おんJシャドバ部 - 教皇の祭器
教皇の祭器
コスト:1アミュレット
クラスビショップ
レアリティシルバー
タイプ-
パック極天竜鳴
CV-
イラストレーターAOGIRI
カウントダウン 2
ファンファーレ 自分の他のアミュレット1つのカウントダウン を1進める。
ラストワード カードを1枚引く。

フレーバーテキスト

概要

第25弾カードパック「極天竜鳴」にて登場したシルバーのビショップ・アミュレット。
気高き教理リメイク的カード。イラストはそちらで教皇が身に着けていた帽子と杖である。フレテキによるとどうやら持っていた本=教理が本体だったようだ。

手札を減らさずに1コスでカウント加速をする細やかなカード。もちろんアミュレット破壊数も稼げるのがいい所。
しかしカウント2が重すぎで、盤面を圧迫しすぎる。双刃のフェザーフォルクのような全体加速がたくさんあればまだいいものの、ローテには他に高位プリーストくらいしか存在しない。神愛の一撃は入れ替わりで落ちた。
よってカウントビショ超強化とは言えなかったのである。残念。

余談

教皇とはローマ=カトリックの首長にして宗教指導者。枢機卿団の選挙であるコンクラーベで選出される。中世のヨーロッパでは絶大な権威を持ち、世俗君主(王や貴族)に対して宗教的な面での影響力を持ち続けた。*1当時地方教会は独自に所領を持っており、そこから税を取る人に誰を任命するかは教皇に任命権があったのである。
「ペテロの墓の上に建てた教会でキリストの代理人として在る者」というのが教皇権の(ざっくりとした)論拠ではある。

そうした絶大な教皇権に基づく、教皇中心主義のカトリックに嫌気がさしたと言うべきか、それに背いたのがプロテスタントやイギリス国教会である。

シャルルマーニュの戴冠も、ナポレオンの戴冠もそうではあるが、教皇から皇帝としての承認を受けることは「ローマ帝国」の復活を意味した。では東ローマ帝国ことビザンツ帝国はなんなのだ、というと、彼らは「ギリシャ正教会(東方正教)」というまた別のキリスト教から承認を受けている。彼らの宗教指導者に当たるのは「全地総主教」であり、元々5人存在した*2「五大総主教」の中でも「コンスタンティノープル総主教」がそれにあたる。*3

イラストに描かれているのは教皇冠と司教杖だろう。ローマ=カトリック教皇の司教杖にとりわけ特徴があった訳では無いが、教皇冠は「三重冠」とも言われ、教皇権の象徴とされた。