おんJシャドバ部 - 血の饗宴・ヴァルプルギスナハト

なんだ貴様は!?
血の饗宴・ヴァルプルギスナハト
コスト:2フォロワー
クラスヴァンパイア
レアリティレジェンド
タイプ-
パックリサージェント・レジェンズ
CV小清水亜美
イラストレーター吉田明彦(CyDesignation)
進化前
攻撃力1体力4
守護
交戦時 自分のデッキが20枚以下なら、必殺を持つ。
ファンファーレ 自分のデッキをランダムに2枚消滅させる。自分の手札1枚を消滅させて、それと同名のカード1枚をデッキに加える。カードを1枚引く。
進化後
攻撃力3体力6
守護
交戦時 自分のデッキが20枚以下なら、必殺を持つ。
進化時 このバトル中、自分のリーダーは「自分のターン開始時、自分のデッキをランダムに2枚消滅させる。その後、自分のデッキが10枚以下なら、相手のリーダーに3ダメージ」を持つ。リーダーはこの能力を重複して持たない。

フレーバーテキスト

概要

第31弾カードパック「リサージェント・レジェンズ」のアディショナルカードにて登場したレジェンドのヴァンパイア・フォロワー。ヴァルプルギスナハトリサージェントカード

2/1/4守護のどこかで見た優秀なスタッツと、同弾のU10関連カードが持っている2枚消滅・1枚戻し・1ドローを持つフォロワー。
デッキが20枚以下なら交戦時に必殺を持つ。
更に進化時効果で「毎ターン2枚消滅」と「デッキが10枚以下なら3点バーン」をリーダー付与する。

同弾のU10関連カードの中には3コスト以上のカードも多く、使いやすいコストのフォロワーが増えたのは嬉しいところ。
大型の処理が苦手なU10にとって必殺持ちもありがたい。

欠点としては貴重なEPを切らなければ1面処理もままならない点。後攻ならまだしも、先行は酷虐の悪魔・ミルナードに進化を切りたい場面もあるのでこれがかなり重い。
また消滅速度がやや遅い場合、進化ターンに20枚以下にできないことも。更に確定サーチもできないので気合で引く必要がある。

これだと「欠点多すぎん?」と思われそうだが、その欠点を補って余りあるリーダー付与が非常に優秀。
デッキを毎ターン開始時に2枚消滅させるのは一見大したことの無いように見えるが、従来2〜3コスト払っていた消滅1回分を0コスで出来るといえば強さが伝わるだろうか。
デッキを減らす速度が上がったため罪業の乙女・ブラーのチョイスを起動しやすくなったり、バフされたミルナードを集めやすくなったりとU10が大幅強化された。

一方で注意すべきこととしてデッキ10枚以下でも消滅は止まらない。これはバフされたミルナードを自動で集めてくれるメリットであると同時に、ライブラリーアウトの危険性が上がっている。
U10を回していれば8ターン目にはライブラリーアウト寸前になるので山札の枚数には気を配ろう。山札が3枚以上無いと次のターン開始時に死神を引くことになる。
また自動で消滅する関係上、ミルナードが開始時にいきなり手札に加わることがある。消えないよう盤面や手札のスペースをしっかり確保しておきたい。

3点バーンに関して

デッキ残り10枚から、相手の顔に毎ターン3点飛ぶようになる。消滅させてからバーンなので、デッキ12枚からターン開始でも発動する。
リーサル補助としてはミルナード2枚+進化で決めきれない微妙なラインではあるが、従来では致命傷だった顔バリアを剥がせる点が優秀。
打点不足の件も、ミルナード2枚+進化で足りない1点を祝祭の饗宴で補う構築が広まっている。これにより最速7ターン目5PPでリーサルが可能。余ったPPで真相究明を使えば守護も無視できる。

総括

U10ヴァンプの速度・安定感を高めた有能。
デッキ消滅、ミルナード集め、リーサル補助とあらゆる面で出力が上がる。
勿論上記に上げた欠点は無視できるものではなく、また盤面処理が不安定という大きな課題は残るものの、アディ前のU10と異なりネタデッキと一蹴できない速度と安定感を得ることになった。

余談

本記事にもカラー太字で書かれているが、攻撃ボイスがかなり特徴的。進化前提のため使用者は聞く機会が多く、「人の夜はもう終わりだ!」という勇ましい台詞、「お前達の全てが憎い」という怒りに震えたボイスからの、予想外の対面や登場に驚愕したような小物臭い台詞のため印象に残りやすい。
一応驚きでないならば、憎むべき人間に逆襲を果たした後、人間自らに己の存在の自覚を促している台詞(要するに「ほら『私は豚、虫けらでございます』と言うんだ!」)等に無理矢理解釈できなくもない。でもやっぱり抑揚は驚愕にしか聞こえない。