第25弾カードパック「
極天竜鳴」にて登場したレジェンドのヴァンパイア・フォロワー。ついに来た
ヴァンピィ2度目の
リメイク。
ファンファーレでアンリミの狂乱やハンドレスを危険な領域に加速させる0コストスペル、
眷属への贈り物を入手する。
狂乱or復讐時には無料進化と
眷属の召喚もついてくる。こちらは元々クラシック期のカードなので単体のカードパワーは低く、進化したヴァンピィとのコンボありきで運用するためのものだろう。
進化後は
フォレストバットが場に出たときに相手顔面に1ダメージ+必殺・疾走付与という、初代ヴァンピィとナーフ前
夜天の吸血鬼を足してドレインを引いたような効果を持つ。眷属の召喚もこれに合わせて使う前提なのだろう。
フルパワーだとこのカード一枚から、贈り物の効果で1点、両トークンを使ってフォレストバット3体が自陣に出て誘発効果3点、フォレストバット3体の疾走打点で3点の4コスト7点ダメージを期待できる。
他のフォレストバットを出す効果にも反応するため、同弾で登場した
クイーンキャッスルなども合わせて運用すると火力を上乗せできるだろう。
攻撃力1の必殺疾走なので盤面処理に回しても勿論強力であり、特に
ヴおじのブラッディネイル使用後は顔を殴っても盤面を殴っても与えられるダメージが同じになる。贈り物で押し付けた蝙蝠を破壊して1ダメージ追加になる点も含め、多くの面で相性がいい。
ヴおじがハンドレス以外誰と組んでも強い説
欠点を挙げるとすれば、ゲーム序盤の狂乱に入るまでの貢献はいまいちというところ。序盤は1コス1自傷を目指していきたいが、このカードは2コスト1自傷、場合によってはダメージレースを不利にさせてしまう恐れもあるカードの使用を伴う。
3ターン目に
夜天の吸血鬼を出したうえで贈り物を使えると贈り物が実質2自傷になるので、両方手札にある場合なら2ターン目に置いてもよいだろうか。
また、狂乱デッキでは狂乱達成後に回復して自傷のデメリットを取り返したいタイミングに、コスト的に出番が回ってきがちなこともある。
火力の高いアグロなどのデッキ相手だと盤面処理をしても押し切られる可能性が生まれやすくなる。クイーンキャッスルなどでフォローできると理想的だ。
同じく狂乱軸の中コスト帯で、火力と処理力は劣るが回復ができて処理が余ったら盤面圧も高い
悪魔の令嬢とは、どちらも2コストで使ったときのパワーの微妙さも含めて役割が近い。
少し前までの狂乱
7コスレジェ三兄弟のように、同じようなコスト帯で同じくらい強い動きが複数あると、複数種を採用して安定感や対応幅を高めることもできる。良い互換関係になるだろう。
弟の
高貴なる闇夜・ヴァイトとの相性は、同ターンに同時に使った動きは別段強くはないものの、クイーンキャッスルの設置など含めてヴァンピィが活躍する下準備をしっかりこなしてくれるので順番に出していくと噛み合ってくれる。
また、狂乱軸以外でも採用が見られる。
まず、ハンドレス(宴楽)ヴァンパイア。
狂乱、復讐にならない前提であれば贈り物はほぼどんな場面でも0コストで切れるスペルなので実質手札が増えず、
ルームサービスデビルを筆頭に相手盤面に依存するカードがいくつかあるため、その当て先を強引に作ることができる。
次に
モノヴァンパイア。
モノと復讐条件を共有しており、とても相性がいい。
ヴァンピィ進化召喚贈り物モノ
リカバリー×2で8コス22点を叩き出せるのに加え、
序盤に眷属の贈り物を拾っておくだけでも0コス4点として抱えられる最高のパートナーとなっている。
RGW時点で環境入りしているローテーションのヴァンパイアデッキ全てに3積みされるパワーカードとなっている。