「あのリノセウスがスペルになって帰ってきた!」と鳴り物入りでの登場だったが、追加されてしばらくは微妙だった。
1番の理由はなんといってもリーサルの遅さ。
豪リノはバウンスによって1ターンに爆速でプレイ回数を稼ぐことが可能だったが、このカードは使ったらターン終了時に1枚手札に返ってくるだけなので基本的に1ターンに1回しか稼げない。
この圧倒的なカウント稼ぎの差を考慮しないまま条件だけ同じにしてしまった結果、こちらは10ターン以降でようやくリーサルを取れるくらいの絶望的な遅さとなってしまった。
その後
ローズディアーというサーチ札が追加されたものの、それでようやく上振れれば8Tリーサルが可能になった程度で相変わらずおもちゃ止まり。
もちろん特化してこの有様なため、サブプランとしても役に立たない。
おまけにこんだけ出力が低いくせに「守護に弱い」という歴代リノセウス共通の弱点だけはバッチリ引き継いでしまっている。
かつてのブン回れば6キルも可能だった豪リノと比べると雲泥の差で、「⚠リノセウスとは全く似ていません⚠」と憤慨するホモもいたとかいないとか。
どこかに
- 継続的に4プレイすることに意義があって
- 1コスフォロワーを多用して
- あわよくば襲来をサーチする方法を自然に組み込める
そんなデッキがあったらなぁ...
ん?
通るぜ\通るぜ/
AA剪定の咎人・マガチヨ |
(前略) |
進化時 「このバトル中、カードを4枚以上プレイした自分のターン」が4ターン以上なら、自分の八獄・フォロワーすべては+2/+2されて、疾走を持つ。 |
「4プレイを4ターン以上」を条件に、全体疾走付与&バフを行いリーサルを狙う
マガチヨ一派が登場。
プレイ回数を稼ぐ過程で当然1コスフォロワーを多用する上、勝手に手札に戻ってきてくれる豪風はマガチヨ側としても都合がいい。
さらに、リーサル時には1コスである
若芽の組員も疾走させるため、なんとX=5になるまで豪風を育てなくて良くなった。
おまけに
円環の看守を使うおかげで、確定ではないものの豪風をサーチすることが可能に。
こうしてこれ以上ないほど完璧に噛み合ったデッキタイプが現れたことでついに環境に躍り出た。
その後はずっと【マガチヨエルフ】で使われ、特にローテ落ち直前のRAGEではファイナリストの6/8が使うほどにまでなった。
歴代リノセウスと比べるとデッキ名になるほどの派手な活躍はしなかったものの、縁の下の力持ちとして十分に活躍したと言っていいだろう。