おんJシャドバ部 - 禁約の黒魔術師

因果とは真理等式
禁約の黒魔術師
コスト:8フォロワー
クラスウィッチ
レアリティレジェンド
タイプ-
パックUCL
CV小山剛志
イラストレーター塚本陽子
進化前
攻撃力2体力2
結晶 1;土の印
このアミュレットが場にある限り、自分のリーダーへの5以上のダメージは4になる。
自分のターン終了時、カードを1枚引く。
自分のターン開始時、自分のリーダーを1回復。土の秘術 を1回行う。
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ファンファーレ +X/+Xする。Xは「このバトル中に消費した自分のスタック の数」である。相手のリーダーか相手のフォロワー1体に「このフォロワーの攻撃力」と同じダメージ。
進化後
攻撃力4体力4

2021/9/27

フレーバーテキスト

概要(〜2021/9/27)

第15弾カードパック「アルティメットコロシアム」のアディショナルカードにて登場したレジェンドのウィッチ・フォロワー。

UCLリリース時点で新規が1枚も貰えなかった土の秘術軸にようやく実装された新規レジェンド。

新カードの少なさを補うかのようにたくさんの効果がてんこ盛りに積まれているが、まず目を引くのは本体効果の「破壊した土の印の数だけダメージ」という効果だろう。【秘術ウィッチ】では1試合に2桁の印を割ることも珍しくなく、8ターン目には十分なフィニッシュ力のあるバーンがぶっぱなせる。

なお、ダメージ効果で飛ばすダメージの値は、土の破壊数ではなく、それによって上がった自身の攻撃力を参照する。そのため、実質的なダメージ数は(呪いの言霊・ジンジャーなどで数値を変動させていなければ)「土の破壊数+2」となる。勘違いしやすいので、計算ミスでリーサルを逃さないようにしよう。

その特性が酷似してるのとコストも同じということで、発表早々土喰らいの蝙蝠とあだ名されていた。

コスト1の結晶としては、ターン終了時のドロー効果と、神の盾・ブローディアを思わせるリーダーへのダメージ上限効果が働く。このダメージカット目当てで式神ウィッチや自然ウィッチにも採用されることもある。自然ウィッチの場合、インパルスアルケミストゲイルエレメンタラーで再利用することも可能。
ただしメリットだけではなく、ターン開始時にこのカードの土の秘術が発動し、場の土を容赦なく壊していく。盤面の一番左にこいつがある時は自分が壊れる。自壊した場合は回復効果がないので注意。魔女の大釜を割れば2コス3枚ドロー(手札消費2枚)と悪くないドロソとなるが、ローテ落ちして運命の導きカオスウィザードが使えるアンリミでは使われることは少ない。

結晶効果の使用感

  1. 土の秘術で継続する虚数物体+天なる大河+ペガサスの結晶像のようなアミュレットとして
  2. カウントダウン1、1ドロー、ダメージ上限のアミュレットとして
  3. 単純に土の印として

と、状況を選ぶものの上記3つの用途が考えられる。
つよいところ
  • 1コスト土の印であること
  • 序盤に引いても腐らない
  • 余った土の印を1ドローに変換してくれる
  • ドローエンジンになり、デッキ圧縮に役立つ
  • 場に残ると困る状況なら自身が土の印なので能動的に消費できる
  • ウィッチでは貴重なダメージ上限バリア
よわいところ
  • 場の土の印の有無によって使用感が変わるのでプレイするのにちょっと頭使う
  • 結晶がゴm……ファウストと一緒に使いにくい()*1
  • 手札の回転率が悪いデッキだと魔女の大釜などを消化してドローが過剰になる可能性がある
  • 勝手に土を消費するので滅拳の魔女・マギサなど大量消費する土の秘術を使うときにタイミング間違えると損する
  • 背徳の狂獣などの細かいバーンにはダメージカットが意味を成さない

活躍

UCLのアディショナルカードとして登場。出た当初は土喰らいの蝙蝠なんて呼ばれていた。このカード1枚で秘術ウィッチは復権…とまではいかず、このカード自体は強かったものの、当時環境に跋扈していた式神ウィッチ、妖怪ネクロ、進化ロイヤルの盤面を返すことができず、非常に苦しかった。しかし自然ウィッチの遅延策として積まれるなど、まずまずの働きをしている。

WUPで引き続き秘術が強化された。強力なAOEを持つ境界の魔道士、最大2コスト4ドローできる大地の魔女、0コストの土グラウンドサークル、2コスト3点土エーテルゴーレムが追加された。実装当初は機械エルフが環境を牛耳っており、その機械エルフにアグロで勝てるということで秘術ウィッチは比較的良い評価をもらっていた。
しかし、当時の秘術は進化権を使わず1枚で大量に土の印を割るカードが滅拳の魔女・マギサしかいなかったので、土事故が頻繁に起こるなど安定感はなかった。
機械エルフがナーフされてからは機械ヴァンパイア、自然ドラゴン、機械ビショップ、AFネメシスの盤面形成能力、処理能力、バーン能力、回復力全てで劣っており、禁約が活躍することはなく、アディショナルで機械ヴァンパイアに背徳の狂獣が追加され、禁約結晶を貫通してくるヴァンパイアには敵うはずもなかった。

時はFOH期、前弾に引き続き秘術の超強化が行われた。男になって帰ってきたルーキーアルケミストこと形成の魔術師、1/2/2のリソース確保猫の奇術師、土の秘術2で2ドロー4ダメのエクステンドマジック、土を緊急召喚に変換する魔導の君臨者、チラ見せで0土・強力な秘術効果を持つアダマンタイトゴーレムなど進化権を使わずに土の秘術を使えるフォロワーが増えた。また土の秘術と相性の良いでたらめな接合が追加され、体力最大値を減少できる猫耳の魔法使い・キャル《愚者》・リンクルと力を合わせて環境を荒らすことができた。やったね。
しかしアディショナルで強化された式神ウィッチ、背徳バアルヴァンプなど、秘術ウィッチが苦手とするデッキが増え、相対的に禁約が活躍する機会も少なくなった。悲しいね。

SORでは秘術の強化も少なく、他カードのパワー不足も相まって、このカードを見る機会も少なくなってしまった。

ETA期では、結晶効果のダメカがコントロールデッキと相性が良いため、現状リンクルキャルウィッチやコントロールウィッチなどの秘術以外のデッキに入ることも多い。

総じて、【秘術ウィッチ】を牽引しただけでなく、ウィッチ全体を陰ながら支えた、優秀なカードであったと言える。

能力修正


スタックの実装に伴い能力が微修正された。
結晶の処理が回復→秘術となり、本体のバフがスタックを参照するようになった。
今までなら、禁約の前に何らかの土の印を挟まないと回復が行えなかったが、今回からは無条件で回復ができるように。