アニメ・原作で登場したカードがカードゲームとしてのバランスを考慮してナーフされるのはよくあることなのだが、このカードに関しては元のカードとは似ても似つかない上にクソザコという救いようのないことになってしまった。

まず、特殊召喚が不可能になっている。原作・アニメでは不死鳥と呼ばれるほど墓地から特殊召喚されていたにもかかわらず、なぜか特殊召喚できなくなってしまった。
3体のモンスターを生贄に召喚しなければならない点は変わっていないが、原作の生贄の攻撃力の合計をそのまま得られる能力が完全になくなっており、後述のライフコストを払う能力を使わなければ攻撃力は0になってしまう。
そして、特殊召喚時にライフを1にしてその分攻撃力を上げる*2効果が、ライフを1でなく100にするようになり、発動タイミングが特殊召喚時から通常召喚時に変更された。ライフを払う量が変化するのは他のライフを消費して発動するカードなどとの兼ね合いで仕方ないともいえるが、攻撃力を得る手段がこれしかなくなっているため、後述の除去効果が使えなくなってしまう。
1000ライフポイントを払って相手モンスターを破壊する効果も、あらゆる耐性を無視していた原作からは弱体化され、原作では破壊していたオベリスクの巨神兵を破壊できなくなった。そもそもOCG版のラーはライフを100になるまで払わなければ攻撃力が得られず、モンスター3体を生贄にしてまで出してできることが、攻撃力0のモンスターと除去効果か、何の耐性もないデカブツかという2択を迫られてしまう。
その他にも神の耐性や、場のモンスターを生け贄に捧げてステータスを吸収する効果など完全に無くなった効果も多数存在する。

それから5年ものの時を経て続々と専用サポートや別バージョンのラーが登場。特に別バージョンの方は原作効果を意識したカードとなっており、専用デッキを組むと原作さながらの不死鳥・ラーを見せつけることができる。ラーの要介護竜

弱体化されるような理由としては一応、「光の創造神 ホルアクティ」というカードがあげられる。これは神のカード3種類*3を使用してのみ召喚できるのだが場に出ただけで特殊勝利できるトンデモカードなので、簡単に召喚できないようにこうなった…のか？よりによって不死鳥扱いされたラーでそんなことするなそもそもホルアクティ自体が世界に10000枚しかない抽選限定のカードなのでデッキを組むこと自体が非現実的だし
オベリスクの巨神兵やオシリスの天空竜は特殊召喚が可能？知らん、そんなことは俺の管轄外だ。