第11弾カードパック「次元歪曲」で登場したゴールドのロイヤル・フォロワー。

イノセントプリンセス・プリムとかいう誰が覚えてんだかわかんないレズメイドを従えたお姫様の相互互換。指揮官なのも同じ。
お姫様の方はメイドを連れて来るが、このオッサンが連れてくるのはお尻がエッチな暗殺者……を連れてくる0コスナンパ術。進化時効果なので実質的にEPを消費し切ってると単なるバニラになる一方で、騎士王・アーサーの展開効果にも対応しているのでデッキから駆除しようと思えば楽か。
ナンパしてきたアサシンで誰を隠すかというのにも悩みそうだが、最もベターなのはこのカードを隠して、旅ガエルのようにする方法だろうか。
他にも先陣やマーズなどといったシステムフォロワーや、予め指揮官を隠してスカイフォートレスや炎獅子の大将軍のバフを掛けるのも強力である。

とにかく旅ガエルが進化時にリリエル効果の上位を持つようなもので、現状での採用率は非常に高く、ロイヤルの序盤の攻撃能力を支えている。
アイテールや大将軍と共に、やや落ち目気味だったロイヤルの救世主と言えよう。
進化時に0コススペルを加えるという回りくどい効果になっているが、これは潜伏状態のフォロワーが戦闘や【効果】でダメージを与えると潜伏が剥がれるという仕様によるものである。(例えば、潜伏しているリリエルが進化した場合攻撃しなくても潜伏が剥がれてしまう。)
あと、他のギルドマスターも全員トークンスペルを生成する能力を持っているので、統一させる意図もあると思われる。

このキャラクターは珍しく神バハ出身ではなく、シャドウバースストーリーギルド争乱編に登場するオリジナルキャラクターである。
エリカが協力している暗殺者集団無暁の首魁であり、粛清の管理者ネルヴァの傀儡と化したブレイドライツ騎士団の討伐を目指している。
また、カードの登場時点で声優さんが既に故人となっていたのでボイスは事前に収録していたものと思われる。とてもいい声。

ストーリーでは、国から追われた暗殺者という過去を持つエリカを戦死した娘に重ね、イズニア国の真実を伝える。

そうした最中、ブレイドライツ騎士団が無暁への攻撃を開始。エリカに部下の救援を任せ、自身はブレイドライツを実質的に牛耳っていた……そして先にニコラ・アデルを打ち倒したメイシアとの戦闘を｢真実の剣｣を携え、開始した。

CVを担当した石塚運昇氏は、リオード実装の約半年前の2018年8月に67歳で死去されている。食道がんだった。
ギルド争乱編がリリースされたのは同年3月なので、このリオードは数々の作品を彩ってきた名優・石塚さんのキャリア最終盤の一役だったということになる。