティーデモンビーストであり、悪魔と獣が一心同体のような雰囲気だが、こちらではカード名は混濁の魔獅子となり、そちらと違い悪魔にはセリフもボイスも存在しないため、デーモン要素がオミットされた……


ようにも見えるが、カードをタップした際に表示されるアイコンは、実は獅子ではなく悪魔の方が中心となっているため、魔獅子を名乗っているものの実際はこちらでも悪魔の方が本体なのかもしれない。