第18弾カードパック「
レヴィールの旋風」の
アディショナルカードにて登場したゴールドのヴァンパイア・アミュレット。
4コストとやや重めだが、3ターンの間
復讐と
狂乱と
渇望になれるという、
小学生が考えたようなヤケクソじみた効果を持ったアミュレット。
清浄の領域のように、EPが相手より多ければ実質2コストとなる。
コントロールヴァンプなど複数の軸を搭載するデッキで使ったり、別の軸のカードを出張させたりと、幅広い使い道が見込める。
ブラッドムーンと同じように使うなど、使い方を1つに絞る運用も有り得る。
実装直後こそあまり振るわなかったが、その後ETAでテンポロスを補える
煉獄のダークナイトや、
自由を駆ける漢・スカル・
ゼノ・ディアボロスなど1枚で複数の状態を参照するカードが登場。専用デッキを組む価値は出てきたと言える。
DOC期では狂乱軸が再フィーチャーされ、狂乱状態であれば強いカードも増えたため活躍できるかと思われたが
最速4Tには狂乱に入ることができるという圧倒的速さで自傷できたため、最も重く踏み倒したいはずの狂乱を踏み倒す必要がなくなってしまった。
加えて「狂乱」は「復讐」「渇望」と違い、1度入ってしまえばゲーム中途切れることはないことも、このカードにとっては辛いところである。
また
終幕の吸血鬼・ユリアスのトークンカード
ナイトメアタイムは毎ターンドロー時に追加で1枚引くという事実上の渇望要件の踏み倒しを行えるようになり、渇望にも陰りがさしてしまった。
このカードを使うのならばぜひ「復讐」の踏み倒しを意識したい。
ライフが11以上でも復讐に入ることができる点や効果が複数ターンに持続すること、SOR・ETA期ローテにおいては最小コストであることは大きな評価点。
ただしこのカードに依存する場合はサーチカードが存在しないので、このカードを引き入れるドローソースを積むか、類似効果をもつ
紅魔の淑女・ロゼロッティや
スカーレットヴァンパイアも検討するといいだろう。
現状アンリミでは活躍の話を聞かないが、
オールスター2Pickでは
ダムネーションポータルを簡単に起動できるカードとしてそこそこの需要がある。
現代でも通用するポテンシャルを秘めているカードと言えよう。