パキケファロサウルスとは日本語で厚い頭を持つトカゲの名を持つ現在の北アメリカ大陸に住んでいた、堅頭竜類最大の恐竜。全長は4m〜8m。特徴的な頭は厚さ最大30cm程にも緻密骨のドームのようになっており、鼻上と後頭部にも突起がついている。
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この頭の構造から、現在の角を持つ草食哺乳類に見られるように群れのカースト決めや敵に対する撃退に頭突きが用いられた、と考えられている。この際、真っ直ぐ頭同士をぶつけている想像画が二昔ほど前によく描かれていたが、それをしてしまうとその際首の骨がぶっ壊れてしまうということで、相手の脇腹にしていたのではないかとか、首の筋肉が発達していたからセーフだとか、様々な説が今なお提唱されている。
幼少期は頭骨に衝撃を吸収するような仕組みがあるものの成体になるとそれが失われており、一見すると幼体のみ頭突きが出来るように見える。しかしパキケファロサウルスの見つかる頭骨は欠けていることが少ないため成体になっている個体はそんなものが必要ないほど頭骨が固かったのかもしれないとも受け取れる。まだまだ不明なところの多い恐竜である。
後ろ足は細長く素早く動けたであろうとされている。素早く動き硬い頭骨で突っ込まれたら一溜りも無いだろう。
そのビジュアルは子供時代はハゲっぽく見えてイマイチに見えたものの大人になってくにつれて気に入った人も多いのでは?
……余談だが、シャドバのパキケファロサウルスはどう見ても肉食恐竜
*2だったり顔中トゲまみれだったりと少々……かなり……?アバンギャルドな見た目になっている。実にロックである。